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中国経済は今年も高度成長を続けており、06年のGDP(国内総生産)の伸び率は10%を上回った。この結果、人々の生活は都市部を中心に確かに豊になってきている。が、環境破壊も急速に進み、「中国の河川や湖の70%が既に汚染されている」(中国全国政治協商会議・人口資源環境委員会の陳邦柱主任)といわれるような事態となっている。 中国政府も事の重大さに気付いており、全国人民代表大会(日本の国会に相当)では「2010年までにGDP1単位をつくり出すのに必要なエネルギー消費量を20%、二酸化硫黄・COD(化学的酸素要求量)の排出量を10%削減する」との方針を打ち出した。 また、北京や上海などの大都市では環境保護の観点からゴミの分別回収が既に始まっており、上海では繁華街に分別ゴミ箱が設置された。しかし、実際には、ゴミを分別して捨てるというルールはまだ十分には守られておらず、特に「出稼ぎ労働者たちの環境保全意識は低い」といった声もある。 が、これも当然のことで、地方からでてくる労働者たちにとって、出稼ぎ先は他人の土地。しかも、田舎の家族たちへの仕送りのため、汗水たらして働くことで精一杯。中国の環境問題には貧富差拡大の問題も隠れている。(信太 謙三)
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2007年05月12日
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