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今日はイラクの情勢について少し。
「今、自衛隊はサマワでどんな活動をしているの?」
、、、そう言われれば、何やっているんだろう?と感じる方、多いんじゃないでしょうか。
現在、サマワで取材をする記者は殆どおらず、
どんな状態なのか、報道を通してもあまり伝わってきません。
自衛隊が派遣される時は、色々と議論がなされましたが、
最近は報道される機会が減ったからか、よっぽどの事件が起きない限り
私達も関心が持てなくなっているのでしょうか。
ジャーナリストの綿井健陽さんは、
イラクを戦争前からずっと追いかけてらっしゃいますが、
最近はテレビや雑誌で、イラク情勢の取材レポートをしても、
視聴者や読者からの反響が、以前に比べて減ってきているということです。
実際、イラクは、情勢がよくなっているどころか、治安の悪化が、より深刻化しています。
そんな中、なんと綿井さんは、7月下旬に、サマワに取材に行かれました。
勿論、自衛隊の宿営地の取材を申し入れましたが、門前払い。
安全上の理由だからなどと言われたそうですが…。
自衛隊は、今サマワでどんな活動をしているかというと、
給水活動は、今年2月に終えていて、
現在は、学校などの建物や、道路の補修もイラク人が全部やっている。
600人いる自衛隊の内、実際宿営地の外で活動しているのは50〜100人くらい。
残りは宿営地内で、宿営地の整備、安全対策?!などをやっているそうです。
なので、サマワの人たちは、「自衛隊は今どんな活動をしているの?」
そして、自衛隊の人たちは、「サマワの街は、今どうなっているの?」と、
綿井さんに聞いてくるくらい、
お互いにどんな状況になっているかよく分からないという現状。
自衛隊の派遣で、これまでに600億円使ってますが、
これでは、一体何の為にサマワにいるのか。
イギリス、オーストラリア軍は、近々サマワから撤退すると日本に打診がありましたし、
12月の期限を前に、日本はどうするんでしょう。
サマワの人たちも、はじめは、トヨタなどの日本企業が来るとか、
自衛隊が経済を復興してくれるなど、
間違った情報が流れ、自衛隊に対し過剰な期待をしていましたが、
自衛隊も、できる事と、できない事を
ちゃんとサマワの人達に説明していないまま今日まできてしまった為、
最近は、その期待を裏切られたと、自衛隊に対し不満もかなりでているそう。
今サマワの人々が一番望んでいるのは、電気。
停電が五時間続くことは当たり前ですが、
自衛隊は補修してくれないし、何の為にいるの!となるんです。
綿井さんは今回の取材で、一般市民の口から、
「自衛隊は占領軍だ」と言っているのを聞きました。
自衛隊は、米英軍と同じだ、と見られているんです。
外は危険な為、自衛隊は、宿営地の中にイラク人を呼んで交流をはかっていますが、
「呼ばれた一握りの人たちは、そこで自衛隊からお金を貰っている」
などの噂が流れるなど、
日本がよかれと思ってやっていることが裏目に出て、更にサマワの人達の不信感を招くという、
悪循環な事になっているんですね。。。
12月の期限を前に、何の為に、誰の為にイラク派遣しているのか、
立ち止まって考えなくてはいけないのでは、と感じました。
【ここでお知らせ!!!】
綿井さんは、イラク戦争前からずっと撮り続けていたビデオを編集し、
ドキュメンタリー映画を作られました。
『Little Birds 〜 イラク戦火の家族たち』
現在、全国各地で上映されています。
こちら映画の公式HP↓ 上映日程などが分かります。
http://www.littlebirds.net/
こちら綿井さんのHP↓ ブログなども書かれています。
http://www1.odn.ne.jp/watai/
世界各国から問い合わせがあり、上映されているそうですよ。
(アメリカでも是非上映して欲しいものですが、、、)
私も観ましたが、イラク人がどんな経験をし、
どう感じているのかがダイレクトに伝わってきます。
イラクの現実が分かります。
何の罪もない子供たちがたくさん犠牲になっていて、
戦争って一体なんなのか、、、と。
是非、1人でも多くの人に観ていただきたいです。
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