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北川教授は、「政治とはエモーショナル(感情的)なもの。歌舞伎役者のようなもので、(ミエが)決まったときには人気が出る。5年前、小泉総理は、時の権力・経世会に対抗して「俺はやる!」と派閥の中で泣いて宣言して登場した。そしてその時々の言動を巧みにマネージメントしてきた。運の良さもあるが、その時その時の身のこなし方がよかった」ことを高支持率の要因に挙げた。 その上で、「民主主義は多数決。だから政治はポピュリズム、(大衆に)迎合する性質があるということを絶えず思っていないといけない。だからこそ、私は、その裏づけとなる体系だった政策集『マニフェスト』を提唱したのだが」と、残念そうに振り返った。 また、地方分権の推進についても、小泉総理の言う「官から民へ」はいいのだが、それが財政の規模縮小という目標のみで行われていることが問題。また「地方のことは地方に」も、国民にうまく説明がされていない上に、官僚がそれを謙虚に受け止めなかったこともあり、難航しているのは当然、と指摘する。 最後に、ポスト小泉に対して、教授は、「ポスト小泉候補には分権をぜひやっていただきたい。分権をすれば、国会議員が地方に対して、道路、学校の予算の確保などに取組む必要がなくなる。立法府は、靖国問題や中国問題、環境、エネルギーなどに集中できる。」と、分権がなされれば、財政の規模縮小だけでなく、政治の効率化が期待できると、意義をあげた。 さらに、「今、分権を名実共に実現させる一つの方法として、『分権を語れば全てが見えますよ』という運動をやっていますが、次の総裁選候補には、そのことをはっきりマニフェストに書いてもらえるよう全力で努力していく」と、総裁選に向けての自身の意気込みも語った。(川戸惠子) |

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