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金糸梅 (きんしばい)
開花時期は、 6/ 1頃〜 7/15頃
☆生活研究家 阿部絢子さんに聞く
暮らし上手は、小まめに後始末
梅雨の時期を清潔で快適に!
――台所、トイレ、浴室など、住まいの水回り
では特に、水アカやカビの発生が気になります。
今回は、生活研究家で消費生活アドバイザー
の阿部絢子さんに、水回りの掃除と手入れの
ポイントを聞きました。
☆水気残さずごみ少なく
――台所の掃除について、アドバイスを
お願いします。
まず、水アカやカビの原因となる汚れを
出さないように、ごみそのものをなるべく
出さない、ごみ処理を小まめにする工夫が
必要です。
ごみの始末は、調理をする時から始まって
います。
例えば、菜ものの野菜は水洗いしてから
使うので、菜くずもぬれています。
それらは、古新聞などでくるんで捨てる
ようにします。
排水口に細かいごみが流れていくと
それが奥の方や配水管でドロドロした水アカ
となって付着し、たまります。
奥でたまればたまるほど、取り除くことが
やっかいになります。
ですから、なるべくごみを流さない
奥の方へ細かいごみが行かないようにする
ことが大切です。
――つい、ごみを排水口へ流してしまいがち
になりますが。
私はよく、台所の排水口は、ごみを何重にも
ブロックしてくださいと話します。
排水口内のストレーナーや網のごみ受けに
使い古しのストッキングや市販のごみ取り
ネットを掛け、その上に排水目皿を取り付け
さらに菊割れゴムや排水プレートを置きます。
そうして、ごみを下の方へ落とさないように
します。
それでも水アカや汚れは出るものですから
週1回といわず、これからの季節は週2回は
排水口の中の汚れを取りましょう。
不要となった歯ブラシなどでかき集め
ぎゅっと絞るなどして水切りして、やはり
古新聞などにくるんで捨てます。
――カビ対策はいかがでしょうか。
カビは、汚れと水分、酸素、そして高い温度が
あれば生えてきます。
ですから、炊事が終わったら、なるべく台所に
水分を残さないことですね。
シンクの中も、寝る前には水気をふき取って
おきます。
またシンクの下は扉を開けるなどして通気を
よくします。
食器を洗うスポンジをぬれたままにする人が
いますが、雑菌を増殖させて大変不潔です。
食中毒の原因にもなります。
しっかり乾かしましょう。
特別なことは、何もありません。
ごみは小まめに捨てること。
水気を残さず、いつも清潔にしておくことです。
☆湿ったほこりもカビのもと
――洗面所も、台所と同じように考えれば
いいでしょうか。
そうですね。
やはり水気を残さないこと。
そして、歯磨きなどで、はねとんだ汚れが
あちこちに付着していますので、よくふき取って
ください。
――次に、トイレの掃除についてですが。
便器のブラッシングを習慣づけましょう。
よく使うものは当然、よく汚れるわけですから
小まめにきれいにします。
大人は子どもに「使ったものは後片付けしなさい」
とよくいいますが、この後片付けや後始末を意外と
しない大人が多いものです。
トイレも使ったら、きちんと後始末をすれば
いいと思います。
その上で、これからの季節はトイレを清潔に
保つために、週1回は殺菌をしてあげましょう。
市販の消毒用エタノールをトイレットペーパーに
霧吹きして、床や便器をふいておきます。
さらに、意外と天井や電灯のかさに付いた
ほこりを放置しがちなので、モップなどで
取り除いておきましょう。
――浴室については、いかがでしょうか。
汚れやすい洗い場や排水口はもちろんのこと
気を付けるべきは壁やドア、浴槽などのパッキン
部分です。
柔らかい樹脂やゴムでできているため
カビが生えると除去に手間取ります。
お風呂から出る前には、水シャワーを壁に
かけるなどして室内の温度を下げて熱気を
とります。
家族が皆、浴室を使い終わったら
パッキン部分や壁などの水気をさっとふき取り
窓を開けるなどしてしっかり換気することが
大切です。
シャンプーの容器や石けんの受け皿の汚れは
カビの温床になりますので気を付けましょう。
あまり浴室には物を置かない方がいいですね。
また、置くよりもつるす、などの工夫を
しましょう。
――すでに付着したカビや汚れが
なかなか落ちない場合の対処法は?
パッキン部分のカビなども、小さく切り
取ったクッキングペーパーに洗剤や漂白剤
クエン酸を浸して、湿布を張るようにペタペタ
張り付けると効果的です。
しばらくおいて落としやすい状態にして
から取り除きます。
――時節柄、そのほかに気を付けるべき点を
教えてください。
換気に気を付けることと、ほこりをためない
ことですね。
特に湿気を帯びたほこりは、カビの格好の
温床となります。
玄関の中には土を入れないことです。
1グラムの土壌の中には数千万〜数十億もの
細菌類がいるといわれ、カビの菌も大量に
含まれています。
雨でぬれた土が玄関にあると、そこから
カビの胞子が発生します。
靴の土は、玄関の外で落とすようにしましょう。
暮らしにおいては、時節に関係なく常に
「始末すること」が大切だと思います。
暮らしに、汚れはつきもの。
掃除を暮らしの後始末と思って小まめに行えば
労も少なく、きれいで快適な生活を持続して
いくことができます。
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