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今回は、安倍首相の日中、日韓首脳会談、その最中の北朝鮮の核実験というビッグニュース直後の鼎談となった。いずれも、日本の政治の大転換をも迫る大テーマだったが、安倍首相と親しい塩川氏は内閣の好調な滑り出しにエールを贈った。一方、野党の綿貫氏は安倍政権については今後を見守る、と評価を留保しながらも、両首脳会談を評価した。2人は、この中で、かなり踏み込んだ指摘をするなど長老ならではの大所高所からの見方が披瀝された。 (動画で見たい方はこちらをクリック) 安倍外交、上々のスタート−岸井氏 訪中、訪韓は、歓迎、評価−綿貫氏綿貫: (安倍首相は)小泉内閣の番頭。小泉政治を継承するか、修正するか、まだ、不確か。 だが、今までつかえていたものがとれたという意味で、今回の訪中、訪韓は歓迎、評価する。 塩川: (いい意味の)若さを発揮した。これまでだと外務省、自民党に相談してと、まどろっこしい手順を踏んでいたが、今回は就任直後に自ら行動して(訪中、訪韓を)発表した。これはなかなかできることではない。 岸井: 歴史認識に対する持論を封印しての首脳会談にマスコミも戸惑っている。 塩川: マスコミはすぐ、おもしろおかしく取り扱う。歴史認識なんて他の国は言ってないじゃないですか。 綿貫: 私は野党だが、国益のためが大事で、特に外交は是々非々でやっていくべきだ。 連帯感を持った制裁を (北の行動は)恐喝 −塩川氏塩川: 連帯感を持った制裁でないといけない。もっと、「厳しい態度で対応するよ」とはっきりしなければ...。 理想主義でなく、実力で示す時期がそろそろ来たんじゃないか。 岸井: (北朝鮮の行動は)外交の枠を超えていますね。 塩川: 恐喝ですよ。 綿貫: 緊急事態、(国民も)日本の危機として再認識した。真剣に取組まないといけない。 塩川: 北朝鮮が実験をさらに続けるなら、米国は「(北朝鮮の)体制保証もしない」と、宣言すると思う。 綿貫: 政府はこの問題は全力を尽くしてもらいたい。こんなことで足を引っ張るようなことはしない。与野党を超えてやらなければならない問題だ。 核の拡散が心配−塩川、岸井氏岸井: それにしても何故、この時期に核実験なのでしょうか。塩川: 内部対立ですよ。党と軍の。日本の昭和初期を思い出します。 軍は「俺たちは強いんだ」と、行け行けどんどん。 このままだと、(他国に)類似行為が続く。 岸井: 9月の非同盟諸国会議(キューバのハバナで開催)では、北朝鮮の態度を賛美する声が多かったし、ベネズエラなど中南米、それにイランなどの動きもあるし。核の拡散が心配されます。 安倍さんは北朝鮮問題で、ツキまくっている−岸井氏塩川: ぶれない外交をやっていることで、支持率が高い。田中内閣以来、何でもかんでもゴメンナサイ、と頭をさげてばかり。それをやらないから、国民の支持を得ているのです。そこを間違っては困る。もし、国民の支持がなかったら筋が通った外交はできませんよ。ツイているというのではない。自分で処置していった、ということですよ。 ※ 第4回岸井成格の政界のご意見番に聞く(下)は13日、掲載します。 |

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