ブログ版ききみみずきん

某議員さんの罵倒が昔仕えていた教授に似ていて少しトラウマが蘇りました

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3/9 福島オフ報告

福島でリスクコミュニケーションの勉強オフ会を開催しました。
オフ会のお知らせをして戴いた信夫山ネコさん、有り難うございました。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/

昼は11時〜14時にレストランの個室で、宇野先生(あいんしゅたいん・パストゥール研究所)とナリス化粧品の谷さんを囲んで10人ほどでランチ会をしました。

宇野先生はパストゥール通信の2012年新春号(「放射線とがん」特集号)を資料として、白河市での取り組みなどお話して下さいました。
http://jein.jp/blog-einstein/905-blog-92.html

谷さんには化粧療法のお話を伺いました。
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/200902140561436256
(化粧療法に関する宇野先生と谷さんの共著論文)

夜はプロジェクターの使える会場を借りて、宇野先生の40分ほどの講演の後に、現地の方3名にお話を伺いました。18時半〜24時があっという間だったほど、それぞれが熱く語りました。
宇野先生のお話は科学的に参考になるだけでなく、深みも暖かみも学ぶ点が大きかったです。
ブログ友にもお会い出来て、元気も勇気も戴きました。

お仕事の都合をつけて来て下さった方、お子様を預けて来て下さった方、遠方よりいらして下さった方、震災時の状況や普段の暮らしを教えて下さった現地の方、自分なりの復興支援を模索している方、お話を聞かせて戴き有り難うございました。

会場の確保、仕出し、参加者への連絡など、細かい手配をお引き受け戴いたやぁどさん、なおみさんには本当にお世話になりました。
福島民報社の記録写真集、お菓子、地元の写真の絵はがきなどのお土産も有り難く頂戴致しました。
参加者のうち、掲載を了解した方のハンドル名は以下の通りです。
昼の部(10人):なおみさん・やぁどさん・kakkou さん・retohouse さん・Kさん
夜の部(23人):なおみさん・やぁどさん・相棒・ぶーさん・ゆさん・IKA さん・kco さん・しおんかのんさん・icchou さん・Kさん・義阿南高地さん・にゃにゃ丸さん・鈴木小太郎さん・ひまわり先生・組合長さん

相棒も私の夫という立場を離れても、得るものの大きい会だったと言ってくれました。
参加者の中にはこの1年間、ブログを通して被災地支援を続けて来た方も多いです。

icchou さんは「ポストさんてんいちいち日記」で物理・化学・生物・農学・環境など他分野に渡る解説をして下さっていて、私もリスクを論じる時に参考にさせて戴いています。
http://icchou20.blog94.fc2.com/

飯坂生まれのKさんは「なくさない! 飯坂温泉 共同湯」「Maybe Blue」を通して情報発信につとめています。
http://blogs.yahoo.co.jp/iizakaumare
http://leika7kgb.blog114.fc2.com/

鈴木小太郎さんは「被災地の神社・寺院へ行こう」で被災地近辺のホテル・旅館・民宿に泊まり、食事し、お土産を買って帰るのが被災地の復興に一番役に立つという立場で、情報提供を続けて下さっています。
http://chingokokka.sblo.jp/
http://blog.goo.ne.jp/daikanjin

*議事録は名前は伏せて、居住地も職業もほぼ伏せて、発言内容も身元が推定される部分は削って転送する予定です。写真もなおみさんから届きますが、やぁどさんからお願いがあったように個人の思い出としてお楽しみ下さい。私も議事録・写真ともブログには掲載しないのでご安心下さい。
*参加者の方がご自分のブログなどで宇野先生の講演内容と自分の発言について紹介することは問題無いです。他の方の発言に関しては別記事でざっと紹介した程度の内容に止めて下さい。

宇野先生の講演概要

別の記事にまとめましたが、質問やコメントはこのブログ記事内でお願いします。
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/65505053.html

概要は
「放射線生物学を理解していない分野外の研究者や、ECRRなどの非科学的な団体が騒動を煽っている」
「無知・憶測・不安・パニックが低線量被爆で危険なこと」
「現在の放射性物質のリスクを最大に見積もっても、わずかに老化や癌化が促進されるかも・・という程度で、これからの食生活や心の持ち方で十分に改善出来るし、今まで以上に健康に暮らすことも出来る」
「福島の野菜をたくさん食べることは抗酸化作用による老化防止が期待されるし、笑って暮らすことは免疫機能を上げて癌リスクを下げることが出来る」
です。

3/10夜追記:勉強会では 3/10 のJA福島での講演内容から、少しスライド数を減らしてお話戴きました。宇野先生は10日の講演を無事に終えられて、11日の「東日本大震災にまつわる科学:福島原発事故から1年を迎えて」(←安斎先生も講演)に出席するために京都にとんぼ返りしたそうです。
http://jein.jp/jifs/workshop/939-120311.html

現地からの報告

ひまわり先生(福島の小児科医)、行政関係者、組合長さん(伊達市で除染作業中)から復興や仕事への思いを伺いました。
皆さん福島の方が安心して暮らせるようにご尽力下さっています。

「ひまわりの種」
http://blog.goo.ne.jp/yi78042

「福島らったった組合!」
http://blogs.yahoo.co.jp/boss_bunta0255
ひまわり先生や組合長さんの取り組みはリンク先のブログをご参照下さい。
組合長さんは 3/9 に受けたホール・ボディー・カウンターの検査結果をご持参下さいましたが、事故直後の水道水を飲み、除染作業に従事する、「一番汚染されそうな生活をした人」の数値がごく低いことは、私達研究者にとっても貴重な情報だと考えています。

また、私は行政の方の粘り強い取り組みに、「地域の現状を理解していない行政関係者」といった批判はそれこそ”現状を理解していない”と感じました。被災した職員もいる中、通常の何倍もの業務をこなし、何十倍もの批判をぶつけられています。

私は辛くなったらブログを休むことが出来ますが、行政の方は淡々と業務にあたらなくてはいけません。
テレビでは地域行政からの「国の制度が硬直化しているから」「現場が分かっていない」といった批判が出ることもありますが、直接お話する機会があれば霞ヶ関にも全国にも頑張っている国家公務員もたくさんいることがご理解戴けると思います。

勉強会で出た意見

夜の部では「宇野先生の講演内容に納得したし、前向きになれた、周囲にも伝えたい」という意見が多かったです。
昼の部では、化粧療法はイデオロギーに関係なく、切羽詰まったお母さん達の気持ちをほぐせるのではないかという意見が出ました。

その他の意見についても別記事で紹介していきますが、県内にお住まいの方からは「非科学的な騒動には迷惑をしている」「県外の人は福島に95%の人が残っている現状を知って欲しい」「科学者も安全側の情報を発信して欲しい」など、都会やマスコミの論調とは異なる意見が出ています。
http://blogs.yahoo.co.jp/bloom_komichi/65508091.html

私が学んだこと

私は低線量被爆に関しては閾値説の立場で「自分が福島に住んでも、食品のサンプリングデータをたまに見る以外は何もしない」と考えていたので、当初は宇野先生の「放射線に負けない生活」という講演の必要性を感じていませんでした。

しかし9日の講演で「自分は微量の放射線に負けない生活をしている」という実感が免疫機能を含めた健康状態に反映されるなら、科学的な根拠を示して福島に住む方を励ますことも、科学者の出来ることだと気付きました。

また、私は「安全を口にするなど福島の人に対して失礼」「何かあったら責任が取れるのか」と批判を受けることもあり、自分の考えをどう伝えるか思案していました。
小佐古先生や児玉先生の非科学的な点を指摘すると復興の妨げになるのでは?と悩み続けていました。
しかし、現地の方の中にも私の判断が役に立つ方もいることが分かってきたので、判断の根拠や理論を示すことが出来るなら、それを主張すべきだと確認することが出来ました。

宇野先生の白河での取り組み(計測・除染・基礎生物学者・医者の4人一組で地域を細かく回って説明会を開催し、十分な質問時間を取る)から、500人会場で1回の講演会をするより、50人を10回する方が波及効果は大きいことも知りました。
断片的ながらもブログで情報を提供し、コメントにお返事をすることも、お役に立てるかも知れません。

それから、県内の参加者のお話から郷土愛というものを少しだけ理解することが出来ました。
「原発の事故直後に県外に避難した時に、たくさんの特殊車両とすれ違いながら”どうか、福島をお願いします”と祈るような気持ちだった」というお話は、自宅は寝に帰るところでしかない自分には衝撃的でした。

郷土の風景を毎日目に入れて、ご近所や親戚と交流して、子供もここで育つと信じて暮らすことが、その人の一部になっている方が地方には多いのかも知れません。
また、その土地で慈しんで育てた作物を誇りを持って出荷してきた農家の方も福島には多数いらっしゃるのだと思います。

それが分からない都会の人達が「あそこはもう住めない」「これはもう食べられない」などと科学的根拠も無く噂をすることは、福島に住む人そのものに対する中傷になると感じました。

私のこれから

オフ会でも質問を受けた、父(物理学者)と叔父(化学者)に「福島もチェルノブイリになる」「放射線生物学は分からないことが多いし、生物学者がきちんと説明しないから、みんなが不安に駆られる」と言われて大ケンカになった件の後日談です。
福島から戻った日に宇野先生と活動しているという話をしたら「良いことだ」と態度を変えてきました(権威に弱い)。
ところが翌日は「お前の考えが主要学説なら、そういう科学者がテレビに出るはず」と言われ、私が「マスコミが危険側を取り上げるから、インフルエンザ騒動でも苦労した」と反論したら、「デマ科学者ばかり呼ばれるのは、お前達のやり方が悪いからだ」と言われ、「アンタ達みたいな思い込みで発言する老人がいるからだ」と返してまた大ケンカでした。

宇野先生を含め、現場の苦労を知らずに(説明も聞かずに)「アピール力が弱い」などと批評をされることは我慢ならないです。
最後は「学習しないアンタから学ぶことは無い!」と捨て台詞で終わり、私のコミュニケーション能力は簡単に上がらないと痛感しました。
でも、ただのボケ老人なら聞き流せますが、元科学者と現役科学者を許す気持ちにはなれません。
私個人は宇野先生のような包容力の無い、ケンカっ早い人間です。
しかしK3−NET(女性研究者のサイト)設立期もそうですが、私の周囲には様々な方が集まって下さります。
私が科学に対して真摯である限り、社会は私を見捨てないのかも知れません。
ですからブログも細々ながら続けたいと考えています。

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omizo さんのコメントにまとめて返信しますね。

>損傷を受けた場合に、その損傷が同じなら修復は同じ事が行われる。という事です。

私も放射線による DNA 損傷が他の損傷と全く違う機構で、普段は使わない修復系なら大変な被害が出るだろうな・・でも放射線なんて日頃浴びているし・・と考えて放射線生物学を復習しましたが、宇野先生と同じ「ほとんどは活性酸素」「二本鎖切断も細胞内でランダムに起きる切断と同じものが年間 20 mSV 浴びてもわずかに増える程度」と確認して「この騒動は何なのか・・」と思っています。

講演で宇野先生が活性酸素のお話をした時に、やはり生物学者なら独自に調べてもそこに落ち着くんだな・・と安心しました。

>今中さんはECRRに安易に乗っかると、なんでもかんでも「よく分からない内部被曝が原因」となってしまう.

未だに ECRR 派の人(○○農法とか EM 菌とかホメオパシーなど元から非科学の好きな人が多い印象)が変な勉強会をしていますが、今中先生は小出先生を含めたミソクソ派に喝を入れて欲しいです。

2012/3/20(火) 午前 7:21 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

EM菌勉強中のミソクソ派のりえです。

私のブログでは何を信じるのもあなたの自由だと言っていたのに、ここのブログではあなたの考えと違う人達の事は差別している様に思い、残念です。

2012/3/20(火) 午後 5:46 [ りえ ] 返信する

りえさん、私はそちらのブログでりえさんが何を食べるのも自由だと言っていますよ。

りえさんは私に「子供に福島産の農産物を食べさせて将来癌になったり奇形の子供が生まれたらどう責任を取るのか」と迫りましたが、それは福島に住んでいる人々への差別や障害を持った子供に対する差別だと考えています。

そもそもりえさんの被爆に対する考え方はまともな生物学者は支持していないし、りえさんの健康法は医者も実行していないものなので、宗教レベルだと思っています(バンダジェフスキー教&野呂教?)。
りえさんがその宗教を信じて心安らかに暮らせるなら良いと思いますよ。

でも「明日、地球が破滅するのにノアの箱船に乗らないなんて信じられない」と怒られても宗教が異なるので理解出来ないし、頑張って布教しているのを見たら「その宗教では救われないと思うよ」と言ってしまいます。

2012/3/20(火) 午後 7:39 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

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個人がであれば、ですが、他者に進めるとなると、別です。 EM菌を自己の庭に撒こうと、飲もうと、自己の範囲ですが、他者に進めて、飲ませる、撒かせるとなると、です。 地球上には全てが毒であります、放射性物質もその一部です、どうつきっていくか?。です。

今の食品になる、動植物は、人工的もしくは自然でのに突然変異の奇形を起こさせて、それが人にとって有効であるものを繁殖されてきたものです。そんな、奇形をですし。 ソメイヨシノは、すべて、同遺伝子です、挿し木ですべてが繁殖させてきました。 人を取り巻く環境はほとんどが奇形かも。 削除

2012/3/20(火) 午後 11:13 [ omizo ] 返信する

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出産に関して

h ttp://blogs.yahoo.co.jp/mihyon0123/18482021.html

4.神様から授かったら、それがどんな赤ちゃんでも、あなたの赤ちゃんです。

この世に完全に正常な人間なんていません。重いものから軽いものまでいろんな障害を持って生まれてくる赤ちゃんもたくさんいます。
妊娠中に診断できる異常はごく一部。中には幼児になってからわかる異常もあります。
誰しも自分の赤ちゃんが正常だという保証のもと、出産することなんて出来ません。
親になるということは、どんな赤ちゃんが生まれても自分の子供として受け入れることです。

どう受け止めるか。 お母さんたちに、自己嫌悪感に苛まれるよな事を言われるのは、です。 削除

2012/3/20(火) 午後 11:21 [ omizo ] 返信する

omizo さん
>個人がであれば、ですが、他者に進めるとなると、別です。

りえさんも他のお母さんに勧められて現状なったのだと思います。

ですから声をかけている場面や「EM菌で土壌の放射線量が減る」(←物理学を大否定)といった宣伝記事を見た時に「それは違うんじゃないの」と声をかけることは、誘われている側の人に対しては「宗教に入る人にちょっと考えて」というメッセージになると思うんです。

今回のような論理性の無い反論になることは予測出来るし、野呂教の人々は多数いるので無駄かな・・と思う時もあるのですが、私はそれでも時々コメントするようにしています。

私は現状で癌や奇形が増えるとは思っていないし、年 10 mSv くらいなら自分に照射実験してもらっても構わないです。
長生きしていればいずれ癌になりますが、実験のせいだとは思いません。

しかし奇形が起きるかどうかとは別に、反原発思想や安っぽい正義で「奇形」を他人を怖がらせるキーワードに使う人は人間として最低だと考えています。

「みえないばくだん」は子供が読める媒体にした点で、人間以下の所行ですね。

2012/3/21(水) 午前 0:34 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

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宇野説、高齢者向けの健康雑誌の特集のようです。
「被曝し続けても元気に過ごす○○条のコツ」
でもこんなことを言ってくる人がいたら、宗教が異なるので理解出来ないし、頑張って布教しているのを見たら「その宗教では救われないと思うよ」と言いますね。 削除

2012/3/22(木) 午後 9:37 [ EM菌は信じないけど ] 返信する

「EM菌は信じないけど」さん、宇野先生の主張は DNA 修復機構や免疫機構など生物学に基づいています。
生物学は純粋に面白いし、新型インフルエンザや放射能などのデマを評価するためには必須の学問なのでお勧めですよ。

もちろん避難地域や、地下水や海水が淀みやすい場所はこれからも監視が必要ですが、何が、どれくらい危ないのか・・という評価には科学が必要です。
まぁ、科学そのものを否定する生き方もあるし、自分なりの健康法を信じるのも自由ですけど。

そう言えば、何か起きると期待している人々は、自然放射線の高い国の人が元気に過ごしている理屈をどのように考えているのか興味があります。
「人種が違うから」「実は日本人よりものすごく長生きなのに、放射線のせいで寿命が縮んでいる」みたいな理屈かな?

福島に住む人々が被爆していると表現するなら「私達も原発事故の前から毎日被爆し続けて元気で過ごしている」だと私は考えています。

2012/3/22(木) 午後 10:01 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

「原発事故はケシカランのに”現在の放射線量では何も起きない”なんて失礼だ!」「これくらいの放射線量は大丈夫・・と産業界の都合で規制を緩和するつもりだろう!」といったお叱りを受けることがあるし、その気持ちは分からないでもないです。

でも私も宇野先生も事故はケシカランと思っているし、化学物質や放射性物質に対する規制は、可能ならば生物学的に危険な量よりずっと少ない方が良いと思っています。

ただ、科学は非情なので、悪意や不注意があっても科学的には何も起きない時もあるし、善意があっても科学的に危険な目に遭うこともあるんですよ。
癌を手かざしで治す・・も、善意のパワーを出していますから。

「福島の人のために行動しているのだから反原発ですよね」「被爆の被害を小さく見積もるということは、原発推進ですよね」の両方の声がありますが、それは原子力工学とかエネルギー政策という別の科学なので私は十分に論じることは出来ません。

2012/3/22(木) 午後 10:37 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

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コメント欄まで読み応えありありで、読んでいつも終わってしまいます〜(子供がお昼寝の時しかPC出来ない)、福島での勉強会、行きたかったです。
去年は私も、放射線が通常の●倍!!って思ってすごい怖かったです。例えば10倍って聞いたら、高い!!=危険に決まってる、って思ってました。
でも、じゃあ10倍の放射線が実際に人体にどう影響を及ぼすのか?って所まで頭が回りませんでした。 削除

2012/3/23(金) 午後 3:14 [ ニョッキ ] 返信する

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「高い放射線を浴びると害が出る」の「高い」って、ケタが違うんですよね?
低線量被ばくの影響はよく判らないの「判らない」は、どんな恐ろしい事になるか判らない、じゃなくて「影響が小さすぎて判らない」の意味なんですよね?
一番知りたかった、人体への影響については、やっぱり人体や人体と放射線の関係に詳しい専門家に聞くのが一番なんですね。
去年はだいぶ大声さんに振り回されたなぁ〜と感じてます。
そういえばやぁどさんの番組を楽しみにしてますと書いたけど、どこのチャンネルなんでしょう。@福島か@郡山かだけでも解るとチェックしやすいんですけど・・・ 削除

2012/3/23(金) 午後 3:15 [ ニョッキ ] 返信する

ニョッキさん、

>「高い」って、ケタが違うんですよね?

おっしゃる通り、単位が違いますね。

放射線被ばくの早見図(放医研)は多くの生物学や医学の成果が反映されているし、私も支持しています。
www.nirs.go.jp/data/pdf/hayamizu/j/0407-hi.pdf

動物に放射線を照射するような実験でも「良く見ると不健康になりましたよね」と主張する論文に対して「う〜ん、微妙・・サンプルの選び方や測定法に偏りがあるかも・・」という意見が出るのが 100 - 500 mSV くらいの範囲だと思います。
疫学調査もそれくらいの線量が議論になっていますね。
だから「100 mSv 以下だと影響が小さすぎて判らない」になる訳です。

でも動物実験や疫学調査といった個体に見える影響だけでリスクを論じるのは不十分で、組織切片を見たり、細胞の増殖率を見たり、染色体の異常を調べたり、DNA の変異を調べたり・・と物質に近いレベルまで各段階で放射線の影響を研究する必要もあります。

2012/3/23(金) 午後 11:32 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

宇野先生の講演や私の授業で扱っている DNA 損傷と修復のメカニズムは、試験管内に精製した DNA を入れて放射線を照射した場合は損傷しやすいし損傷したままなのに、細胞レベルになると格段に放射線に強くなっている機構について、ここ20年くらいで色々な研究者が調べた成果を元に論じています。

その成果に照らし合わせた場合でも、100 mSv 以下の照射だと修復機構で十分カバー出来るだろうという推測になります。

日本に住んでいる人の平均的な年間被曝量が 1-2 mSV、福島でホールボディーカウンターや生活歴から被爆量がかなり高いと推定される人で 20 mSV、ほとんどの人は 5 mSV 以下と言われていますから、私は現在の空間線量では何も起きないと思うし、宇野先生も「せいぜい不健康な生活をしている人くらいの影響」だと思っているのです。

でも理屈で何も起きないと突き放されると不安だろうし、今回の事故は東電や国の不注意が原因ですから(私達が安全対策に無関心だったり電気を大量に使っているのも原因ですが)、被爆量が多い方は健康状態を継続的に観察すべきだと思います。

2012/3/23(金) 午後 11:50 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

今回の事故は土壌や建物に付着した放射性セシウムから照射される分だけでなく、食べ物から摂取する分も考慮する必要があります。

でもこれまでの調査では、食品に含まれる放射性セシウムの量は放射性カリウムよりずっと少ないので(私もこの点は十分に知りませんでした)、膀胱に溜まるなど特別な機構が無いと癌になるのは難しいです。

私は放医研の公式見解と同様に、チェルノブイリ膀胱炎の論文は疫学データが怪しいし論理性も無いと考えています。
http://www.nirs.go.jp/information/info.php?i5

でも児玉先生の肩書きは専門家に見えるので、誰の情報を信頼するのかという判断は、一般人の方には難しいですよね。
私も財テクとか分野外のことは全然分からないし・・

私は文系向けの生物学の授業も担当しているので、疑問に感じたことは遠慮無く聞いて下さい。
宇野先生の講演を聞いて「もっと説明力を上げなきゃな〜」と思ったので、私の勉強にもなります。

やぁどさんのチャンネルは県外の私には分からないので、ご本人の登場を待ちましょう。

2012/3/24(土) 午前 0:10 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

単位が違いますね→ケタが違いますね
・・の間違いでした。
500 mSv = 0.5 Sv なので単位が違うとも言えますが。

放射線が 10 倍くらい増えても生物学的な影響は見えない、100 倍くらい増えたら見えるかも・・という説明をしたもののの、放射線の強さが 100 倍違うって、イメージ湧かないですよね。

紫外線だと真冬の北海道と真夏の沖縄で 20 倍くらい違うみたいです。
http://www.nies.go.jp/kenkyusaizensen/200808/200808.html

日焼けサロンならもっと出ているかも?と調べてみたのですが、分かりませんでした。

遺伝子や DNA に関する生物学の授業は今年も担当するので、たとえ話についても色々とネタを仕入れる必要があると考えています。

2012/3/24(土) 午前 1:23 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

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実質上の異動を前に(辞令は今月初めに出てるのですが、私&入れ替えの者とも今月中は身動きとれない)最近、さすがにバタバタしております。

私はただ、福島の人の命を大事にしたいだけなんですね。
今のままでは放射線よりもストレスの方で命を縮める人が頻出してしまうと思う。
それを少しでもなくしたいだけです。

>ニョッキさん。
TUFです。
春から「福島での日常を問う放射線勉強会」と言う番組を始めます。
不定期かつ深夜、で恐縮ですが、ぜひご覧ください。
1回目のゲストは木村真三さんです。
彼もバリッバリの反原発ですが、それでもフラットに語ってくれると思います。
いずれ宇野先生にも出ていただきたいと思っています。 削除

2012/3/26(月) 午前 0:19 [ やぁど ] 返信する

やぁどさん、私は木村真三さんの人物は知りませんが、「ぬまゆ」騒動(南相馬に住んでいる女性が放射能の影響で髪が抜けたと訴えている件)を自己免疫系疾患で、原因はストレスの可能性が高いと証言した方のようですね。

やぁどさんが直接お話して納得出来たのなら、たぶん論理性のある方なのだと思います。
先のコメントにも書いたように、リスクの推測は、疫学調査・動物実験+健康被害に至るメカニズムの解明+論理性の3本立てで進めるものです。

例えば崎山比早子さんのように「放射線は微量でも浴びるほど不健康になる」という説だと、地域によって自然放射線量が異なるので、線量に比例して癌が増えたり寿命が短くなったりしなくてはいけない。

児玉先生の「セシウムの出す放射線で膀胱癌になる」も、その仮説が成立するためにはセシウムより大量に存在する自然界の放射性カリウムで膀胱癌にならなきゃいけない。

本当の科学者は理屈のプロなので、「分からないから危ない」なんてバカは言わず、様々な仮説を立て、その論理性を考えてリスクの範囲を見積もってくれると思います。
宇野先生の出演も楽しみにしています。

2012/3/27(火) 午前 1:27 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

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しおんかのんです!
勝手ながら、本日よりこのHNに変更しましたので、以後よろしくお願いいたします。
どうでもいいことなのですが、連絡まで。

2012/4/1(日) 午後 4:55 [ 汐の香 ] 返信する

汐の香さん、これからも宜しくお願いします。
私が分かることは科学限定ですから、色々教えて下さい。

2012/4/2(月) 午後 9:27 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

内緒さん、インターエデュとかベネッセとか母親が集まる場所は非科学的な情報が流れる率が高い印象です。
ただ、どちらも一度発言すると面倒そうなので、こちらの記事のリンクなどお伝え戴いたのは助かりました。

子供に勉強させたいなら、まず自分が勉強しなきゃダメでしょ・・と私は思うんですけどね。
私もミラクルサンドとか、分野外のリスクを論じる時は物理系の人にかなり聞きましたから。

ちなみに飛行機の被爆・・というのは、上空を飛ぶ時に宇宙放射線を浴びやすくなるためのようです。
宇宙に人類が進出する時にどれくらいの放射線に耐えられるのか?という研究が始まっているのですが、これに加えて原爆の影響の研究が放射線生物学を推進する力になっているようです。

「関東で内部被曝の症状が出ているっていうなら、福島では、もうとっくにみんな死んでなきゃいけない話」も放射線生物学で考えれば分かるんですけど、もう少し解説する方がいいのかな・・

2012/4/4(水) 午後 0:07 [ bloom@花咲く小径 ] 返信する

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