反日勢力を斬る

反日を国是とする特定アジア諸国と日本内部に潜む反日勢力を糾弾します。

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「中国の核が世界を制する」(伊藤貫 PHP研究所)を当ブログでご紹介して、日本が中国からの核攻撃の危険に晒されている現状では、自衛のための核抑止力を持たねばならないと主張した。

賛成・反対のいろいろなコメントをいただいたが、外交評論家の加瀬英明氏がさすがにプロらしい手際のよさで本書を紹介している。

特に、最後の「日本は人類唯一の被爆国家として、どの国より核武装する権利を持っていると思う」という結語は、PONKOも以前から抱いていた思いであった。

これには賛否両論があろう。

しかし、国が、国民が生き延びていくためには「パワー・オブ・バランス外交」が必要であることは過去の歴史がはっきりと示している。

日本外交が、歴史から学ぶことをせずに、「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」ことになれば、あなたの子供や孫たちの未来はない。


産経新聞(2006年3月13日付朝刊)より
深刻な脅威に目を向けさせる
加瀬英明(外交評論家)

 このところ厭中感情が高まっている。それでも、日本はいまだに中国の驚異的な経済発展に幻惑されるあまり、中国が日本に突きつけている本当の深刻な脅威に目を向けようとしない。

本書はまさに覚醒の書である。

 著者は中国の国家目標はアジアの最強覇権国となり、漢民族が19世紀初めに支配していた中華勢力圏を復活することであり、そのために核ミサイル戦力の向上をはじめとして軍拡に狂奔していると説いているが、その通りである。そして東シナ海の海底資源や尖閣諸島の領有権をめぐって、日中が軍事衝突することがあっても、アメリカが軍事介入できない状況がすでに生まれていると、警告する。

 著者は日本の在米・知米派の第一人者であり、ワシントンの裏と表に精通しているが、中国が台湾を攻撃する場合、あるいは日本から在日米軍が台湾を救援するために出動しようとする場合に、アメリカ本土に核ミサイルを撃ち込むといって恫喝するか、日本に対して、露骨な核威嚇を加える可能性が高いと断じている。著者ははたしてアメリカが台湾や日本を守るために、アメリカの大都市を犠牲にするだろうか、疑念を呈している。
昨年、中国の将官が外国報道陣の前で、アメリカが台湾紛争に軍事介入すれば、アメリカ本土に対して核先制攻撃を加えると明言している。"アメリカの核の傘″こそ、日本防衛の基礎となってきた。ところが、この"核の傘″がもはや機能しなくなっているというのだ。著者の詳細な分析や提言は、数多くのアメリカ政権幹部や、権威者の見解をもとにしているだけに、強い説得力を持っている。

 著者は日本が核武装をして独自の抑止力を持たなければ、将来、「中華勢力圏の属領となるであろう」という。私もこの見解に賛成する。昭和20年には日本は核兵器を持っていなかったために、核攻撃を誘った。日本は人類唯一の被爆国家として、どの国より核武装する権利を持っていると思う。
   

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あばかれた反日感情

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本書はなぜ中国と韓国の両国が日本に謝罪を求め、反日的な言動を繰り返すのかを解き明かしながら、日本が近代史において、また過去140年間において、アジアに対して、世界に対してなしえた偉大な業績を誇るべきだという。

自虐史観の批判からさらに一歩踏み込んで、過去の日本の戦争は間違いなく侵略戦争であり、当時はそれが正しかったのだと言い切る。

最近読んだ同様なテーマの本の中では、明快な論旨の展開、簡潔でリズミカルな文体という点ではでイチオシである。

それはジャンルが違うが、ヘミングウェイを読む心地よさに通じ、モツアルトのワルツを聴く喜びに似ている言ったらちょっと褒め過ぎか・・・

賢明なる諸兄姉にとっては、ひとつとして新しい情報はないが、バナナの叩き売りの口上を聞いた爽快感がある。(モツアルトが寅さんになってしまった)

もちろん、あまりに単純化した視点だと批判する読者が居るかもしれない。
また、偏見かと思えるほどの女性の悪口もいっぱい書かれている。

たとえば・・・

「武器を持たなければ、何処の国からも攻められないであろうといった考えは、いかにも女子供のそれである」

「女は、自分さえよければの性格があるために、チベットや台湾がどうなっても構わない。日本さえ平穏無事ならそれでよい」

「日本人は戦後から現在に至るまで、日本人を女形にしようとする勢力が存在したことを銘記する必要がある」

「現状では、自己本位的で頭の弱い一部の女性たちが、できもしないお題目だけの福祉の増大や目先の平和で、社会主義者、共産主義者たちに狙い撃ちされている観がある」


土井たか子、福島みずほ、辻本清美、田嶋陽子、猪口邦子その他の女性が頭に浮かぶ。

しかし、一方では櫻井よしこ、金美齢のような素晴らしい女性が居ることも忘れてはならない。

誤解のないように付記すれば、著者は決して女性差別主義者ではなく、女性の特徴である優しさ、戦う事へのためらい、子孫を残そうとする本能が、似非平和主義者に利用されることを危惧しているのである。
女性に限らず、男性の女性的な面にもいえることで、戦後の日本は男も女も争うことを避けて優しくなってしまい、諸外国に舐められてしまったといいたいのだと思う。
東シナ海のガス田開発にしても、中国に恫喝されてずるずると引き下がってしまい、自国独自の開発を一向に始めようとしない腰抜け為政者がいい例である。

あばかれた反日感情
(長田鬼門 中央公論事業出版 2006年1月)

「日本が戦前に東アジアの諸国に対してなした行為は、完全なる侵略である。それは帝国主義的侵略である。日本の歴史教科書においては、日本軍の行為を〈帝国主義的侵略〉と堂々と表現するのが正しい。日本人は、侵略に対して、罪の意識を持つ必要は全くない。堂々とあの戦争は、侵略戦争であったと書くべきである。

帝国主義というものは、侵略を本質とする。軍事力で威嚇するか、戦争で勝利し、他国に踏み人って、叛乱分子を抑え込んで、その国を支配する。総督が派遣されて直接支配するケースもあれば、傀儡政権を樹立して間接的に支配するケースもある。前者の形は、インド、朝鮮などで見られた。後者の形は、満州、東欧諸国などで見られた。いずれも帝国主義が見せる典型的な形である。勘違いしてはならないのは、帝国主義は、人類の長い歴史において決して悪ではなかったということである。それは太古の昔から第二次回界大戦まで、長い間善であったのだ。第二次世界大戦を境に、人類の価値観が180度転換したのである。かつては称えられ賛美され憧れ続けられた行為が、決してしてはいけないことになった。この真実が理解できない限り、近代の世界史については、真理を得ることはできない。


 この本は、もともと予定に入っていなかった。一年前には頭に浮かんだことのない本である。しかし中国、韓国のレベルの低い執拗な嫌がらせとそれに対する日本の政治家及びマスコミ、学者たちの余りに程度の低い対応に呆れ果てて、本書を書くことにした。

彼らは中国人や韓国人に体よく騙されている。歴史問題にしろ、閣僚の靖国神社参拝問題にしろ、彼らでは、到底対処不可能であることがはっきりした。中国人にしろ、韓国人にしろ、日本人が譲歩すればすれほど、つけ上がる。そして日本に対する非難をエスカレートさせていく。切りがない。


 本書は現在の共産主義政権が存続する限り、中国で発刊されることはない。中国の現政権は、この書を受け人れるには、疚(やま)し過ぎる。現在の中国政府は、この書に耐えられない。やましくうしろめたい政権は、あらゆる手段を講じて、自己の保全を図る。
政府および日本国民は、現在の中国共産党政権が永続的なものと考えないことである、いずれ打倒されることになる、人民を搾取する不当な政権と考え、それと距離を置いて接することである。そして中国人民の政治的な自由の回復のために何ができるかを真剣に考えることである。また侵略に遭っている中国の周辺民族の領土回復のために何ができるかを真剣に考えるべきである。そのために世界に働きかけ、世界を動かすべきだ。目元の経済的な利益のために、現中国共産党政権を温存し、それに少しでも協力することは、中国人民全体の利益及び虐げられている周辺民族の利益に反する。彼らに永く恨まれることになるのである。

 繰り返すが、、中国や韓国といくら友好的に付き合おうとしても無駄である。日本人の友好的でありたいという努力は、すべて見事に水泡に帰す。劣等感が背後にある。
才能に対する嫉妬心が背後にあるために、すべての努力が水泡に帰するのである。そこでは嫌がらせしか生じない。尊敬されるべきところが、嫌がらせに遭うのである。日本人は、この現実をわきまえて、以後は行動する必要がある。


「本書によって、日本の近代の歴史問題は、完全に解決した。今後は、中国共産党政権のあからさまな周辺諸国への侵略と併合及び人権弾圧に焦点が移る。世界中が協力しなければ、軍事力を掌握し、それにものを言わせる独裁政権を崩壊せしめることは不可能である。侵略問題、人権弾圧問題の根本的な解決には、中国に対する経済封鎖が必要である。世界の首脳の決断が待たれる。中国人民が主権を回復し、中国の周辺諸国が真の独立を果たし、各民族が民族の誇りを取り戻す日が来ることを祈る・・・」

目次

第1章 奇跡の民族
第2章 ファイブドラゴン
第3章 帝国主義
第4章 遅れてきた帝国主義者
第5章 ヒステリー
第6章 非武装中立

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本書も前回ご紹介した「中国は日本を併合する」(平松茂雄著)に続いて、なんともショッキングなタイトルである。

著者は次の7つの疑問に答えるのが本書の目的だという。

1.2020年代に世界最大の経済国・軍事国になる可能性のある中国は、近隣アジア諸国に対しどのよ うな外交政策・軍事政策を取るのか。

2.日本の「親中派」は東アジア共同体が日中の平和共存に貢献するといっているが、欧米の国際政 治学者と外交史家は賛成しているだろうか。

3.戦後の日本の外交政策(軍事力行使の否定)は正しかったのか?

4.アメリカの核の傘は本当に有効か?

5.アメリカ政府は高額な米国製MDシステムの購入を命令してきたが、本当に有効なのか?なぜ高額なMDの購入を命令するのか?

6.クリントン政権時代からの米民主党と中国スパイ機関との癒着は日本の安全保障にどういう意味 を持つか。

7.日本人の安全保障をアメリカの選挙(政治的な人気取りゲーム)で勝者になった政治家に任せてお いていいのか?

「親米保守」でもなく「反米左翼」「反米リベラル」でもない著者は「日本の核武装」という、戦後の日本社会でタブーになってきた問題を真正面から議論する。

中国の軍事力を背景にした覇権主義が日本にとって世界の民主主義国にとって、まさしく脅威である。

日本は日米同盟を維持しつつ、必要最小限の自主的な核抑止力を整備することが必要だというのが著者の提言である。

著者は米国在住の国際政治・金融アナリスト。

今回は目次のみをご紹介し、サワリの部分は後ほどご紹介する。
この目次に目を通しただけでも著者の言わんとすることは明らかである。
中国の台頭に不安を覚え、日本として何をなすべきかを考えたい諸兄姉は是非ともお買い求めの上、ご一読されることをお勧めする。



中国の「核」が世界を制す
(伊藤 貫 PHP研究所 2006年3月)

第1章 日本の対中外交の座標軸

第1節 外交政策の二つのパラダイム
    
  「理想主義義的」なウィルソニアン・パラダイム
  「現実主義的」なリアリスト・パラダイム

第2節 イギリス・アメリカ・中国のリアリスト外交

   バランス・オブ・パワーで築いた大英帝国
   大英帝国の軍事運営コストは列強より低い
   覇権国の出現を許さないアメリカ 
   アメリカ外交の現実と公式声明のギャッブ 
   過去230年、リアリスト外交を貫く
   「リアリスト外交」の本質とは
   中国外交の伝統的手法はリアリズムそのもの
   表向きは「王道」、実際は「覇道」
   東アジアの現実に目をつむる日本

第3節 米中露に包囲される「三覇構造」

   バランス・オブ・パワーを無視した昭和初期の指導者
   戦後左翼の「現実逃避の平和外交論」
   親米保守派の「従属主義」
   バランス・オプ・パワー政策から逃げている日本

第4節 ウィルソニアン外交で中国とつきあえるか

   ウィルソニアン外交の三つの特徴
   政治道徳が欠如している中国
   中国が民主化・自由化できない二つの理由
   「収容所列島」システムは現在進行中

第2章 世界一の覇権国を目指す中国

第1節 野心を隠す「平和的台頭」戦略
 
   1200年間、世界一の経済大国という「民族の記憶」
   米国の外交原則の発動を避けるための試み
   「平和的台頭」戦略で実現を目指す外交目標躇
   中国のプロパガンダは大成功
   「経済発展にしか関心がない国」にあらず

第2節 米国をアジアから駆逐するチャンスを待つ

   2020年代に中国は世界一の経済大国になる
   "貧しい農民″は成長ポテンシャルの要素 
   2020〜2030年頃、未申はもっとも危険な状態に
   中国よりアメリカの覇権主義のほうが「マシ」
   米中石油戦争の準備を始めた中国
   中国国有石油企業3社は44ヵ国で採掘権獲得
   「石油へのアクセス」のためなら何でもする中国

第3節 伝統的な「華夷秩序」の復活

   領土拡張工作は着々と進行
   中国の東南アジア勢力拡大工作に日本の補助金が
   韓国における反日・反米工作も大成功

第4節 日本は中国の衛星国になる

   「中国を侵略した生意気な小日本」
   米国覇権の衰退は不可避のトレンド
   日本には核を持たせず米中共同支配を
   キッシンジャーとブレジンスキー
   依存心が過剰な親木保守派 
   「日米同盟堅持」だけで大丈夫なのか?
   共和党の「親日派」の本音
   「自主的な核抑止力の構築」か「中華帝国の属領」か 
   核を持たずに集団的自衛権を行使できるか 
   日本に必要な最小限の自衛能カとは 

第5節 歴史の教訓から学ぶ

   ビスマルクの「平和的台頭」戦略との類似性
   ドイツの国家戦略を支えた「200年の屈辱」
   ヨーロッパのバランス・オブ・パワーを破壊したドイツ
   イギリス外交が失敗した5つの理由
   「中国の台頭」の処理に失敗すればコストは膨大に

第3章 中岡の軍事戦略と日本の防衛

第1節 軍備増強は国家目標達成の手段

   必要十分な核抑止カを持つ中国
   中国軍事略の4つの目標
   「強力な軍隊こそ国家安定の基礎」
   国家戦略の「16字政策」
   75年がかりでアメリカ駆逐を目論む
   陸軍を縮小し「情報化戦争」の実力をアップ

第2節 日本を凌ぐ中国の軍事予算
 
   中国の本当の軍事予算はわからない
   公式軍事予算に入っていない8つの項目
   真の軍事予算は日本の2倍以上

第3節 中国の核戦略
 
   「核兵器は自国の独立を保障する不可欠の手段」
   中国が核兵器を開発した4つの理由
   「たとえ100年かかっても、ズボンをはかなくても」
   サッチャー女史が説く核兵器有効論
   移動式核ミサイルで報復能力を獲得
   数千基の核ミサイルを保有している可能性
   核弾頭設計技術を盗まれたアメリカの沈黙
   事態の深刻さに気づかない日本の国防関係者
   クリントン政権の上層部は「親中嫌日」
   中国の軍拡政策に協力的だったクリントン政権
   日米同盟の役割は「日本に国防能力を持たせないこと」

第4節 ミサイル防衛システムで日本を守れるか

   アメリカにとって一石二鳥の対日政策
   日本のMD購入に抗議しながら対抗兵器を開発する中国
   人民解放軍が宇宙兵器の開発に必死になる理由
   高価なMDシステムを無効化できる安価な巡航核ミサイル
   「MDは政治的な計算に満ちた兵器システム」
   「核の傘」やMDでは日本を守れない
   日本の安全保障より覇権利益を優先するアメリカ

第5節 日本も自主的な核抑止力を

   国際社会で真の発言権を持つのは核保有国のみ
   日本が核抑止力を保有すべき5つのロジック
   日本の核戦略をパブリックな場で議論すべき
   核抑止力構築には15年かかる

第4章 台湾防衛と日本の安全保障

第1節 中国の台湾政策

  「民族屈辱のシンボル」をなくしたい
   アメリカの中国包囲網を突破するための戦略的拠点
  「台湾回復」を急がない中国政府の胸算用
   平和的統一を拒否するなら軍事力を行使

第2節 アメリカは台湾を守るか

  「軍事介入するのは、リスクが大きすぎる」
   核恫喝でアメリカの厭戦感情強化を画策する中国
   大量の人民の犠牲を厭わぬ独裁国の軍隊
   核抑止力を持たない日本は中国に対抗できない
   依存関係は人間を堕落させる 

第3節 中国共産党と米民主党の癒着

   アメリカの中枢に深く食い込む中国スパイ組織
   クリントンヘの贈賄
   スパイのジョン・ホアンを商務省高官にしたヒラリー
   CIAの機密レポートにアクセスするジョン・ホァン
   民主党の「影の実力者」イッキーズ
   中国の賄賂を受けとる民主党の議員たち
   人民解放軍の武器密輸業者からも収賄した米大統領
   発覚したルートはごく一部
   情報を掴んでいながら動けなかったFBI
   握りつぶされた贈賄事件
   マスコミは「モニカ・ルインスキー事件」で大騒ぎ
   癒着は長期、継続的
   ハイ・リターンの外交投資
   親米保守派の依存主義は「亡国の誤算」

第5章 日本が独立国であるために

第1節 微学制のすすめ
  
   日本の自主的核抑止カに対して寄せられる「反論」
   外交、国防の基礎知識がない日本人
   青年たちに国際関係を学ぶ「徴学制」を
   徴学制とナショナリズムは無関係
   午後は基礎的な軍事訓練
   青年たちの参加率は1%でもよい

第2節 自主防衛の義務から逃げるな

   エスケーピストの論理
   米国に依存し、自主防衛の義務から逃げている日本
   損得勘定だけで動く外交
   自分たちの価値判断を守る外交を
   商業・軍事・哲学のバランスのとれた国家に


 

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中国は日本を併合する

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何ともショッキングなタイトルだ。

しかし、本書は決して向こう受けを狙ったキワモノ本ではない。

広範な資料とデータに基づく論旨には十分な説得力がある。

著者は長年にわたり、防衛庁防衛研究所と杏林大学で中国を軍事的な観点から研究してきた。

中国が中華思想に基き、国際法を無視して南シナ海の領域を拡大していた時、著者は中国が次には東シナ海にその支配を固めることを予言し、日本政府にその対応を求めたが、日本政府もマスコミも一笑に付した。

今朝の産経新聞も「"および腰外交" 大きなツケ」として、ガス油田協議で中国は「白樺」のガス田開発中止の要求を拒絶したと一面トップで伝えている。
ガス田開発や尖閣諸島への圧力はその「はしり」に過ぎず、やがては台湾、朝鮮半島、沖縄、日本本土と呑み込まれていくだろう。

このままでは、まちがいなく、かつて日本が韓国を併合したように、独立国としての気概無き日本は中国に併合されてしまう。

そんなバカなと思われる方は、本書を読んで頂きたい。

2000年5月に中国の情報収集艦が日本を一周して海洋調査をしたにもかかわらず、外務省はそれを中止させるどころか、河野洋平 外務大臣(当時)は形だけの抗議をしたうえで、「日本周辺海域で海洋調査をしたいならば事前に日本政府の許可を得てほしい」とし「事前通報制度」を提案した。
中国はこの制度を利用して、この年堂々と日本海海域の全域の調査を完了した。
著者はこれを「自分の庭に隣人が入り込んできて、巻尺を持ち出して測定し、スコップで穴を掘ることを『やめなさい』と言明するのではなく、『やってもいいから、その前に断ってください』とお願いした日本政府の売国行為だと厳しく批判している。

ここでもまたあの河野洋平が出てくるのである。

一方、文化革命その他で民主主義国では評判のよろしくない毛沢東は中国にとっては先見性のある政治家だった。
なぜならば、ソ連のフルシチョフが「核兵器開発がいかにソ連人民の生活を圧迫したかを説明して、中国に核兵器開発を断念させようとした」ことに対し、ソ連の核の傘の下に入っていては他の東欧諸国と同様に発言権を失ってしまうと考えた毛沢東は1950年代以降「通常戦力の近代化を後回しにして」ひたすら戦略核兵器の開発に専念した。

今日の中国の軍事力とそれを背景にした発言力の大きさは、このときの毛沢東の決断が中国にとって正しかったことを示している。

それを、「ポンコツ飛行機が200機しかない」 からといって中国の軍事力を脅威ではないとする日本の軍事評論家やマスコミたちは中国の脅威から目を逸らそうとする売国者たちの的隠蔽工作であることは明らかである。

日本は今まで米国の傘の下でぬくぬくと平和を貪って来たが、そのツケは近い将来必ず回ってくる。
傘が無くなったときの日本は赤子同然、中国の属国になるしかない。

中華思想に基づく国家戦略で世界制覇を狙う中国にとって、米国の核の傘を信じ、偽メール騒動などにうつつを抜かしている国家戦略無きノーテンキな日本など赤子の手をひねるようなものであろう。

北京五輪後に想定される台湾有事の際に、日本はどこまで米国に協力するのか?
いや、米国は台湾の自由を守るために腰をあげるだろうか?
もし、米中が対峙したとき、日本は核攻撃を恐れて中国に屈服するのか、それとも米国との同盟を誇示して中国と対峙するのか、二者択一が迫られている。

著者は「わが国には『親米保守』といわれる人たちの中に、米国が反対するからとの口実で日本の核武装や米国の『核持ち込み』に触れたがらない傾向がある。そのような日本が中国の核の威嚇に生き残ることは極めて難しい」と述べて、日本の進むべき道を示唆している。

 「50数年前、『アメリカに侮られない』国になるとして、核開発を決断したかつての中国の判断は、現在の中国の姿によって、ある意味において非常に賢明な判断であったことが立証された。
同じように現在中国が主張する「『国際新秩序』の形成は、いかに現在非難されようとも、このまま進めば約50年後の中国の建国100周年には、中国が中心となった国際秩序の出現によって、やはり賢明な判断であったと評されることになるだろう。
 そのとき、中国の国際秩序と米国の国際秩序は、厳しい対峙を迫られることになる。このときいったい日本はどこにいるのか。この問いは決して絵空事ではなく、極めて差し迫った猶予のない問いである」

「ようやく日本政府と目本国民は中国という国に眼を開くようになった。だがそれは尖閣諸島や春暁というスボットを見ているに過ぎない。中国の持つ『戦略的辺疆』という強力な思考はそのスボットを呑み込み、当然のごとく台湾を呑み込む力を待っている。
そして台湾を獲得したことで、拠点となる東シナ海という『戦略的辺疆』は、中国の国力の増強とともに、朝鮮半島も、そしてやがて日本も呑み込んでいくことになるのだ」

と結んでいる。


中国は日本を併合する
(平松茂雄 講談社インターナショナル 2006年3月)

目次

序章 動き始めた「日本併合」に向けた中国のシナリオ

    目本は中国に呑み込まれる
    陸の侵略から海の侵略へ
    中国は清王朝時の版図に拡大中
    国家目標のある国、ない国 
    すでに動き出した中国の日本併合への戦略

第1章 知らないうちに格段に進んだ中国の軍事

    中国はなぜ軍事力に目覚めたのか
    米国を軸として正反対の道を選んだ日本と中国
    戦略家としての毛沢東の先見性 
    中国の真の狙いは何か 
    猛スピードで進んだ軍拡路線
    核と人民戦争の組み合わせ
    フルシチョフを絶句させた言葉
    中国共産党を支える「長征精呻」とは
    「自国の守りを疎かにする国家」は必ず侮られる
    国家意思のあり過ぎる中国、なさ過ぎる日本

第2章 東シナ海資源開発に隠された中国の真意

    中国に国境という概念はない 
    海の上の小屋から「領海」を主張する
    海洋調査から実効支配までの中国のパターン
    米ソの動向を見極めて行動する中国
    東シナ海進出の野心
    今も着々と進んでいる中田の海洋調査の実態
    春暁の次に狙われているもの
    より大胆に、より日本に接近する中国海軍の影


第3章 中国の「他国侵略」の歴史 

    侵略を正当化する「失地回復主義」のイデオロギー 
    過去に支配した地域は「中国の領土」 
    国境線ではなく「辺疆」という主張 
    毛沢東の新疆開発に見る優れた戦略 
    ある日砂漠に都市ができていた
    中国はいかにチベットを侵略したか
    戦略的要塞に改造されたチベットの今
    南アジア、西アジアヘもすでに進出は始まっている
    国境紛争は陸から海の時代に

第4章 日本は海からの侵略に耐えられるか

    原潜の領海侵犯に見る日本の対応
    西太平洋海域をくまなく調査 
    なぜ日本国民はここまで気づかされなかったのか
    日本の大陸棚拡張予定海域での海洋調査
    沖ノ鳥島に現れた中国海軍 
    米軍偵察機が危険を冒してまで知ろうとしたもの
    台湾の戦略的地政的重要性
    中国が軍事力を放棄しない理由 
    米中、日米、日中関係が左右する台湾問題の行方

第5章 2010年、日本の運命の行方

    中国宇宙軍が攻めてくる
    「平和外交」の落とし穴
    悲願の「中華世界の再興」
    予言された日本の消滅
    中国を見くびったツケ
    北京オリンピック後に来る危機
    「日本の海」を守る覚悟 
    残された究極の選択肢

    おわりに

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嫌韓流 公式ガイドブック(普遊舎 2006年2月)

嫌韓流、実践ハンドブック嫌韓流反日妄言撃退マニュアル、嫌韓流2に続く普遊舎の4部作。

マンガ嫌韓流の作者、山野車輪氏のロングインタビューを皮切りに、「マンガ嫌韓流」の読者の声が22ページも続く。
同書を読んで「目からウロコが落ちた」と感動する青年、日韓友好に水を差すと憤慨する反対派、祖父母が日本に強制連行されたと訴える在日3世。

同書を批判する声(ほとんどは韓国人)はやはり感情的に反発するだけで、説得力に欠ける。
いっぽう日本人の70〜80歳台の人たちが朝鮮人と差別なく仲良く暮らしていた時代感覚から「韓国人の現状は嘆かわしいの一語に尽きる」という声はうなずける。

なかでも意外だったのは、韓流ドラマにハマったおばちゃん連はかなりの確率で『嫌韓家』だという指摘だ。
韓国語を覚えたので、日本をバカにした韓国語を字幕スーパーが当たり障りなく訳してもわかってしまって『嫌韓』を増しているという。
「韓流ファンの多くは韓国人を『捏造された歴史を教えられた民度の低い人たち』という感覚で捉えているから、一定の距離を置いてハマっている」という。
どこまで事実かわからないが・・・・

それともうひとつ。「ニダ」という韓国語は「最もていねいな言葉」だから、「ニダニダ」と語尾につけて揶揄するのはおかししいという指摘。
韓国語をまったく知らない、知りたくもないPONKOにとっては真偽の程はわからない。

登場人物の紹介はガイドブックの性格上必須項目だが、「TBSサンデーモーニング」に登場する人たちの紹介は実名であるだけにおもしろい。

朝鮮半島ジャーナリスト辺真一、淡々と偏向する司会者関口宏のため息、石原都知事発言の捏造に気づかない岸井成格、韓国で反日デモに参加した岡崎トミ子民主党議員・・・

これに加えて、筑紫哲也、田原総一郎、鳥越俊太郎などの偏向ニュースキャスター、単なるお調子者の古館伊知郎、みのもんた、コメンテーターの加藤千洋、後藤謙次なども取り上げて欲しいものだ。

特別座談会3本勝負では、嫌韓派による座談会、在日コリアンの座談会、嫌韓派VS在日座談会が取り上げられているが、紙数が限られていて掘り下げが足りない。

韓国に関するオススメ書籍・WEBサイトは42項目。
初心者向け、中級者向け、上級者向けのレベル設定には、やや異議があるし、「親日派のための弁明」が知韓指数2とか、櫻井よしこさんのWEBが親韓指数3というのは解せない。

爆発的なマンガ嫌韓流の売れ行き、続編出版、宝島社などいろいろな他社の嫌韓流副読本が続く中で、元祖嫌韓流の普遊舎が出した柳の下の4匹目の「どぜう」は僅か600円ですから、作者と出版社への激励の意味を込めて買ってやってください。

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