本当の事が知りたくて

日本が侵蝕されている現状に気がつきましょう!

全体表示

[ リスト ]

52 名前:童話1[] 投稿日:2009/10/30() 18:37:36 ID:hheERCWPO (携帯)
 
 
あるところに、Jというおじさんが経営する牧場がありました。
J
牧場の動物たちはとても賢い働き者ばかりで、その良質な毛や乳は町中の評判でした。
 
 
 
Jおじさんは、動物たちをとても大事にしました。
オオカミや野犬から守るための高い柵をつくり、暖かい小屋を建て、エサも充分に与えました。
でも、それは別に動物たちのことが好きだからではありません。
がめつい欲張りJおじさんは、自分が豊かになるために、その元になる動物たちを大事にしていただけなのです。


 
動物たちもそれは承知でした。
確かにJおじさんはひどく短く毛を刈り込むし、カラカラになるまで乳を搾ります。
それでも、柵や小屋やエサのある暮らしが良かったので、ブツクサ文句を言いながらも、暴れたりせずに大人しく暮らしていました。



 
さて、J牧場が始まってから何年かが経ち、動物たちの様子も変わってきました。
はじめのうちはありがたがっていた柵や小屋やエサに、すっかり慣れてしまったのです。
動物たちは以前にもまして文句を言い、あまり働かなくなりました。


 
そこへやってきたのが、アルバイトのMでした。
M
は、人間と動物の両方の言葉が分かるニワトリを味方につけ、動物たちに優しく語りかけます。


君たちはこの牧場の主役なのに、どうして黙ってあのおじさんにこき使われているんだい?
もしボクが牧場主なら、もっと安全な柵をこしらえるし、もっと広くて暖かい小屋を建ててあげるよ。エサだって今よりもずっとたくさんふるまうし、あのおじさんみたいに君たちをこき使ったりしないのにな
なぁみんな、ここはボクと力を合わせて、あのおじさんを牧場から追い出そうじゃないか!

 

ニワトリが伝えるMの言葉に、だいたい三分の一くらいの動物が賛成しました。
もう三分の一は、出来すぎた話をかえって怪しく思いましたが、それでもJおじさんへの不満の方が強く、しぶしぶながら賛成しました。
最後の三分の一は今までのMの行いを覚えていたので、全く賛成する気にはなりませんでした。
M
は今まで、よく掃除やエサやりをサボったり、こっそり牧場のお金をネコババしたりしていたのです。
ところがニワトリは、そんなことはちっとも話しません。
M
が主になったあかつきには、特別に母屋で暮らすことを約束してもらっていたからです。
その一方で、Jおじさんの悪口を、朝、昼、晩と叫び続けます。
そうこうしているうちに、すっかりその気になったほとんどの動物たちは、ついにJおじさんを追い出してしまいました。



 
さて、新たに牧場主になったMは、動物たちにこう言います。
まずはみんなに上等なエサを配らなきゃ。でもそのためにはみんなにもうひとがんばりしてもらわないとね
高級なエサをもらうために、動物たちは今までよりもっともっと短く毛を刈られ、乳を搾りつくされました。
あと、立派な小屋を建てるには、たくさんのお金がいるんだよ。協力してくれるよね?
M
はそう言って、全ての動物たちから舌を引き抜いてしまいました。
ちょっと痛いかもしれないけど、みんなの幸せのために我慢しておくれ。こいつは街へ持っていけばいいお金になるんだよ。
動物たちは「何かおかしいな」と思いましたが、危険を知らせる役目のニワトリがあいかわらずM君バンザイ!」と大喜びしているので、「たぶん大丈夫だろう」と思いました。


 
みんな、ありがとう!この牧場が本当に豊かになるまで、あと少しだよ。手っ取り早くお金を手に入れるには、お肉を売るのがいちばんさ!
M
はそう言って、全ての動物たちから、なんと前脚を一本ずつ切り取ってしまいました。


 
こうなってはもう、怪しいどころではありません。
もはや一匹も、Mニワトリの言うことは信じていませんでした。


 
でも、誰も、どうすることもできませんでした。
暴れようにも三本の足だけでは走ることさえできません、
M
を追い出す相談をしようにも、舌がなくては声を出すこともできません。
運よく逃げ出せたとしても、となりの悪名高いK牧場C牧場につかまって、食肉にされてしまいます。
動物たちはいつになっても完成しない立派な小屋の前で、豪勢なエサの写真を眺めながら、寒さと飢えと怒りに震えるだけでした。



 
ところが、動物たちの受難は、これで終わりではありませんでした。
そもそもMは、実ははじめからK牧場C牧場と取引をしていたのです。


じゃ、そろそろ仕上げと行くか


いきなり、となりの牧場からたくさんの動物がやってきました。
大人しいJ牧場の動物たちに比べて、気性が激しく乱暴で、ただ数だけはやたらと多い、C牧場K牧場の動物たちです。
新しく来たよそ者は、J牧場の動物たちの毛や乳を売って得たおいしいエサをむさぼり喰らい、舌や足と引きかえに建てた大きな小屋を我が物顔で占領してしまいました。


 
こいつら掛け合わせて、ガンガン生ませて頭数増やそうぜ。J牧場産てことに変わりはないんだし、黙ってりゃわかりゃしねえよ。今まで通りのJブランドで、しかも今度は肉の販売までできるんだから、儲かりすぎて笑いが止まらんぜ


Mはそう言ってニヤニヤ笑っています。


K牧場C牧場の主もケタケタ笑っています。


ニワトリは叫びます。


J牧場バンザイ!J牧場バンザイ!みんな仲良し、みんな平等、幸せいっぱい!




 
あるところに、Jというおじさんが経営する牧場がありました・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジョージ・オーウェルの『動物農場』を元に、何方かが書かれたものと思われます。
 
直近の世論調査を見て、未だに気が付かない人が多いことに驚き、この書き込みを思い出しました。
 
舌を抜かれても、足を切られても、脳ミソを抜かれた(使い方を忘れた)人にとっては、同じ事なのかもしれません。
 
実態を見つめ、疑問に思い、扇動される事無く、自分で考える人が増えることを望みます。

閉じる コメント(8)

顔アイコン

どこその国の愚民と瓜二つ!

ポキッ

2010/6/11(金) 午後 10:42 神無月

顔アイコン

これは傑作、そして転載させてください!

2010/6/12(土) 午後 10:23 あくあ

顔アイコン

神無月さん、有難う御座います。

妄信しきっている人には、何を言っても無駄なのかもしれませんが、言わない訳にはいきません。

2010/6/13(日) 午後 2:06 Carthago

顔アイコン

あくあさん、転載有難う御座います。

これを読んで、気が付いてくれる人がいれば良いのですが、多くの人は癇癪を起こすかもしれません。

2010/6/13(日) 午後 2:07 Carthago

御久しぶりです。おお!やっぱりジョージ・オーウェルの『動物農場』をヒントに作った寓話でしたか!「もしや?」と思ったら、ヤッパリでしたね(^^)。

実はその本を昔買って読んだのですよ。今じゃどこかへ紛失してしまいましたが・・・(^^;)。

予想が当たって、チョッピリ嬉しいので「傑作」☆

2010/6/17(木) 午後 5:30 [ - ]

顔アイコン

ZODIACさん、有難う御座います。
これ、有名なコピペみたいです。

それにしても、さすが、本当に色々を本を読まれていますよね。
尊敬します。

2010/6/18(金) 午後 4:18 Carthago

顔アイコン

いえいえ、何だか恐縮です。このジョージ・オーウェルは他にも『1984年』というタイトルの小説を書いています。Carthagoさんは御存知でしょうか?

イギリスが強固な全体主義体制に支配され、そこには「ビッグ・ブラザー」と呼ばれる、正体不明の謎の独裁者が君臨しているという話です。私はこれをもう十何年も昔に買ったというのに、未だに読み終わってないんですよ(苦笑)。

『動物農場』や『1984年』とか、こういったジャンルの小説を「ディストピア小説」というのですが。
「ディストピア」とは「逆ユートピア」の事。つまりユートピア(理想郷)とは正反対の、地獄のような世界の事です。

あの有名な松本零士の原作漫画『銀河鉄道999』なんかも、このディストピア作品に分類されるんじゃないでしょうか?

2010/6/20(日) 午後 6:04 [ - ]

顔アイコン

1984年知ってます。
ビッグ・ブラザーも三橋貴明氏経由で知りました。

銀河鉄道999は、実際に得られる物(機械の体)はあったけど心が満たされなかったの対して、動物農場なんかは何も得られていないんですよね。。
でも、ZODIACさんが、そう考えられるのも分かる気がします。

2010/6/21(月) 午前 11:56 Carthago


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事