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ミミズは自分の存在意義を知らない。
ただただ毎日、土の中の腐敗有機物を食べ、糞をする。
この糞は、バクテリアが好物とする栄養素が含まれるため、バクテリアが繁殖する。
バクテリアが繁殖した土は、植物にとって良質な肥料となる。
ミミズは知らずに土壌を改善する。
地の上で可憐な花を咲かせているとも、たわわな果実を実らせているとも知らずに。
これを知るのは次元が一つ高い人間だ。
だが人間も、自分達の存在意義を知らない。
何のために地球上に存在し、何をして生きていれば良いのか??
これを知るのは更に次元の高い存在でなければならない。
では、現代社会に生きる人間は、その存在意義を全うしているのだろうか?
ここである疑問が湧く。
他の動物達を注視すると、その存在意義は植物と共存することにあると気付く。
動物の大半が草食動物で、一部が肉食動物である。
草食動物は繁殖能力が高く、一度に生む数も多い。
これは、植物が独自で行うことの出来ない種子を遠方に運ぶ作業の手助けをするため
果実を効率よく食させ、糞と一緒に種子を方々へ運ばせるためである。
しかしながら、鼠算式に子孫が繁殖し続けると、今度は食される植物が危機に陥ってしまう。
それを防ぐために肉食動物が存在している。
種子を運ばせるための草食動物と、増加を防ぐための肉食動物。
どちらも植物を未来永劫守るために存在している。
植物もまた、存在意義がある。
植物は大気と水を循環させる。
地球環境を守るために存在していると言ってもおかしくはない。
この地球という生きた惑星に住まわせてもらっている以上、地球のために生き物は存在している。
では、現代に生きる人間はどうだろう??
地球からエネルギーを奪い、環境を破壊するだけで、存在意義を果してはいないのではないか?
言ってみれば、地球にとってのウィルスでしかない。
宿主に侵入し、増殖し、栄養を吸い、生命の危機へと追い込む。
今の地球はウィルスに感染し、発熱を起こした生命体と同じ。
人間は、いつから存在意義を果さなくなってしまったのだろう??
学術上、諸説あるが少なくとも1000万年前からヒト科は存在している。
1000万年前〜6千年前までの地球は、自然の流れに沿って絶滅や再構築を繰り返している。
これは地球の自然治癒力によって、生命体の淘汰を行ったとされる。
話しが逸れたが、6千年前までのヒトは動物と同様に生活し、存在意義を全うしていた。
では、いったい何がヒトという動物から人間に変化させたのだろうか!?
それは、文字であると思う。
象形文字の出現と同時に文明が栄え、ヒトが今の人間として地球からあらゆるエネルギーを奪い始めた。
同時に「神」という存在を意識し、一つの枠組みに自分達の生活を閉じ込めた。
この事で、人間は己の私利私欲のために生活するようになった。
日本語でいう「幸せ」のために、意義を放棄したのだ。
過去6千年の間に、何人の神が現れ、ヒトという動物を狭い囲いの中に閉じ込めてきたのだろう。
「幸せ」という理想(夢)をちらつかせ、間違った存在意義を文字によって植えつけた。
地球に生命体を齎した、「本当の神」は文字を禁止しているのにも関わらず・・・・・。
人間は、この浮世を捨て、本来の存在意義を全うしなければならない。
地球のために。
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