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芍薬 (しゃくやく)
花言葉は「生まれながらの素質」
☆新生活をさわやかにスタート
活動と睡眠のリズムを意識
新年度が始まり、新たな生活環境に
なった人も多いことでしょう。
新社会人にとって遅刻は禁物。
また学生の場合、春休みで夜中遅くまで
起きていたため、学校が始まっても
朝なかなか起きられないという人も。
そこで、快眠と早起きのコツについて
(財)精神・神経科学振興財団理事長で
藍野大学学長の高橋清久氏に聞きました。
1 脳の中にある“体内時計”
「睡眠には、脳の『睡眠中枢』と
『覚せい中枢』と呼ばれる場所が深く
かかわっています。
二つの中枢は相互に作用し合っています。
睡眠物質や神経伝達物質と呼ばれる
物質が作用して、睡眠時には睡眠中枢が
活発となり、覚せい中枢の働きが弱まります。
睡眠中枢と覚せい中枢の活動の
タイミングを決めているのが、脳の
視床下部にある『視交差上核』です。
ここがいわゆる“体内時計”と
呼ばれているものです。
体内時計は、それ自体で時を
刻んでおり、身体のリズムを
つくり出しています」
2 朝の光をいっぱい浴びる
「人の体内時計の周期は約25時間
というのが分かっています。
それを毎日地球の自転周期である
24時間に調整しているのが『同調因子』です。
その一つに『光』があります。
カーテンを開けて朝、光を浴びることは
身体のリズムを24時間に調整する上で
大変有効です。
逆に、深夜コンビニに行ったり
パソコンを長時間、見つめて作業したり
といった行為は、身体のリズムを遅らせます。
睡眠物質の一つであるメラトニンの
分泌を妨げ、睡眠障害の原因ともなります。
同調因子には、光のほか
『運動』『食事』『温度』などがあります」
3 昼は活発に、短時間で昼寝も
「日中活発に活動し、適度な疲労感を
得ることは、快眠を促します。
昼食後の眠気は生理的なものですが
午後に取る10〜15分程度の昼寝は
眠気を解消し、午後の活動性を高める
のに効果的です。
ただし長時間の昼寝は
その後ぼんやりした状態を招いたり
夜の深い眠りを妨げたりしますので
注意してください。
月曜日の朝、なかなか起きられない
という人は、日曜日の寝過ぎが原因の
場合があります。
月曜日の朝がつらい人は
日曜日に必要以上の睡眠を取っていないか
振り返ってみるとよいかもしれません」
4 夜はリラックスして就寝
「睡眠は、深くて質の良い眠りが重要です。
眠りに就く時には、体温が徐々に下がり
それによって寝付きがよくなり、深い眠りが
得られます。
また、不安や心配事などがあると
覚せい中枢が刺激され、眠りが妨げられます。
なるべく刺激を避け、部屋を暗くして
自分なりのリラックスできる方法で床に
就くようにしましょう。
要は、活動と睡眠のリズムを意識して
生活することが大切なのです」
5 長く続く不眠は専門医へ
「睡眠障害には、眠れないことを
気にするために起こる不眠症のほか
睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群
ナルコレプシー(居眠り発作が特徴的)
などといった隠れた病気もあります。
不眠が長く続く、居眠り運転で
ヒヤッとした、会議中に居眠りしてしまう
毎朝遅刻する、など、仕事や日常生活に
支障が出てくるような場合には、専門医に
相談してください。
睡眠障害の原因を見つけるには
『睡眠日記』をつけるとよいでしょう。
床に就いた時刻、寝付いた時刻
起床した時刻、昼間の眠気などが分かれば
睡眠障害の原因をつきとめる上で役立ちます」
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