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天和元辛酉年 十一月十一日 日・月 三猿 「卍 三世不可得心」9名 三世不可心得は「龍澤寺の1」の「過去現在未来」と同じ。 金剛般若経の偈「過去心不可得 現在心不可得 未来心不可得」の短縮版です。 寛文7(1667)から14年後の造塔。 曹洞宗なので「心不可得」押しは当然なのかもしれませんが、「心不可得」には有名な逸話というか法話があるようです。 金剛経の解釈において自分以上の者はいないと自信を持った僧侶が、あいつも凄いという噂のある僧侶が龍澤という土地にいると聞き及び、遠路出向いて論争しようとするのですが、龍澤の手前で出会った餅売りの老婆に「過去心不可得 現在心不可得 未来心不可得」について質問されて回答できなかったというものです。 この龍澤がどこのことかは不明ながら、その名前のついた寺に「過去心不可得 現在心不可得 未来心不可得」がらみの庚申塔が2基あるのは、当時の龍澤寺が強くこれを売り出していたからでしょう。 それと庚申信仰がどうからんだのかは謎ですが、庚申縁起にはやれ観音経を唱えろ、阿弥陀を念じろと出て来るものがあるので、その部分に金剛般若経を当てはめたのかもしれません。 |
二宮町
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