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千葉市稲毛区の無料低額宿泊所の元入所者ら2人が28日、生活保護費を不当に天引きされたなどとして、業務上横領などの容疑で宿泊所を運営するNPO法人「厚銀舎」(東京都北区)の飯島利夫代表らに対する告訴状を県警に提出した。県警は「内容をみて受理するか決めたい」としている。

告訴されたのは飯島代表らのほか、同市花見川区の任意団体「シナジーライフ」の大和田正弘代表ら。

告訴状などによると飯島代表らは07年1月5日ごろ、宿泊所にいた横浜市中区寿町、電気修理業、水谷正勝さん(62)名義の銀行口座を開設するため、本人が書くべき「生活保護受給証明書」の申請書を同意も得ず作成、押印し、稲毛区役所に提出して証明書を入手したとされる。さらに水谷さん名義の口座に振り込まれた保護費を07年2月〜09年4月に24回、計約216万円を別の口座に送金し、横領したとされる。

また、シナジーの大和田代表らは08年夏から約1年間、同市中央区のアパートを紹介した元男性入居者(64)の銀行口座から生活保護費や年金のうち約70万円を同意を得ずに引き落とし、横領したとされる。

厚銀舎の担当者はこれまでの取材に「本人の同意を得ている」などとしている。一方、シナジーの代理人弁護士は「施設運営費として適正に使っている」と話している。

同日市内で会見した水谷さんは「半年かかってここまでたどりついた。税金を食い物にするようなことがなくなってほしい」と訴えた。シナジーからアパートを紹介された元入居者は「懲りずに同様のことをやっている業者は多い。生活保護のあり方も考え直してほしい」と話した。

同席した弁護士によると、シナジーライフに対し、約12万円の保護費のうち家賃相当額を除く5万2000円の使途の明細を出すよう求めたが、明確な説明はなかったという。弁護士は「横領と判断した」と述べた。

告訴した水谷さんらは同日、告訴状を出したことを市に報告。厚銀舎については家賃や職員の人件費以外に業務委託料名目の使途不明金があるとみられることから、市に厚銀舎の収支計算書を提供するよう求めた。

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20091029ddlk12040128000c.html(10月29日配信)より転載

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