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新海誠監督の才能がどこまで奥深いのか、計り知れないアニメーション作品であった。
2008.3.23(日)レンタルDVD
新海誠監督
これは素晴らしいアニメーションである。
僕が心のどこかで求めている感覚がここにはあった。
60分程度の短編ではあるが、さらに三部構成されている。
第1部:中学時代のストーリー
第2部:高校時代のストーリー
第3部:サラリーマン時代のストーリー
という構成で、過去のせつない思い出と現在を描いている。
特に主人公のサラリーマン時代の無力感と無気力感は、サラリーマンにしか分からない。
それをさらりと描いてみせるあたりが、凡たる者と非凡たる者の違いであろう。
この作品の秀逸さは、人間の持つ感情を巧みに自然と共感させている点と、日常生活の中で目に留まる街の何気ないモノ(駅の電光掲示板など)に焦点を当てている点である。
特に素晴らしかったのは、第2部の主人公が種子島の高校に転校したときの話しで、そこで彼のことを好きになった女の子と、夜の丘の上で風力発電所を眺めるシーンである。
これは今、ブログを書くために思い出しただけでも鳥肌が立ちました(☆_☆)
ラストシーン終了後、『秒速5センチメートル』とタイトルが出て、フラッシュバックが始まるが、これぞまさに作品を見た者に、再び感情を喚起させる装置としてのフラッシュバックである。
フラッシュバックのお手本と言っても過言ではないだろう。
かつて豊臣秀吉は、家臣の大谷刑部に100万の兵の指揮を執らせてみたい、と語ったそうであるが、もし僕が100億円持っていたら、新海誠監督に自由に使ってもらい、文学の世界のような人間の重みを、空に舞う桜の花びらのように美しさと軽さをもって描けるその才能を、世界中の人々に見せつけてもらいたいたいと思った。
本当に唯一の注文は、個人的な好みの問題かもしれないが、音楽に山崎まさよしは、キャラクターの情感とマッチングしていなかった。
菅野よう子さんなら、ドンピシャな作曲をしてくれたのではないかと思います。
blueの面白度:★★★★☆4.5
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見ました!
綺麗でどこか切なぃ素敵な作品でしたww
2008/3/30(日) 午後 11:38 [ 翔syow ]
【せつない】マニアの僕としては、ホント素晴らしい作品でした。
美しい映像が短い作品に詰め込まれていましたね。
2008/3/30(日) 午後 11:43
鉄道にまつわるシーンの描写にこだわっているのが
この映画の特徴であると思います。関連記事をTBさせていただきます
2008/4/5(土) 午後 5:19
キハ58さん、訪問&コメントありがとうございます。
特に第1部は鉄道描写にこだわっていましたね。
2008/4/6(日) 午前 0:02