おもいだしわらい。

忘れた頃にやってきました。

バングラデシュ

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犠牲祭の日、凄惨な「儀式」もひと段落した頃に、それはやってきた。


「びろ〜〜ん、びろんびろん、びろ〜〜ん・・」


例えるのが難しいけど、あえて文字にするならこんな感じの、

それはそれは摩訶不思議な音色が聞こえてきた。


真ん中が丸くふくらんだ、縦笛のようなものを吹きながら歩くおじさん。

肩には、怪しい重みをもったズタ袋。


あれ、なに??

外にいるガードマンに聞くと、わざわざ確認してくれた。

「袋の中に、コブラがいるようです」


ということは・・もしや、へび使い??

久々に、胸が躍った瞬間。

これを見なかったら一生後悔すると思い、迷うことなく門の中へ招き入れた。


100TK(約180円)で交渉成立。


この日仕事だった、クリスチャンである女性使用人を呼んだ。

彼女も、初めて見るのだと言った。


ズタ袋から、丸く平たい籠を取り出し、更に中にいるコブラをまず1匹取り出した。


イメージ 1

こんなのに咬まれたら、絶対あの世行きだな・・。


おじさんの「びろ〜〜ん、びろんびろん、びろ〜〜ん」の笛の音に合わせ、

徐々に体を起こしていく。



イメージ 2

さらに1匹、追加。

2匹とも、音に合わせて同じような動きを見せる。

へびの「シンクロ」だ。

振り返ると、女性使用人がおびえたような顔で見学していた。



イメージ 3

実はこのほかにもう1匹、小さくて細長い、金色のへびが出てきた。

触らせてくれると言われたけど、へびは大嫌いなので断った。


この後、シンクロへびたちは、ちゃんと自分たちで籠の中に戻って行った。

いったいどうやって調教するんだろうね?



100TK払おうとすると、おじさんがこう言い放った。

「3匹見せたから、300TK」

予想していた範囲内だ・・そんなことでひるむ私ではない。


「100TKで話ついてるんだからそれしか払わない!」

と言いつつも、まあお祭りなので150TK払った。

おじさんは、50TKのボクシーシに満足したのか、あっさりと帰って行った。



まさか、目の前でへび使いを見られるとは思っていなかった。

もし、あの音色を聞き逃していたら、お目にかかることはなかったのだ。


「タイミング」って、すごく大事。

旅の話の、その前に。

ダッカでお世話になったBさんからのメールに、こう記してあった。

「21日に、犠牲祭が行なわれます」



長いこと温めていた記事がやっとかける!!



さんざん今まで、クリスマスの明るくステキな話題をかいていたのに、

180度違った話題にするのもなぁ・・と思ったけど、

このタイミングを逃したらもう二度とかけない気がするので、

旅の話の前に犠牲祭についてかくことにする。



ただ、ちょっと残酷な話であるので、以下はご自身の判断で読んでいただきたいと思う。



犠牲祭は、イスラム教の故事に倣い、牛やヤギなどを奉呈する祭りである。

祭りの一週間くらい前から「カウマーケット」がオープンし、

奉呈用(要は生贄用)の牛やヤギなどが売られる。


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イメージ 2

ドナドナド〜ナ〜ド〜ナ〜・・

この牛たちの行く末を知っているだけに、なんとも物悲しい光景。



いよいよ当日の朝、その「儀式」は行なわれた。

イメージ 3

嵐の前の静けさ・・。



イメージ 4

この直後、解体専門の人が、恐ろしいほどの刃物で解体を始めた。

(その写真を載せるのは、あえてやめておきます)

そんな刃物をもってしても、体は大きいし生命力も強い。

それがかえってかわいそうだった・・なかなか息絶えないのだ。

必死に暴れる牛を、なんとか押さえつけて解体する・・

牛の叫び声が、家の中までも聞こえてくるほどだったが、

そのうち人間たちの声しかしなくなった・・。


解体されたこの牛をどうするのかと言うと・・

肉を適当に切り分け、一部を貧しい人たちに与え、残りは自分たちや親戚・友人に分けるのだ。


イメージ 5

配給を待つ人たち。この人数で、その家の裕福さがわかる。

この日、アメリカ人の家でも解体をしているところがあった。

ムスリムなのか、それとも「経験」として行なったのかはわからない。

うちは当然ながら「儀式」はしなかったが、ボクシーシを求める人がひっきりなしにやって来た。

「お祭りだから」と一人にあげてしまうと後が大変なので、ガードマンに追い払ってもらった。



実はこの日、うちのドライバーと職場の現地スタッフが「おすそわけ」にやってきた。

まさか私までが、肉をもらうことになるとは思ってもみなかったのでちょっと驚いた。

でも、せっかくのご厚意なので遠慮なくいただくことにした。


その日の晩、焼き肉にして食べてみたが・・顎関節を痛めそうなほど硬くて食べられなかった。

あ、そうか・・肉は「熟成」させたほうがいいんだった・・。

「熟成」への期待を込め、残りを冷凍保存。

後日、再度挑戦したが結果は同じだった・・。



そういえばこの日、めずらしい通行人を発見した。

さて、この人の正体とは・・??

続きは、また明日。

履けばいいのに

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亜熱帯に属するバングラデシュにも、もちろん冬はある。

10℃前後まで気温が下がるこの季節、ベンガル人にとってはかなり辛いようだ。

実際、毎年この気温でも「凍死」する人がいると聞く。

私も、日本で冬の寒さには慣れていたはずなのに、

夏のあまりの暑さで感覚が鈍ったせいか、結構寒さを感じたものだった。

家の中でも、外壁がレンガでできているためのすきま風や、石の床のせいでかなり冷えた。


冬の間ベンガル人は、防寒のためにセーターを着込んだり、

マフラーを巻いたりしているのだが・・どういうわけか靴下を履かない。

スーツなどを着ている人たちは別として、

普段ルンギやスリーピース、サリーを身につけている人たちのほとんどが、

「素足にサンダル」という寒々しい格好なのだ。



不思議でしかたなかったので、ドライバーに聞いてみた。

「よほどでないと履きません」という、かなり曖昧な返事。

要は、あまり必要としていないか、靴下を履く習慣がないんだな。


でも、見ているほうからしてみれば、もどかしいったらありゃしない。

足元を温めればだいぶ違うのに・・

なにかのきっかけで靴下が流行ればいいのに(まずありえないけど)・・

と、私が居住していた2度の冬の間、いつもそう思っていたが変化はなかった。


今年もまた、冬がやってきた。



(写真は、朝霧のGulshan Lake)

グルシャン地区に、通称「ジャーマン・ブッチャー(本当はもっと長い名称)」という精肉店がある。

はじめに名前を聞いたとき、つい笑ってしまった。

あの有名なプロレスラーがやってる肉屋?・・とへんな想像をしたからだ(単純でごめん)。

でもそれだったら「ブッチャーズ・ブッチャー」だよね。

それに、通称とはいえ「ドイツの肉屋」って・・そのまんまじゃん!


ここは、タイ人とドイツ人オーナーとの共同経営の店で、

牛・鶏はもちろん、豚肉やラム肉、ハム・ソーセージ、時にはサーモンなんかも売っている。

ここの物価を考えればかなりいい値段だと思うけど、まさかローカルのものを食べる勇気はないし、

バンコクまで買いに行く事を考えれば当然の値段なのかも知れない。


営業日には、オーナーらしき人が交代でレジ係として店に出ている。

欧米系の初老の男性はいつもテンションが低い。でも、ちゃんと挨拶はしてくれる(当たり前か)。

問題なのは、タイ人女性(多分、この人がもうひとりのオーナー)である。


別に危害を加えられるわけじゃない・・困っちゃうのだ。


その店で彼女に会うたびに、ベンガル人も負けちゃうくらいの痛い視線を私に浴びせてきた。

一度なら許す・・でも毎回こうだと「何じゃろな?」って思うでしょ、普通。

そしてある日・・多分彼女なりに勇気を出したんだと思う、ニコニコしながら私に話しかけてきた。

「前々から言おうと思ってたんだけどね〜・・そのヘアスタイル、いいわね〜!

 どこでカットしたの〜?色もいいわよね〜。カラーとかしてるの〜?」

・・彼女の関心事は私の髪型だったのだ。そういえば、彼女も私と同じショートヘアだ。


私は、多少拍子抜けしたものの、気を取り直して答えた。

「これは日本の美容院ですよ。残念ながら・・」

案の定、彼女は本当に残念そうに「そう・・日本じゃ無理だわ」とうなだれた。


それから2,3ヵ月後、久しぶりに彼女に会った。

私はその間Suzyさんの店でカットをしてもらっていたのだが(Suzyさんについては過去ログ参照のこと)

それとは逆に、彼女の髪型はいかにも「模索中」だった。


そしてこないだのように「口撃」がはじまった。

ひとしきり言わせた後で、「今回は、Ban Thaiでカットしたんですよ」と言うと、

彼女は「お店はどこなの〜?明日さっそく行くわ〜」と食いついてきた。

あれ?知らないんだ・・同じ国の人だから知ってると思ったんだけどな・・

と思いながらも、たまたま持っていたBan Thaiの名刺をあげた。

挙句に「何てリクエストすればそういうふうになるのかしら?」なんて聞いてきたので、

さすがに面倒になり「『似合うようにして』って言えばいいんじゃないですか」とあしらった。


一週間後、彼女に会った。そして・・絶句した。

彼女の髪型は、私の「コピー」だったのだ!

ぼーぜんとしている私に「どう?いいでしょう〜!まるで姉妹みたいよね〜!」とご満悦の様子。

姉妹って、アンタ・・それは遠慮させてもらうよ。それに、私の姉はもっと美人だ!

私のリアクションがあまりに薄かったせいか、今度は店にいた客たちに同意を求めていた。

こういうとき、ナイスなリアクションをする欧米人がむかつく・・。

ほんとは思ってないくせに同意すんじゃないよ!!


さらに数日後、今度は私の知人たちにコウゲキされた。

「肉屋のおばさんにそっくり〜」とクスっと笑われたり(こういうときは大笑いしてほしい)、

「年の離れたきょうだい、ってとこかしらね!」と言われたり・・。

・・他におもしろネタがないものだから、私はいいカモにされてしまった。


ここに長くいる人に聞いたんだけど、肉屋の彼女は結構ヒステリックな人らしい。

店にいる時でも、あーだこーだと騒ぐことがあるんだそうだ。


幸い、私がいた間にはその場面に遭遇しなかった。

これも、髪型が取り持つ縁のおかげかな?

アイロンがけ

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さっきアイロンがけしてて思ったこと・・


ダッカでの2年間、洗濯できる衣類のほとんどにはアイロンがかかっていました。

ってことは・・そうですよ、下着(かけられないものもあったけど)や靴下にまでです。

洗濯機で洗って外に干して乾かすんですけど、日本だったら取り込んでたたんで終わりですよね。

でもダッカではアイロンがけは当たり前でした。どの家でもそうでしたから。

外国にはそういう習慣でもあるんでしょうかねぇ・・

私が聞いていたのは「殺菌のため」ということですけど。

水質の悪さ、そして大気中の汚れなどへの対策のようです。

何かいそうだもん、へんな細菌とかね・・。


うちには乾燥機があったんですが、生地が傷むので雨の日限定でしたし、

もしそれを使ったとしても必ずアイロンはかけてましたね。

乾燥機なら温風で殺菌できるような気もするんですけど・・。

エアコンがない洗濯室で、汗だくになってアイロンがけしていた女性の使用人を思い出します。


アイロンがちゃんとかかっている服って気持ちいいですよね。

かと言って、今自分でそこまでやろうという気はサラサラありませんが。

あ〜ぁ、NYで使用人を雇えたらどれだけ楽だろう・・

ま、相場が全く違うので、庶民の私には到底無理な話です。


(写真は、ダッカの自宅屋上。ここに洗濯物を干してました)

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