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サルビア
6月頃から11月頃まで開花。
よく「子育てに失敗はない」といわれますが
自分自身では失敗と感じたり、「もっとこうすればよかった」
と思うことがあるものです。失敗から学んだこと
今だから言える率直なアドバイスを寄せていただきました。
☆心に余裕をもって
仙台市青葉区 (主婦 59歳)
娘が4歳くらいのある時、頻繁にトイレに行くように
なりました。
トイレから出てきたかと思うとすぐ「おしっこ」と言います。
いくら「まだ大丈夫よ」と言って聞かせても駄目で、とうとう
病院で診てもらいました。
医師からは「お母さんが神経質になっているんだね」と
思いがけず、母親のあり方を指摘されました。
心に余裕をもって子育てをしていくよう教えられました。
確かに「強く、なおかつ優しい人に育てよう」との思いが強く
子どもが転んでも手を貸さず、「頑張って! 一人で起きなさい」
と育ててきました。
すると上の子は、下の子が転んで泣いていると
「一人で起きなさい!」と号令を掛けているのです。
私が理想とした「自分には厳しく、人には優しい」というのは
なかなか難しいことでした。
長女の掛け声を聞いていると、私の姿を見ているようで
ここでも反省です。
こうして試行錯誤しながらも、理想をもってかかわってきた
子どもたちは、母親の私を“親育て”しながら、思っていた通りの
「強く優しい娘たち」に育ってくれました。
子に感謝です。
☆「もっと抱っこして」
三重県伊賀市 (主婦 43歳)
現在、中学1年生、小学6年生、4年生、3年生の男の子4人と
小学2年生、保育園年中組、1歳の女の子3人。
7人の子育て真っ最中の私には、今も後悔していることがあります。
長男がまだ11カ月の時、次男が生まれました。
食事の時もまだ手の掛かる長男に掛かりっぱなしで
ベッドで泣いている次男を、すぐに抱っこせずにいたことが
何度もありました。
次男は、夜泣きもひどく、おむつを代えても、ミルクをあげても
泣きやまず、寝不足の毎日で、私自身の気持ちのゆとりもありません
でした。
でも、泣いている時にどうしてもっとギュッと抱き締めて
あげなかったのかと悔やんでいます。
抱っこしてあやしてあげるだけでも安心しただろうに。
夜泣きしていたのも「もっと抱っこして」というサインだった
のだろうと、今は思います。
今は、男の子は4人とも、サッカーをしていて、元気に毎日を
過ごしています。
小さくても大きくても、“抱っこしてほしい”“聞いてほしい”
時があると思います。
一人一人の子をよく見ていけるよう、余裕をもって向き合って
いきたいと、日々努力しています。
☆「ひと言」のもつ重み
東京都福生市 (主婦 55歳)
「今だから」というより、「今知った」失敗談です。
先日、高校生の息子の携帯ゲーム機をやってみようと
スイッチを入れたのですが、うまくいきません。
「ちょっと教えて」というと、冗談めかしながらも
「大人なんだから、それぐらいできるでしょ。
僕が幼稚園に行ってたころ、ビデオがうまく動かせなくて
聞いたら、『それくらい誰でもできるのよ。
自分でやりなさい』と言って教えてくれなかったでしょう」
との返事。
確か、夕方の忙しい時に言われ、つい口に出てしまった
言葉だと、うっすら思い出しました。
子育てでは、「褒めて育てる」「人と比べない」という点に
いつも気を付けてきたつもりでした。
だからこそ、息子は一度の私の失言で傷つき、鮮明に記憶
していたのだと思います。
「ひと言」のもつ重みと、余裕をもって接することの大切さを
あらためて教えられました。
☆子どもの本心に気付かず
神奈川県相模原市 (主婦 70歳)
仕事と地域活動と、子育てに、気を緩めることなく
頑張ってきました。
二人の子どもたちも、とても“いい子”でした。
でもそれは“注文の多いお母さん”に必死で応えて
勉強にけいこ事に、お手伝いにと、「いい子」を演じていたのです。
私の一番の失敗は、子どもの本心に気付かなかったことです。
ある日、息子の友達からこう言われました。
「『バイオリンを習っているのは、嫌なんだ。
でもお母さんの趣味だから』と、言っていますよ」。
この言葉にしばし落ち込みました。
娘にも「私、つめを切ったことがないんだ」と言われ
ハッとしました。
ストレス発散のために、無意識のうちにつめをかじっていたのです。
その子どもたちも、それぞれ結婚、こんな私を反面教師としたのか
孫たちを伸び伸びと育てています。
子どもにとって母親は「絶対の信頼と安心の拠り所」と。。。
私自身も、そうした存在を目指して、生涯成長してまいります。
☆“初心者マーク”を忘れずに
仙台市青葉区 (主婦 36歳)
小学6年生、4年生、2年生の3人の子の子育ては
まさに毎日が戦いです。
親は平等に見ているつもりでも、子どもたちからは「不公平!」
と言われてしまいます。
私の失敗は、子どもたちが幼い時、どうしても上の子ばかり
怒ってしまったということです。
きょうだいげんかが始まると、お互いの言い分を聞いても
上の子を怒ってしまいがちなのです。
ある日、長女が言いました。
「みんな、私と同じことしてるのに、どうしてお母さんは
私だけ怒るの!」と。
育児の忙しさに、余裕のなかった私には、強烈なひと言でした。
「ごめんな、お母さん、気付かなかった。
お母さん、車の免許で言うと、“初心者マーク”なんよ。
分からないことばかりで、失敗してごめんな。
でも、お母さんにとって、あなたたち3人は、お母さんの
宝物なんだよ」と話しました。
長女は「そうなんだぁー。お母さん、初心者マークなんだ」と
笑ってくれました。
その笑顔に、ホッとしました。
「失敗あってもよし! 子どもと一緒に考え、成長していく」
――この“初心”を生涯忘れず、子育てに頑張っていきます。
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