長岡市の県立歴史博物館で「天地人へのいざない展」という企画展があり、先週行ってきました。
いざない展の内容は後日述べるとして、今回の目的は謙信公の甲冑を着ることでした。
毎年歴史博物館では「謙信公の甲冑を着よう!」というイベントを開催していて、今回初めて甲冑を着ました
大人向けは謙信公の甲冑だけですが、子供向けは謙信公と兼続の2種類あって、大河ドラマで放送していることもあり、兼続の「愛」の甲冑が人気でした
申し込みをした時点で既に何組かの親子が待っていたので、私も待ちました。
他の人が着付けをしているのを見て、甲冑は男性用なので、下にはく袴も男性サイズでかなり大きく見えました
ぶかぶかでみっともない事になったらどうしよう
不安な気持ちになってしまいました
さていよいよ私の番
袴がぶかぶかでどうなるのかと思いましたが、そこは和服の良さで調節ができるんですね。(着物のおはしょりもそうですが)裾を紐で縛ったら、あら、体にフィットしてしまいました
身長170センチ以上の体格のいい男性や私のような女性でも着れるなんてちょっとした驚きでした
当たり前ですが、甲冑は一人では着れないようにできています。武士でも公家でも高貴な人は一人で服を着る事はなかったんでしょうね。
人に服を着せていただくというのは普段あまりないことなので、高貴な人になった気分(^-^)
最初脛当て?を着けます。
次に腰からももにかけて、ガードするものを着けました。
真ん中で2枚に分かれていて、長さが4、50cm。
後ろには何も付かないんです。
腕についている鎖かたびらはどうやって付けるのか疑問だったのですが、肩から手まで一つながりになっている袖にもうくっついていて、袖を手に通すだけでした。
手先の裏側に、小さい丸い環になった紐が2本付いていて、そこに親指と中指を入れて、固定します。
この後、胴に当たる部分を着たのですが、重くて肩に食い込みます 12〜3キロの重さがあるそうで…
胴の裏側には細かい模様が描かれていて、品位を感じました。甲冑というのはもっと殺伐としたものだと思っていたので、思いがけない発見でした。
あと心意気で着るものだとつくづく感じました。
大袖を着けると、さらに肩に重さがずっしりと…
最後に兜を被ったら、動くのも精一杯 刀を抜くのも大変 しかも前方しか見えません
横や後ろから攻められたら、おしまい
この姿で馬に乗り、刀を振るうなんて、すごい
落馬したら起き上がるのも大変だろうから、命が危うくなることは十分に感じられました。
真夏の合戦なんて、着ているだけで体力を消耗しそう…1日着ていたら、何もしなくても2〜3キロは間違いなく体重が落ちますね
武将は体力があったんですね
現代人から見たら、こんな動きにくいものを着て昔の人は合戦をしていたかと驚きますね 全然実用的でないので
この甲冑は飯綱権現が兜の前立てに付いている甲冑で、謙信公が閲兵や儀式で着用したといわれています。実戦では着用されなかったんでしょう。
今現存している謙信公所用と伝わる飯綱権現の色々威の甲冑を再現したと思われます。
謙信公の重責をずっしり感じました。
要職にあって、この甲冑のような重荷をいつも背負っていられたかと思うと感慨深かったです
この甲冑には品格というものをすごく感じました。
やはり謙信公の甲冑だからでしょうか…
毎年長岡の県立歴史博物館で「甲冑を着る」イベントがありますので、興味のある方はぜひ体験してみてください
掲載した写真のうち、下は実物の謙信公所用の飯綱権現の色々威の甲冑です。着たのはこれを再現したものです。