メディア・レボリューション

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イメージ 1 2日、潘基文・国連事務総長によって発表された「ミレニアム開発目標の中間報告」(Millennium Developmennt Goals:MDGs、2015年が達成年)の事前説明会が6月27日、赤阪清隆・国連事務次長を司会に開かれたが、多くの出席者から「日本のプレゼンス(存在感)は低い」の声が起こった。ODA(政府開発援助)額が日本は数年前まで世界1位だったが、現在3位、近々、5〜6位に転落するほか国連活動の中での日本の消極的な姿が指摘された。
 
 「MDGs」は2000年9月、ニューヨークで開いた国連ミレニアム・サミットで採択された2015年までに国際社会が達成すべき「極度の貧困と飢餓の撲滅」など8つの目標。
 その中間年に当たる2007年の今年、各目標の中間評価をしたもの。

MDGs8つの目標
(1990年との対比での数値目標)

目標1 極度の貧困と飢餓の撲滅
 ▲ターゲット1:2015年までに1日1ドル未満で生活する人口比率を半減させる。
 ▲ターゲット2:2015年までに飢餓に苦しむ人口の割合を半減させる。

目標2 普遍的初等教育の達成
 ▲ターゲット3:2015年までに、全ての子どもが男女の区別なく初等教育の全課程を修了できるようにする。

目標3 ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上
 ▲ターゲット4:初等・中等教育における男女格差の解消を2005年までには達成し、2015年までに全ての教育レベルにおける男女格差を解消する。

目標4 幼児死亡率の削減
 ▲ターゲット5:2015年までに5歳未満児の死亡率を3分の2減少させる。

目標5 妊産婦の健康の改善
 ▲ターゲット6:2015年までに妊産婦の死亡率を4分の3減少させる。

目標6 HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延防止
 ▲ターゲット7:HIV/エイズの蔓延を2015年までに阻止し、その後減少させる。
 ▲ターゲット8:マラリア及びその他の主要な疾病の発生を2015年までに阻止し、その後発生率を下げる。

目標7 環境の持続可能性の確保
 ▲ターゲット9:持続可能な開発の原則を各国の政策や戦略に反映させ、環境資源の喪失を阻止し、回復を図る。
 ▲ターゲット10:2015年までに、安全な飲料水と基礎的な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減する。
 ▲ターゲット11:2020年までに最低1億人のスラム居住者の生活を大幅に改善する。

目標8 開発のためのグローバル・パートナーシップの推進
 ▲ターゲット12:開放的で、ルールに基づいた、予測可能でかつ差別のない貿易及び金融システムのさらなる構築を推進する。(グッド・ガバナンス《良い統治》、開発及び貧困削減に対する国内及び国際的な公約を含む。)
 ▲ターゲット13:最貧国の特別なニーズに取り組む。(1.最貧国からの輸入品に対する無関税・無枠、2.重債務貧困国に対する債務救済及び二国間債務の帳消しのための拡大プログラム、3.貧困削減に取り組む諸国に対するより寛大なODAの提供を含む)
 ▲ターゲット14:内陸国及び小島嶼開発途上国の特別なニーズに取り組む。(バルバドス・プログラム及び第22国連総会の規定に基づき)
 ▲ターゲット15:国内及び国際的な措置を通じて、開発途上国の債務問題に包括的に取り組み、債務を長期的に持続可能なものとする。
 ▲ターゲット16:開発途上国と協力し、適切で生産性のある仕事を若者に提供するための戦略を策定・実施する。
 ▲ターゲット17:製薬会社と協力し、開発途上国において、人々が安価で必須医薬品を入手・利用できるようにする。
 ▲ターゲット18:民間セクターと協力し、特に情報・通信分野の新技術による利益が得られるようにする。


日本のODAの減額傾向に歯止めを」―赤阪・国連事務次長

イメージ 2 この目標に対し、効果は見られるが、「進捗の度合いはスロー」「目標にほど遠い」「地域によって目標達成は不可能」との評価がほとんどだった。これを受けて潘基文・事務総長は、この日の記者発表で「(目標達成には)世界は新たな約束は必要としていません。(これまでの各首脳会議での)誓約を完全に実施することが不可欠」と先進国に対し警告を発した。
 事前説明会には幸田シャーミン・国連広報センター(日本)所長、玉村美保子・国連世界食料計画日本事務所代表、池上清子・国連人口基金東京事務所長のほか国連開発計画、ユニセフなど国連機関の日本代表が補足説明役になった。
 その中で、赤阪事務次長(国連広報担当局長も兼務)は二つのことを訴えていた。
一つは「日本のODAは1位だったが現在3位、まもなく4〜5位に落ちる。この援助額減少傾向に歯止めを掛けてほしい」を強調した。


「貧困撲滅STAND・UP」キャンペーンに参加を
 もう一つは、日本でのMDGsへの理解度が低いことに触れ、ミレニアム・キャンペーン「貧困撲滅STAND・UP」への参加を訴えた。昨年の同キャンペーンには世界で2350万人参加したが、日本は5000人と少なかったことを披露。「今年は10月16、17日なので、是非この運動に参加、世界の実情を理解し欲しい」と呼び掛けていた。


「MDGsはマラソン、その折り返し点。ゴールに向かおう!」−ユニセフ代表
 質疑では「日本では政治家の(国際社会の)意識が低いのでは」「企業とのパートナーシップへのアプローチ、連携は?」などの質問に対し、各機関の代表が、飢餓救済、環境改善などMDGsの活動に貢献している日本企業の取組みを紹介した。冒頭にも触れた「日本のプレゼンスの低さ」の話題が多かったが、ユニセフ代表が「悲観的な指摘が多いが、MDGsの成果は上がっている。地球が今、どういう状況かを把握する指標が出ている。MDGsの活動はマラソンのようなもの。自らの体調を知りつつ、いかにゴールするかだ」との表現で、世界はこのゴールに向かって挑む必要を力説したのが注目された。(園木宏志)

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このMDGs8つの目標、世界中の軍事予算を充当すれば、すぐに解決できるでしょうに、人を救うことよりも、人を殺すことにお金(税金)を使っていますね。
万物の霊長と勘違いする人間とは、誠に変わった生き物ですね。

2007/7/2(月) 午後 1:10 xxr*t9*5

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MDGそのものに眉につばをつける態度も厳然と存在しますし、ODAは減額されればされるほど賢明ではない使い方が減る(ことを期待しましょう)という一面もあります。国連のPR活動はそれとして聞いておきましょう。

2007/7/3(火) 午後 5:10 [ 入山映 ]

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日本のODAが減額していることは当然ともいえる。国家は大赤字で、リストラを余儀なくされているのだから。しかし、富裕層や儲かっている企業は、国家を通さなくてもMDGsに貢献できるシステムが必要だ。国家を信じられない。

2007/7/6(金) 午後 6:47 [ ajikaze-ue ]

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国連が本気でMDGを達成したいのなら、まず国連合同職員年金基金の改革に着手しないと・・。ここに余分なお金いっぱい浮いてますから。

2007/7/14(土) 午後 5:18 [ neko ]


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