|
産経、安倍おろしに加担か
自民党大敗と安倍首相続投表明を受けて、自民党内部でも安倍首相への批判が強まっていると今日の産経新聞は書いている。
しかし、よく読むと、それは反主流派、反安倍派の言い分と動きを伝えているだけで、安倍首派の取材はしていない。
極めてバランスを欠く党内派閥抗争の一面的報道で従来の産経らしくない。
最近このような記事が多くなってきた。
コラム「正論」でも産経のスタンスとは正反対の論者の論文を掲載してみたり、中庸を装うためなのか、朝日、毎日には決してみられない紙面作りだ。
最近、広告収入の激減で変節したのではないかとも言われる。
自民党が大敗した理由はマスコミに年金問題を扇動されて愚衆という名の山が動いたというだけでなく、「自民党をぶっこわす」と言った小泉前首相と、その基本路線を受け継いだ安倍首相が、古い自民党を潰そうとしたことにもよるのではないか。
中央も地方も集票マシーンが十分に機能しなかったことが敗因の一つとして上げられる。
大樹の会(特定郵便局)も建設業界も医師会も農家も、ある意味裏切られたと思っている。
「今までの自民党が「そこまで行くのはやり過ぎだ」というような漠然たる理由で、単純に先延ばしを重ねてきた防衛庁の省昇格とか、教育基本法改正、国民投票法などを次々に解決していったことは、古い自民党的体質を持つ人々に違和感を与えたことは間違いない。と言って、正しいことをしているので表だって反論もできない。その不満の鬱積もあったのであろう」。(岡崎久彦氏・コラム「正論」8月1日)
古い自民党の落ち武者・小沢一郎の率いる民主党が躍進したことは。ひとえに愚かな「民意」が働いたということだ。
小沢一郎が自民党に手を突っ込み、公明党と連立して政界再編を狙うとしたら、
真性保守派としては願ってもないことだ。
公明党というタンコブを小沢の頬に付けてやり、党内の古い自民党の残党も追い出してすっきりと細身になって出直すことが、新しい国づくりを目指す安倍自民党の取るべき道かもしれない。
産経新聞(2007年8月7日)5面より
首相批判強まる
政権誕生原動力 若手議員からも
参院選敗北を受けた自民党内の混乱は収まりそうもなく、党執行部への突き上げは日増しに強まっている。安倍政権誕生の原動力となった若手議員からも安倍晋三首相への批判や不満が続出。7日の臨時国会開会に合わせて衆参議員が続々と上京してきており、首相批判の声はますます強まる可能性もある。
6日午後、自民党本部で開かれた東北ブロック両院議員会議。選挙後の定例会にすぎないが、会長の加藤紘一元幹事長は「思いをすべて出してほしい」とたきつけた。
これに呼応したのが津島派会長の津島雄二元厚相。
「パフォーマンスが悪かったから負けたのではない。庶民の気持ちをいかに分かるかが今のリーダーに求められているのに、今の政治には思いやりや愛情がない!」と強い口調で首相を批判した。
津島原は自民党第2派閥にもかかわらず、久間章生前防衛相の辞任などにより入閣者はゼロとあって、不満が鬱積しており、石破茂元防衛庁長官を含め反安倍勢力の中心となりつっある。
津島氏の発言を受けて、他の議員から「構造改革により地方は疲弊した」 「農村票が逃げた」 「集票マシンの建設業界がほとんど動かなかった」 「地方は我慢の限界」 「選挙中に中央からエライ入が来すぎて、地力がバカにされた気がした」など厳しい言葉が続出。加藤氏は「首相に生の声を届けることが必要だ」と実名入りの議事録を首相官邸に届けることを決めた。
一方、衆院2回生と、非改選の参院1回生が開いた参院選総括会でも、「参院選はまさに死屍累々。このままでは衆院ものたれ死ぬ可能性もある」 (谷公一衆院議員)など悲鳴が相次いだ。衆院2回生は安倍政権誕生の原動力となっただけに事態は深刻だ。
「首相が従来のスタンスのままなんとなく続投では困る」 (早川忠孝衆院議員)、「きちんと危機対応体制を取れなかった官邸を総取っ換えしないと誰も納得しない」 (葉梨康弘衆院議員)と首相批判も続出。「首相は『安倍をとるか、小沢をとるか』で選挙をやったのだから、潔く辞めるべきだ」 (小泉昭男参院議員)と首相退陣を求める声も飛び出した。
|