庚申塔探索

神奈川最古は寛永10年塔?

大井町

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大井町、赤田、柳

大井町東部の残りです。

柳、多目的集会所。
イメージ 1元禄11年10月
「奉造立庚申供養」
「相模国足柄上郡大井庄柳村」
「河口清右衛門、山口佐エ右門」以下同姓2名(計4名)
三面に猿
裏面に2鶏と「施主敬白 外七人」。


大井町は町史を作る際に各集落の民間信仰(講、屋敷神、氏神)の調査をやっています。
それによると柳集落は庚申講の有無が「不明」。

江戸時代にやっていたことは間違いありませんが、新編相模国風土記稿には戸数28とあるので、庚申塔に彫られた11人(4名+7人)は半数以下です。
もともと一部の人達だけがやっていて、それもいつの頃か絶えたのでしょう。

なお、庚申塔の背後に僧侶の墓らしき卵塔がありますが、集会所はおそらく阿弥陀堂の跡地なのでしょう。





赤田、八幡神社
イメージ 2寛政5年7月
「庚申塔」
「施主 當村中」

赤田は中村川水系の水源の1つ。
こちらも山の上を開拓した集落ですが、新編相模国風土記稿では48戸となっている大所帯の集落です。
一ヵ所にまとまっていたわけではなく、現状から推測すると、大雑把に3つの谷筋に畑と家が分散していたようです。

赤田は現在も庚申講が続いているのですが、資料によると昔は全戸参加の庚申講だったそうです。

その割にこの庚申塔はシンプル。
時代も1793年で、大井町の他の集落と比較しても新しいので、先代の庚申塔があったか、あるいは他の場所に隠れている気がしています。

念のため、大綱寺や集落内にある阿弥陀堂、古そうな宝篋印塔群、道祖神群、辻なども廻ってみましたが、庚申塔はありませんでした。



大井町唯一の公的資料である大井町史は各集落の石造物を掲載していますが、「悉皆調査はしていない」と但し書きしています。赤田集落はじっくり探せば、石塔の庚申塔だけでなく、木像青面金剛なども現存しているかもしれません。

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