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後半は、訪米、中東歴訪、サンクトペテルブルクサミットと活発だった小泉外交を振り返ってもらった。 総理と同じ森派だった塩川氏と、郵政民営化問題で総理と袂を分かった綿貫代表の評価は対照的なものとなった。 マスコミは、反米・反日。小泉に批判は多いと思うが、実際に、安保理の経過、サミットの経過を見ても立派にやってきている。 私は、最近、新たな東西冷戦が始まってきていると思う。それは、ロシアの石油、中国の上海協力機構が中心となって、東側陣営ができつつあると思う。 それに対してどうするのかということを、日本も考えなければいけない。 さらに、岸井氏は、塩川氏の新・東西冷戦論を「ユニークな視点」と評したうえで、「小泉外交を振り返って強く感じるのは、北朝鮮の電撃的な訪問、世論の向かい風を押し切って通したテロ特措法、イラク特措法など、これまでのリスクを回避しようという戦後の安全保障の枠を外れて、リスクをとる方に舵をきったのではないか」と、水を向けた。 塩川: 北朝鮮を訪問したことは確かにリスクだが、ただ、他は、国際貢献ということで一翼を担ってやっている。当然やるべきことをやったのだと思う。 多少は辛抱してでも、国際協調していかなければならないと思う。 塩川氏が、「安全保障、国際貢献のために、日本として当然やるべきことをやった」と成果を高く評価をする一方、綿貫氏は、その外交を行う手続きにこだわった。 外交も説明不足。説明なきリーダーシップが多くの誤解を生んだ―綿貫 また、小泉さんの政治は国民に説明不足。リーダーシップがあるのは非常にいいことだが、無視してやるということになるから、あとから批判が出る。きちっと「やらざるを得ない」と(説明してから)断行されればよかったのですが・・・。 例えば、イラク問題にしても、国会報告は後まわし。まずはマスコミに話してという形をとられた。当時私は(衆議院)議長をやっていて「順番が違う、もしこれが英国だったらこんなバカなことはやらない。国会を無視して先に発表することはありえない」と言った。 小泉さんは、内政、外交ともに、十分に説明をしないままリーダーシップを発揮されるというところで、誤解を生んでいる問題はたくさんあると思います。 この発言を皮切りに、議論は、外交を超えて、内政も含めた政治手法の話に移ったが、同様の主張が繰り返された。 小泉は時代を変えた―塩川 改革は必要だが、手法が荒っぽい―綿貫 塩川: (小泉総理の説明に)納得できないならできないで、国会で追及すればいい。これを適当なところで、与野党の談合で採決するから国民はわからない。談合で一番タチの悪いのは政治だ。 綿貫: 確かに(国会は)談合的な面があったと思いますが、今の小泉さんの勢いがあれば、説明して押し切っていくだけの力があったと思います。 塩川: 小泉は時代を変えたと思っています。これまでわけのわからん談合の積み重ね状態できましたからね。 役人まかせで政治がはたらいていなかった。そこを小泉は政治主導にしたところが偉いと思う。 綿貫: そのへんの評価はちょっと。役人に使われるというのと役人を使うのは違いますから。そのへんが郵政の改革と、国鉄、電電の改革と多少違った。 改革しなければならんことはやらなきゃならんけども、手法が荒っぽい。 塩川: 確かに、スピーディにやろうとしたということはあります。が、方向性は間違ってないと思います。 最後に岸井氏が、今回の北朝鮮ミサイル発射問題で、ある派閥の大幹部が『なんであんな毛嫌いしてた北朝鮮が安倍君の後押しをするんだ。これでますます(安倍有利の)流れを作っちゃうじゃないか』と怒っていた、というエピソードを紹介し、「来月、(ポスト小泉レースの)ホットな部分をお話いただきたい」と締めくくった。 |

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