ブログ版ききみみずきん

引越後もお付き合いお願いします

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GMの毒性評価は、急性か慢性に分けれますが、確かに急性は、一部出たの確かですが、慢性に関しては、なんともですが。 と言っても、南米では、闇でほとんどがGMになりつつあるわけで、もう止めれないでしょうし。 後は、EU,日本などのニッチの販売先への差別化戦略でしょう。 ハワイ産のパイナップルの様にEU,日本向けはGMでないもの方が、高額で取引されるし、販売ルートも確立しているので、GMでないものも生き残れれということではありますが。 それより、GMの特許戦略の方が、世界のの作物への独占という意味では、問題が出てくるでしょうし。

自然交配での当然変異植物とて、先祖返りの問題もありますから、毒性に関して、安全とも言えない事ですが、 昆虫などの侵略から守らないと 人工交配でも、自己防衛毒性を復活させるといyうことも。 この世に安全なもはないとはいえますが。削除

2012/8/9(木) 午後 8:25[ omizo ]返信する

>自然交配での当然変異植物とて、先祖返りの問題もありますから、毒性に関して、安全とも言えない事ですが

omizo さん、私はGM食品の毒性はあまり心配していません。よほど複雑な代謝を経ない限りは動物実験ですぐ分かりますから。

私が気に掛かっているのは、人間ではない生物への影響や、形態への影響で、直接に安全性には影響しないものの、それが自然界に拡散して生態系に影響することは警戒しています。

>この世に安全なもはない

それはごもっともですが、リスクを冒しても利益が大きいかどうかは先にコメントしたように様々な判断基準があると思います。
また、導入する遺伝子によってリスクの大きさも違うでしょうね。削除

2012/8/9(木) 午後 10:33[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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GMとの他の品種との交配問題は、ありますね。というか、、GMセイヨウアブラナと非GMセイヨウアブラナとの雑交配のもんだい。
まぁ、菜種油なんて、食用では無かったし。

前にもいったように、ソメイヨシノは、幕末に、半人工交配で作られたものですが、それが、全国に挿し木での植林され、桜と言えばソメイヨシノですから、 桜の開花予想にも使われるくらい。すべて、DNAは同じなので、一挙全滅の可能性も、 生物多様性の問題からすれば、変な話。削除

2012/8/9(木) 午後 11:58[ omizo ]返信する

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ネコさんの所でのコメントを引用させて戴きました。問題などありましたら(SECRETでも)コメント戴ければ対応させて戴きます。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-293.html

(追伸)
台湾ではほとんど仕事だけの時間でしたが、お会いする方々の(義理・人情的な)人柄が印象に残っています。親身な対応以外に、何年も前の訪問者を覚えていて下さったり、一回しかお会いしていないのに年賀状を下さったり。
注意点は、日本との時間の流れ方の違いを認識することだと思った次第。(これは世界一般との関係もしかりなのでしょうが)削除

2012/8/20(月) 午後 0:23[ icchou ]返信する内緒

omizo さん、コメントを見逃していてすいません。
交配問題は野生に交配可能な種があるか、その生育地域と GM 植物の栽培地域が近いか?という情報からリスクが推定出来ると思います。
GM 反対運動が過激だった頃は、トラックから種が漏れた!みたいな騒ぎがありましたが、それも同様に考えれば良いのだと思います。
ただ、どの栽培植物も元は野生種なので遺伝子拡散のリスクは考える必要はあると思います。

私は自然交配によって作られる植物は全く危険視していません。
遺伝子組換え植物より歴史が長いですからね(人類がもう数千年くらい掛け合わせをしているけれど、危険な生物が出たことが無いし)。

ソメイヨシノはそれによって野生種が駆逐された訳ではないので、生物多様性とは関係無いと思います。削除

2012/8/20(月) 午後 0:55[ bloom@花咲く小径 ]返信する

GM 食品で私が考える健康被害は、特定の人にアレルギーを起こす可能性で、実際に症例も報告されていますよね。

「うちの子は放射能に弱い体質かも」という保護者の心配は時々聞きますが、放射能による DNA 損傷の修復機構は生きる上で必須なので個人差は高線量でないと見えないと思います。
これに対して代謝機構は個人差があるし、GM 植物が作る物質(殺虫タンパク質など)は人間が摂取したことのない物質も多い訳ですよね。

もちろん食品添加物と同様に動物実験を行えばある程度のリスクは推定出来るのですが、遺伝子組換えによって生産が誘発される別の物質については慎重に調べる必要があると考えています。

ただ、人が死ぬような GM 作物が流通する可能性は低いので、GM 食品→アレルギーが出るかも・・くらいの心構えを消費者が持ち、経済的な利便性の方を追求するという考え方もあるかも知れません。削除

2012/8/20(月) 午後 1:04[ bloom@花咲く小径 ]返信する

0:23 の内緒さん、引用特に問題無しです。
色々とお伝えしたいオフレコ情報があるので、なるべく今週中にメールさせて戴きます。削除

2012/8/20(月) 午後 1:05[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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例の論文のFig. 5d/b/ eの生存率の謎が解けるかも。 毒物学と農薬学で、Bt菌。 Bt蛋白の感受性検証では、ヤマトシジミが用いられるのは、特に感受性が高いからでしょう。

カタバミの生息地域と、花き類の栽培地域を参照。削除

2012/8/21(火) 午後 8:44[ omizo ]返信する

ヤマトジシミの論文の件は icchou さんのブログ記事に情報を集中させましょう。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-293.html

ちなみに私は企業時代に鶏糞に発生するイエバエに対する Bt 菌系列の殺虫活性を研究していました。
医学部と共同研究のお付き合いで疫学調査の手伝いをしたこともあるし、動物に癌を発生させる実験や動物を使った毒性試験も経験があります。
大腸菌・酵母・イエバエ・カイコ・線虫・ウニ・ニワトリ・マウス・ラット・ハムスター・モルモット・豚・牛を実験材料に使った経験があるし、その人脈が今でも情報収集に役立っています。

頻繁にテーマを変えたために業績が年齢の割に少ないことがコンプレックスなのですが、ガゼ論文を見破る上では今までの経験が生きてるな・・と感じることが増えました。
でもその能力自体が社会の役に立っているのかは疑問ですが。削除

2012/8/21(火) 午後 11:10[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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ヤマトシジミの論文については、やはり自分のポジションからして、読んでおかねばならないと思いました。
まずは、当然の態度ですが、先入観を排除し正しく”批判的”に読んでみます。

今は「モデル生物」という考え方で全ての生物の現象を説明しようとする考えが有力ですが、ある種の傲慢さがあります。
都合の良い結果を出す生物を選んで実験をしているという面はあります。
「マウスで知られている事をラットでも證明することは意味がある」
と仰った先生がありました。
マウスを調べるのは人間で起こっている事を調べる為の方便であるという立場の、端的に言えば医学の立場の人間からすると、マウスでもラットでもどちらでも関係ないとなりますが、生物学者をもって自認する人間にとってはヒトもマウスもラットも平等な筈。

あえて色々な生物を用いて実験しているのには相応の意味があるのであって、その生き物を用いている研究者の間ではそのことは了解済みなのですが
(つまりトリックなりガセなりの種や仕掛けがわかっている)
そのようなことに免疫のない人々は騙されルのでしょうか。削除

2012/8/22(水) 午後 7:18[ 八合閑人 ]返信する

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読んで見ました。

このジャーナル、いいですね〜。
投稿料は高いのでしょうか?
私にもセンセーショナルな結論を言いたかったのだけれど途中でボツになった仕事がいくらかあります。

といった内容でしょうか。削除

2012/8/22(水) 午後 9:05[ 八合閑人 ]返信する

八合閑人さん、プロの生物学者としての感想はぜひ icchou さんの記事の方にも入れてあげて下さい。

「怪しい科学論文なんて結構ある、という事実」は生物系なら常識なのですが、物理や化学の人は騙されやすいし、生物学者を名乗る人々の中にも他人の嘘に無意識に乗りたがる人はいるんですよね。

生物系の論文のガセ率は、【疫学調査(チェルノブイリ膀胱炎とか)>野外調査(ヤマトシジミとか)>動物実験=細胞実験】だと私は感じていますが、八合閑人さんはどう思いますか?
最初の2つは実験ではなく調査なので追試が難しく、それがセンセーショナルな論文を出したい人々を増長させていると私は考えています。

センセーショナルな結果になった時も、逆に凡庸な結果になった時も、本当にそうなのか?と疑うのが本来の科学なのですが。削除

2012/8/23(木) 午後 9:28[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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生物系の論文のガセ率は、
【疫学調査(チェルノブイリ膀胱炎とか)>野外調査(ヤマトシジミとか)>動物実験=細胞実験】

というのは同感です。
ガセと言っても
完全に意図的なガセ、
統計手法で強引に有意差を出し結果的にガセになったもの、
正しく研究した結果が残念ながら後の研究からガセと判断されたものと、スペクトルがあると思います。

私が思うに、これらの内で統計のマジックによるガセが怖いのではないでしょうか。
疫学には統計学的手法が不可欠というかクリティカルですが、都合の良い結果が出てくる統計手法を選ぶという事は実際には多いのでしょう。

ただし、疫学的調査で発見の端緒につながった事象は多いわけで、それらの研究が重要であることは変わりないと思います。

ですから、個々の疫学調査については過大にも過小にも評価せず、正しく評価するという態度が実験科学の研究に対する以上に求められているのではないでしょうか。削除

2012/8/23(木) 午後 11:17[ 八合閑人 ]返信する

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ヤマトシジミ蝶論文の関連コメントを読んで、勉強させて戴いてます。
こちらのコメントと私のブログへのコメントを時系列的にアーカイブさせて戴きました。
bloomさんまたはコメント者から、何らかの要請があった場合は対応致します。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-296.html

話は変わりますが、自然放射能のポロニウムの影響が大きく見直されてバックグラウンドが上がったのは、少々、驚きました。簡単にまとめましたので、参考までに。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-254.html削除

2012/8/25(土) 午後 7:38[ icchou ]返信する

八合閑人さん、疫学調査はリスクを推定するきっかけの一つにはなるという意見に私も賛成です。ただ、単体ではリスク評価には使えない情報だし、そんなに心配なら自分で動物実験くらいしなさいよ・・と私は考えています。

ただ、インフルエンザの致死率0.4%などメディアでセンセーショナルに取り上げられる論文の多くが生データや解析手法を見ると「0.004%〜0.4%の大きな幅でしかリスクを推定出来ないのでは?」と思うレベルなのになぜか0.4%となっていたり、研究者の先入観や願望が入りやすい研究領域なのだと判断しています。

実際、私も企業時代に医学部と共同研究をしていた縁で疫学調査の手伝いをしたことがあるのですが、データの取捨選択から解析側の主観が入りそうになっていて、統計のマジックなら分かりやすいのですが、生データの操作は怖いな・・と思ったことがあります。

そういう意味では、チェルノブイリ膀胱炎の論文は分かりやすい統計操作なので良心が残っている・・とも言えるかな?
論文の著者達が統計がド下手という可能性もありますが。削除

2012/8/26(日) 午前 6:04[ bloom@花咲く小径 ]返信する

icchou さん、ポロニウムの情報有り難うございます。
放射性物質の物理的な側面を理解する上で icchou さんのブログは参考になっています。

ポロニウムの被曝量を見直すと年間の自然放射線による被曝量が 2.2 mSv を越える・・という情報に関して、私や icchou さんの感じ方は「生物は放射線耐性を進化の過程でしっかり身につけたのだろうな」ですが、中途半端な情報しか持っていない人は「こんなに被曝しているなら、少しでも放射性物質を避けなきゃ!」かも知れません。

私のブログのコメントは出典さえ示していただければそちらのブログに転載可です。削除

2012/8/26(日) 午前 6:12[ bloom@花咲く小径 ]返信する

池谷奉文(日本生態系協会会長)が「福島の人とは結婚しないほうがいい」「今後、福島での発がん率が上がり、肢体の不自由な子どもが発生する懸念がある」などと発言・・というニュースを見て、生態系の人々の放射能オンチは救いがたいなぁ・・と思いました。
http://www.minyu-net.com/news/news/0825/news4.html

ご本人のブログ記事の「原発を止めなければならない理由」は素人でも欠けそうな月並みなお言葉が並んでいるだけなので、特に問題は感じませんが、日本ナショナル・トラスト協会の会長もつとめる方が政治活動に関わる方がまずいんじゃないかと思っています。
http://d.hatena.ne.jp/h_ikeya/20110826/1314343881

また、「日本をリードする議員の政策塾」で講師を務める人が放射線生物学のド素人ではまずいでしょ・・削除

2012/8/26(日) 午前 6:23[ bloom@花咲く小径 ]返信する

池谷奉文さんが元研究者なのかも分かりませんが(知人の野鳥の会関係者と本を出しているので自然観察のプロだとは思いますが)、大学にいる生態系の研究者でも60代以上だとDNAに関する知識がほとんどありません。
50代以下でも分子生物学の授業の無かった大学出身者や、あっても真面目に勉強していない人は、放射線や変異に関して素人並みの感覚しか持ち合わせていません。

逆に私達のような実験生物学者が環境問題に対して○○すれば解決するのに・・と思うことを、プロの生態学者に話してみるとズレていることもあるので、「生物学者」の発言はそれぞれの専門性を参考に聞いてもらう方が良いです。
もちろん福島の人が癌になるという仮説はがんの発生機構を理解していないド素人によるガセです。
「肢体の不自由な子ども」は「見えないばくだん」でも読みましたかね・・日本生態系協会会長が文系人の妄想絵本に影響を受けた?・・ププッ(笑)というレベルです。

ヤマトシジミ論文の人々も放射線による変異の頻度と過程を勉強せずに【放射能→変異】という一つ覚えのストーリーに従って論文を出している可能性はありますね。削除

2012/8/26(日) 午前 6:32[ bloom@花咲く小径 ]返信する

ガセ論文の特徴は、世間がそういう論文が出たら面白いな・・と思っているところを、絶妙なタイミングで突いてくる点ですね。

昨年、放射線生物学の復習をしている過程で kikulog で過去の研究の流れを教えてもらったのですが、これまでの生物を用いた放射線照射実験では昆虫の精子が特に感受性を示した・・という情報があって、「昆虫に変異、とかいうガセ論文が出たりして」というコメントが出ていたと思います。

インフルエンザの時も「新しいウイルス株だから(←ヒトと豚の相互感染は昔から小規模ながら報告されているが)致死率が高いかも」とマスコミが煽る中で最初は 0.4% とか 0.5% などの期待通りの値で、その後どんどん下がって 1/100 以下になりました。

ウイルスの致死率はよほどの配列の変化が無い限りは同じなので、最初から疫学データをきちんと分析すれば、そんなバカな話にはならないんですよ。
私が軽蔑する研究者の1人は「研究はエンターテイメントだ」と抜かしているし、生物学で20年以上飯を食う中でねつ造は日常茶飯事で見聞きしているので、私は新聞の科学ネタには冷めています。削除

2012/8/26(日) 午前 6:45[ bloom@花咲く小径 ]返信する

池谷奉文さんの発言の詳細は最初のニュースよりイタいようです。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-105.html

【放射能→奇形】の一つ覚え・・オツムのレベルも人間のレベルも○○過ぎて、これまでの日本生態系協会会長としての発言の信頼性が全体に○○な印象を与えてしまいますね(○○は自主規制)。

日本生態系協会やナショナル・トラスト協会などどこかで知り合いに行き当たると思うので、「アレが会長はまずいよ」と伝えておこうと考えています(これだけニュースになれば知っているとは思うのだけど)。

公の場で○○協会会長とか○○大学教授といった肩書きで話をする時には最低限の知識やモラルが必要です。
少なくとも私は生態系のシンポジウムで「日本の環境政策は・・・であるべき」「その理由は・・・であるから」なんて恐れ多くて話せません。

なぜ放射能問題だと素人が知ったかぶりして話すのか不思議なのですが、放射線生物学の研究があまり進んでないと勘違いしていて、分かってないなら何を言っちゃっても大丈夫みたいに考えているのかも知れ削除

2012/8/30(木) 午前 1:33[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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bloomさんから戴いたコメントやその他をまとめて、新エントリーに仕立てました。
http://icchou20.blog94.fc2.com/blog-entry-314.html
お時間のある時にゆっくりと、どうぞ。削除

2012/10/12(金) 午前 0:36[ icchou ]返信する

icchou さん、おひさしです。
科学者が発信するデマに関していくつか情報があるのでまたお邪魔します。

今月は授業と実習が集中している上に科研費の締め切りのある地獄月なのですが、今期の授業は細胞や遺伝子に関する解説をしながら放射能デマ(原発事故直後からの鼻血騒動、チェルノブイリ膀胱炎、今年の甲状腺ガンの発見、奇形や結婚に関する噂)について触れるように心がけています。

多くの学生は以前からガセネタだと思っているようですが、なぜ科学的に成立しない話なのか・・という理屈は弱いので、それを周囲の人に説明出来るようになってくれれば、デマの拡散が抑えられるのではないかと期待しています。削除

2012/10/12(金) 午前 8:39[ bloom@花咲く小径 ]返信する

最近のニュースで「18才以下の福島県民の大規模スクリーニングで見つかった甲状腺ガンはこれまで日本国内の大人が罹患していた甲状腺ガンと同じタイプの遺伝子変異を持ち、チェルノブイリの子供に見られた遺伝子変異は見られなかった」「ここから、大人になって発見されるはずだった甲状腺ガンを早期に発見したと考察される」という発表がありました。
http://shinobuyamaneko.blog81.fc2.com/blog-entry-183.html

私は原発事故直後の鼻血や原発事故数年後の鼻血は論理的にあり得ない(放射線による鼻血は血液幹細胞の損傷の結果なので、幹細胞の損傷の影響の大きい被爆数週間後にピークが来るはず)と授業で教えています。

また、原発事故から数年以内の癌は放射能の影響とは考えられない(癌の種類と検査方法によるが、遺伝子損傷から癌が発見される大きさに成長するのに5〜10年はかかるので)という話もしています。削除

2014/11/22(土) 午前 10:04[ bloom@花咲く小径 ]返信する

どちらも論理的にあり得ないのだから、これ以上調べても・・という気持ちがあったのですが、別の論理からリスクを論じていくという方法が有り得ると分かって、考えを改めました。

世の中がリスクについて熱く語っている時期も、冷めてしまった時期も、地道にデータを出し続ける研究者は格好良いです。
今回のニュースに対する世間の反応は今ひとつですが、何十年の研究の歴史の中では評価されるでしょう。

あの時、国会で放射線による発癌を熱く語った「正義の科学者」児玉先生の意見を聞いてみたいですね。
何十年どころか、何年もしないうちに忘れられていますけどね・・

張り切って本を書き、正義の講演をして、ゼネコンの接待を受けた割に批判にまともに答えないあの方は、私の中では「みっともない科学者」認定です。削除

2014/11/22(土) 午前 10:08[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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ゲノム配列をみていくと色々なことが分かってきます。
突然変異のスペクトルから外来の変異原がわかるだけではなく、内在性のヌクレオチド変換酵素(シチジンデアミナーゼ)が突然変異を起こしていること(がんの種類にもよる、たとえばBリンパ腫ならばAID、ほかのがんではAPOBEC)、標的としてkataegisと名付けられた集中的に変異が起きる場所があること。
突然変異頻度でみれば、通常のがん細胞の変異率は100万塩基にひとつ、小児がんではその10分の1、喫煙者の肺がんでは1,2桁高く、塩基付加体由来の変異が多いこと、などなど。
またこの結果はクローナルに増えた細胞の、自然に生じた突然変異の系譜も見ていますから、体細胞は数十年間にこの程度の突然変異がはいるのだ、ということもわかりますね。
結局、ヒト体細胞は生まれた時のゲノム配列に継続的に変異が蓄積しつづけるのだ、ということがクリアに言えます。
(つづく)削除

2014/11/22(土) 午後 3:25[ 美作守 ]返信する

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また、DNA二本鎖切断修復の観点から言えば、HRは正確な修復ですが、9割を占めるNHEJでは必ず突然変異が入ります。また、majorな従来(canonical)型の比較的削り込みが少ない修復に加え、nucleaseによって大きく削り込まれてから修復されるような修復もあることがわかってきました。
従ってDSB repairは大方がerror proneな修復であると言って差し支えないでしょう。
機能領域に起きたDSBでは修復の結果何らかの変異が入るというわけですが、機能領域はゲノムの数%程度しかありませんから、大部分のDSBは起こったとしても細胞機能には関係がない。
ただし、転座や逆位によりoncogenicなキメラ遺伝子が生じた場合は別です。
今回のRET/PTCはそのケースです(10番染色体に生じた逆位)。
接合部位はイントロンですが、コード領域の読み枠があっていて、N末端側に二量体化領域がありさえすれば、自己リン酸化により活性化キナーゼになるわけです。
(つづく)削除

2014/11/22(土) 午後 3:29[ 美作守 ]返信する

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もともと染色体転座や逆位は、DSBが2か所できないと起こりませんし、間違った相手と再結合しないと起こりませんから頻度は低い。
RET/PTC3は放射線に関係なく生じた小児型の甲状腺乳頭がんとも相関しているそうですが、当然出生後に自然に起きるイベントとしては確率が低いので、通常の小児甲状腺がんの頻度は非常に低頻度だと考えていいでしょう(自然の発がんも確率的イベントですからね)。
チェルノブイリや広島・長崎のように高線量の被ばくが小児の甲状腺に生じれば、DSBも沢山起きるのでキメラ遺伝子が生まれる頻度も高くなり、結果として被ばく後一定期間ののちに甲状腺がんがみつかる、というわけです。
福島の場合は線量が低く、また事故からの期間も短いので、現在までに検出されているがんの中に早期発症タイプのRET/PTC3が見つからないのは当然です。
また、BRAFやRASの点突然変異は発症までに時間がかかることから、現在までに見つかっている子供さんの甲状腺がんは事故の影響ではないということが分子的に裏付けられたわけですね。削除

2014/11/22(土) 午後 8:37[ 美作守 ]返信する

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そこまでやらなくても、という意見も見ますが、「可能性はゼロではない」のを「限りなくゼロ」に近づける努力を続けることが大事と、研究者として思っています。削除

2014/11/22(土) 午後 8:38[ 美作守 ]返信する

美作守さん、解説有り難うございます。授業の資料として使うつもりだったので、非常に助かりました。

一般の方にはアルファベットの並んでいる部分が難しいと思うので、戴いたコメントを元に解説記事など書く方が良いかも知れませんが、その解説を読んで安心する人がいるのかを考えて検討してみます。

授業では個人の全ゲノム解析が数十万円で出来る時代になった事を取り上げています。
http://www.macrogen-japan.co.jp/bbs/board.php?bo_table=news&wr_id=80
(たぶん26万円が最安値)

生物の場合、生存に関係の無い変異は蓄積されて遺伝子多型になっているので、個人の配列の違いが持つ意味を調べるのは大変という話もしているのですが、発がんに連動した変異がある程度分かっている疾患に関しては、今回のように調べる方が良いかも知れませんね。削除

2014/11/23(日) 午後 1:02[ bloom@花咲く小径 ]返信する

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ヒトゲノムのresequenceは、イルミナのシーケンサーが高シェアです。
最新の機種は1000ドルを謳っているみたいですよ。
http://www.illuminakk.co.jp/systems/hiseq-x-sequencing-system.ilmn
もっとも、この後はさらに落ちてくる模様です。
配列決定方式も多分子から一分子まで色々なやりかたが有りますね。

それから、がんは体細胞突然変異の結果ですが、がんを起こす遺伝的背景のアプローチ(分子疫学)も盛んです。
甲状腺がんもFOXE1のnoncoding regionの多型性との相関が言われているみたいです。削除

2014/11/23(日) 午後 7:11[ 美作守 ]返信する

美作守さん、情報有り難うございます。
以前から1000ドルの壁をいずれ越えるという噂はありましたが、とうとう来ましたね。来年の授業で価格改定します。
分子疫学の件も授業で触れるようにします。

放射能デマには政治思想を拡げて賠償金を吸い上げようとかサプリ販売や測定で儲けようとか色々な思惑が絡んでいるし、ゼネコンも専門家から「アスファルトを剥がしてまでする必要は無いのでは?」と指摘されるような除染で潤ったので、「いっそ福島県民の全ゲノム解析を」と持ちかけている会社もあるんじゃないかな。削除

2014/11/24(月) 午後 0:01[ bloom@花咲く小径 ]返信する

ちなみに竹中工務店と児玉先生の癒着については本人から反論があったようです。
http://www.lsbm.org/news/2013/1122/%E8%AB%8B%E6%B1%82%E6%9B%B8.pdf

私は以前から「研究費や賄賂まではもらっていない」という分析ですが、ああいう目立ちたがりはチヤホヤされるのが何よりの接待ですね。

そもそも彼が国会で同業者にも良く分からない論理と専門用語の羅列で主張した甲状腺ガンやチェルノブイリ膀胱炎に科学的根拠が乏しかった事が概ね確定したので、その辺りをどこかのメディアに報道して欲しいです。
あの時に国会で「東レだとかクリタだとかさまざまな化学メーカー、千代田テクノルだとかアトックスというような放射線除去メーカー、それから竹中工務店や何かさまざまなところは・・」と宣伝した先はかなり潤った模様です。
当時はデマ3K(児玉・小佐古・小出)のメディア露出が半端無く、あれで避難した人や帰還が遅れた方もいたので、国も個人も色々な負担が増えたのではないでしょうか。
その辺りも児玉先生からの反論書を出してもらうと、良い総括になるのですが。削除

2014/11/24(月) 午後 0:15[ bloom@花咲く小径 ]

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