あなたは某私立大学で理学部生物学科を立ち上げました、学力は地方国立大学並で、アカデミック研究者を目指す学生もいます。今はまだ様々な決定権は自分に集中しています。・・というお題での9回目のテーマです。2011年1月の中央教育審議会の「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」という答申を受け、国立大学では2012年度からキャリア教育を正規のカリキュラムに入れるところが増えるそうです。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo10/index.htm あなたが学科長をつとめる理学部生物学科はこれまで博士課程を設置したり、生物学のカリキュラムを充実させることには取り組んで来ましたが、学生の就活については大学本部の「就職支援課」に任せっぱなしでした。 しかし国立大学でさえキャリア教育を始めるとなると、自分達も何らかの教育をしないと就職率が下がり、それが大学の応募者減少にもつながりそうです。 実際、去年でも学部・修士とも1割は無職のまま卒業していく状態で、震災の影響の大きい今年はもっと状況が悪くなりそうです。 そこで、来春の大学1年生からキャリア教育プログラムを授業に入れようと学科内の先生方に相談したのですが、意見がバラバラで困っています。 教員A:「人付き合いが苦手なので理学部に来た」などコミュニケーション能力が低い学生が多い。研究室に配属後も簡単な挨拶が出来ない学生や、会話が成立しない学生がいる。まずは周囲や教員とコミュニケーションを取れるように少人数のセミナーを行ってはどうか。 教員B:「生物なら点が取れたから」「そこそこ有名大学だから」という動機で受験したような、将来の見通しの甘い学生が多い。就活でも「何となく大企業」と考えるから失敗する。生物学を生かした職業について調べさせて、生物学を何のために学ぶのか考えさせるべき。 教員C:バイトもサークルもやらずにまっすぐ自宅に帰るような生活力が弱い学生が気になる。1年生からインターンシップを体験させて、実社会を見せるべき。 教員D:OBのコネを使えるよう、上下の学年の関係を密にすべき。飲み会を増やしたりOB回りをさせたら良いだろう。 教員E:大学は研究能力を高める場なのだから、就職指導などすべきではない。生物系以外の職業に就く学生が増えていることも、修士課程の進学者が減っていることも由々しき問題だ。4年生から始めている卒業研究を3年生から始めれば力が付き、民間企業でもアカデミックでも研究職に就ける。 教員F:大学生にもなって、コミュニケーション能力だの就職指導だの大人が関わる必要があるのか?そうやって過保護に育てるから学生がダメになるのだ。さて、学科長のあなたはどのようなキャリア教育のカリキュラムを作り、教員達が納得する説明をしますか?(説明など必要無い、でもOK) 皆さんのご意見をお願い致します。
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会議室
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あなたは某私立大学で理学部生物学科を作るという役割を学長より拝命しました。その大学のレベルは、地方国立大学並で、アカデミック研究者を目指す学生もいます。様々な決定権は最初の学科長である自分に集中していて、一人で全ての人事や授業内容を決めても良いし、何人かの参謀をまず採用して、その人達と一緒に新しい学科を作ることも出来ます。・・というお題での8回目のテーマです。博士課程を新しく作ったものの、パワーハラスメントによる退学騒動や、指導教員が多忙を理由に論文を棚晒しにしたという直訴が学長に届いたり、トラブル続きです。 学生からは「卒研からそのまま博士まで同じ指導教官に研究指導を受けているが、途中で研究者としてはピークを過ぎていることに気付いた」「博士の指導教員が自分のプロフィールとして付いて回るので、政治力の無い指導教員につくと研究業界では一生不利なままだ」という不満も出ています。 このため学長からは最近のニュースをネタに「複数指導教員体制にしたらどうか」という提案を出されてしまいました。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110131-00000629-san-soci “徒弟制度”や修士論文の廃止求める 大学院博士課程で中教審答申 産経新聞 1月31日(月)22時20分配信 中央教育審議会は31日、大学院博士課程で、院生が1人の教員に師事して研究を手伝いながら指導を受ける“徒弟制度”や、特定のテーマに絞り込んだ修士論文の廃止などを盛り込む大学院教育改革策を高木義明文部科学相に答申した。 博士課程修了者が民間企業で敬遠される傾向があり、国際社会で活躍できる人材育成も不十分という批判が出ていることから、幅広い分野の研究をさせることで、企業などが求める人材育成を目指す。答申を受け、文科省は具体的な制度改革の検討に入る方針。 答申では、博士課程の院生が、1つの研究室にだけ属して1人の教員から指導を受ける現行制度からの転換を提言。複数の研究室で指導を受けながら学位を取得するように求めている。 また、5年制の博士課程の2年修了時点で、特定の研究テーマについてまとめる修士論文を原則的に廃止。代わりに幅広い分野についてテストやリポート審査を行う「クォリファイング・イグザム」の導入を求めている。 ただ、博士課程とは別にある修士課程は今後も存続するため、同課程での修士論文などは存続を認める。 新しい制度は、トップレベルの大学院教育を推進するために、各大学院の中から指定される「リーディング大学院」などで先行して導入される見通し。学長は文学部出身のため理学部の事情は分からないようですが、徒弟制が理系の博士課程における問題の主因なのでしょうか? 以下のブログ情報から中教審における詳細な議論の経緯はまだ公開されていないらしいことが分かるのですが、徒弟制そのものが問題なのか、他に解決する方法があるのか、ご意見お願い致します。 http://d.hatena.ne.jp/scicom/20110201 身元バレしたくない方は、ログアウトして yahoo アカウントを使わずに書くとか、内緒機能でコメントお願いします(匿名として転載します)。
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