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「扶桑社の教科書の採択は何故進まないのか?」という読者からの質問に、産
経新聞社が答えている。
強硬な反対・阻止運動が韓国からの応援も得て展開されたこと、
業界の癒着など問題の根は深い。
総選挙は自民党の圧勝で終わり、大敗を喫した民主党は憲法9条の改正を主張する前原党首に変わった。
日本を普通の国にする動きが見え始めた。
4年後の日本はどのように生まれ変わり、扶桑社の教科書の採択率はどのくらい伸びるのだろうか?
産経新聞(2005年9月18日付朝刊)より
なぜ進まぬ扶桑社教科書の採択
"拡大"阻む「妨害活動」
背景に教育界の「癒着」構造
「来春から使われる中学教科書を選ぶ採択作業が終わりました。『自虐教科書』と言われた従来の教科書とは違う編集方針で『新しい歴史教科書をつくる会』のメンバーらが執筆した扶桑社の歴史、公民教科書を選んでもらおうという運動が私の住む地域でも盛り上がりましたが、結果は不採択でした。
報道によると、全国のシェアは前回平成13年の10倍になったとはいえ、歴史約0.4%、公民約0.2%にとどまったとのことです。扶桑社教科書の採択はなぜもっと進まないのでしょうか?」宮城県女性読者(37)ほか
「採択することがニュースになる教科書は適切だとは思えません」
8月18日、東京都稲城市教育委員会の教科書採択審議で委員の一人がこんな発言をして扶桑社教科書を採択することに反対しました。
採択・不採択の基準に「報道されるかどうか」を持ち出したことの是非はともかく、新しい歴史教科書をつくる会が目標とするシェア
10%は「採択が当たり前になり、ニュースにならない時代」と言い換えることができるでしょう。
扶桑社教科書の採択が急速に進まない理由の第ーは「左翼勢力や中国・韓国による抗議活動」です。
今回扶桑社教科書を採択した択した教育委員会や学校には採択撤回を求める抗議文やファクス、電子メールが相次いで送られています。校門前で生徒にビラを渡す不適切な行為も確認されています。
東京都杉並区では扶桑社教科書が採択されましたが、過激派の中核派による抗議活動の影響を受けました。四年前には、つくる会本部に対して革労協反主流派による放火テロがありましたが、犯人は逮捕されていません。
また全国の市区町村教育委員に対して韓国の団体や個人から扶桑社教科書を採択しないよう求める手紙が相次いで届きました。
中にはハングルで書かれたものもありました。教育委員の一人は「読めない言葉で手紙をよこす非礼への怒りよりも、恐怖のほうが大きかった」と証言しています。
ある大新聞は全国の私立中にアンケート用紙を送り「どこの教科書を採択するのか」とたずねました。
これ自体は正当な取材活動ですが、私学関係者の一人は「圧力と感じた」と話します。
理由の第二は「既存教科書会社と教育界の関係です」。
四年前の採択の際に贈収賄があったとして、三重県尾鷲市の教育長と大阪書籍の営業担当者4人が逮捕されるという教科書汚職事件が起きましたが、大阪書籍は「指名停止」に相当する処分を受けることなく今回の採択に参加しました。教科書業界に詳しい関係者は「尾鷲の事件は氷山の一角」と話します。
産経新聞には教科書会社と教育界の不明朗な関係をめぐるさまざまな情報が寄せられています。
中には保守政治家の関与を指摘するものもあり、イデオロギーとは関係ない「癒着」「利権」「腐敗」構造があるとみられます。
今回の採択でも、首長や教育委員が扶桑社を推しているのに教育事務局が水面下で不可解な採択阻止工作を行った例が複数確認されています。
今後も取材を続けますので、読者の皆様からの情報をお待ちしています。(教科書問題取材班)
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