庚申塔探索

神奈川最古は寛永10年塔?

伊勢原市

[ リスト ]

伊勢原市の庚申塔を全て見たわけではありませんが、
ちょっと悩むものがいくつかありました。
イメージ 1





































伊勢原市日向、浄発願寺奥院
「キリーク 當山中興十八世善明智眼文速阿大和尚」
文政5年7月18日

基礎に三猿が付いた卵塔です。
これを庚申塔として良いのかどうか。
基礎に銘がないか探しましたが、それらしきものは見当たりませんでした。
同様の例は鹿児島にもあるようです。
三猿については、天台の三諦を表現しているという説もありますが、浄発願寺が天台宗であることを考えると、そちらの関係で三猿が付いたのかと思えてなりません。


イメージ 2日向1644宝戒坊
紀年銘無し、銘文無し
合掌で矛と宝輪と弓と矢を持つ単体。

宝戒坊は日向薬師で知られる古刹です。
参道には沢山の石仏があるのですが、その1つ。

青面金剛そっくりの単体で庚申銘がついていないのに、庚申塔とされている例は各所にありますが、はたしてこれは。

房総の鋸山にある日本寺には、同様の青面金剛そっくりの単体像がずらっとならんでおり「百体不動」と解説されています。
それはそれで不動とは違いすぎる像様なので疑問に思っていますが…。









イメージ 3



















大山、諏訪神社
奥に見える尖角柱は庚申塔です。
問題は手前の3基の中央。
「塞神三柱」
「明治四年睦月 改建」

「伊勢原の庚申塔」ではこれを庚申塔にしています。
理由として、平田篤胤が「庚申造立時に塞神三柱の御名を彫り付けを提言」したことを挙げていました。
東京や埼玉に改刻塔はあります。
この塞神塔には「改建」の銘が入っていますので、破却して作り直したのか。
大山に大規模な廃仏毀釈があった歴史も踏まえると、納得せざるを得ませんが、もやっとしているのは、後にある「庚申塔」を含め、大山地区に文字塔や三猿塔がいくつか残っている点と、他に塞神塔が伊勢原市には無さそうな点です。


イメージ 4子易、上子易。
「道祖□」
寛政4年
「申庚講」
三猿

隣に、風化剥離が進んだ三猿塔があり、てっきりそれのことかと思っていましたが、紀年銘が合わず、資料を見直して判ったもの。
猿は塔の下部、新しい剥落の跡(周囲は白い苔ですが、剥落部分だけ黒っぽい石の地が出ています)部分に1猿だけ残る写真が資料に出ていました。

文字の道祖神塔を庚申講が作っている例や、双体道祖神と思われる刻像塔に庚申供養と入ってる例はありますが、三猿がついているものには未だ出会ったことがなく、ちょっと残念でした。
しかし、これは庚申塔なのか道祖神塔なのか…。

閉じる コメント(3)

顔アイコン

私には到底に歯が立ちません問題なのでしょうが、無縫塔に僧位付の僧侶名に年紀ですから、中興十八世住職の墓と考えてはいけないのでしょうか?不見、不聞、不言の三諦を三猿に表したのは伝教法師のうわさを聞きますが、天台の三諦は不見、不聞、不言の三諦そのもので、庚申信仰に関係なしで、此処でも三諦を持戒した和尚様だったからではいけないのでしょうか?

東照宮にも三猿が在りますが、それは青面金剛,庚申信仰とは別と思います。三猿の基壇が付くだけで庚申塔とされるのが不思議です。

初心者です、易しくお教え願います。

2013/9/25(水) 午後 10:51 [ 仏像好きの孤思庵 ]

顔アイコン

私には荷が重いのですが、やはり青面金剛名のではないでしょうか?
確かに三猿付の石造の青面金剛名を多く目にするのですが・・・木造の青面金剛もあった様に思います。庚申堂に安置の厨子入り青面金剛にも必ず三猿が付いているものなのでしょうか?

経典で青面金剛の尊榕を述べるものが紹介されていまし他が、それには夜叉を従えるもの邪気を踏むものもあり、で、三猿の事に触れて無いようです。 素人考えですが、青面金剛には必ず三猿なのでしょうか?三猿無しの青面金剛はあり得ないのでしょうか?_ 素人です誤謬お許しください。宜しくご教授ください。

2013/9/25(水) 午後 11:12 [ 仏像好きの孤思庵 ]

顔アイコン

仏像好きの孤思庵さん。こんにちは。
私は人様にお教えできるような知識はありませんので、ご質問に回答はできません。
感想文レベルのことだけ書いてみます。

ご指摘のとおり、猿がある=庚申ということはありません。
ですので私も違うのではないかな〜と思っています。
ただ、天台宗にとって三諦は重い教義だそうで、それを三猿で表すことが通常なのだとしたら、もっと多くあるものでは、という疑問もあり、結局、よくわかりません。

猿無しの青面金剛塔はあります。しかし、日輪月輪、邪鬼、鶏など他の要素が付いていたり、庚申の銘が付いていることが多いです。
写真の単体像の場合、文字が何も無い、主尊のみで、青面金剛どころか庚申塔かどうかも不明です。本文に書きましたが、他所では酷似した塔を不動としていましたし、正解は何なのか見当もつきません。

経典で延べられている青面金剛についてですが、木造については感想文を書けるほど見ていませんので、石造の庚申塔についてだけ。
いわゆる儀軌通りの像様となっている庚申塔はもしかしたら皆無かもしれません。

2013/9/26(木) 午前 0:11 [ 魚茶 ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事