庚申塔探索

神奈川最古は寛永10年塔?

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新編相模国風土記稿
川匂村
山王社 寛文十一年ノ勧請ナリ。西光寺持ち。


明治初期の神仏分離の際、この界隈では「社」とか「神」の石造物は全て神道とされ、所在地は国有地になったそうです。
この三猿付石祠も西光寺の土地と不可分ですが国有地のままだそうで、明治の時点から動かされていないそうです。おそらく風土記稿の時代から場所を移動していないのでしょう。

イメージ 1正面
種字「バン」 台石に三猿。

左側面
種字「ア」、「奉造立庚申供養 石室 一宇」

右側面
種字「ウーン」、「二世安全祈所也 結衆 敬白」

裏面
寛文十一壬子年 十二月 吉日






風土記稿は「山王社」としており、地元では「山王権現」と呼んでいるそうです。
しかし銘文は明確に庚申塔であることを示しています。
同様の例はいくつもありますので今更驚きもありませんが、川匂村の山王社は調査しておらず、この存在はブナの森さんに教えて頂きました。ありがとうございました。

なお、現在の国道1号線川匂神社入口交差点にはかつて川匂神社「一の鳥居」があったそうで、そこからまっすぐ北上して西光寺の前を通り、川匂神社へ至る道の全てが川匂神社の参道だったそうです。地元では鎌倉道と呼んでいます。これは古道のことで各地に同様の例はありますが、西光寺前は切通しとなっており、尾根を切った最先端の場所にこの石祠は設置されています。

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