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ワシントンから日本に戻り、早速、国際協力のシンポジウムのコーディネートを行う機会に恵まれた。日本のシンポジウムでありがちな講演者やパネリストが一方的に話をするというスタイルでなく、フロアとの接点をできる限り重要視した。 ワシントンのシンクタンクで学んだことを応用してみた。 国連の局長を経験され現在、日本の大学で教えておられる先生、そしてパプアニューギニア、タイ、エチオピアでの現場の経験をもとに話されるパネリストのお話は、机上の学問では得られぬ有意義なものであった。 国際協力って、日常生活からかけ離れたものであると思われがちだが、日本の将来にとって非常に大切だと思う。 理由は・・・ 第一、個人がグローバリゼーションの主役 ニューヨークタイムズのコラムニストであるトーマス・フリードマンの言葉を借りれば、「コロンブスの時代から18世紀までは、国家が主導するグローバリゼーションの時代、そして20世紀までが企業や経済が中心のグローバリゼーション、そして21世紀は、個人が中心となる時代である。 インターネットの発展のおかげで個人が直接、世界に影響を及ぼすことも夢ではないのである。 第二、アジア・太平洋の時代
アメリカは、アジアに目を向け、ヨーロッパもアジアとの共存なしではヨーロッパの発展がないと考えている。歴史の潮流は、大西洋から太平洋に動きつつある。 途上国で国際貢献に従事するのは、途上国の人々の生活水準の向上のためのみならず、途上国から生活の知恵を学び、自分を鍛えるためである。学生は、日本で4年間過ごすのでなく、その4分の1でも10分の一でも途上国を自分の眼で観るべきである。どうせアルバイトするなら、グローバルな土俵でアルバイトをしたほうが面白い。世界観が変わると思う。また、定年退職した人は、南太平洋のような比較的安全な地(楽園)で、のんびりするのみならず、地球環境や文化活動を通じた活動に従事すべきである。学び楽しみながら国際貢献することが可能である。(中野 有) |
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