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老化を遅らせる秘訣

 
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伊藤裕著『臓器は若返る』(朝日新書)を読んだ。
 
3〜4年前だったか、大手町の「健康プラザ」というところでイベントがあり、
カミさんと一緒に出掛けた。
そこで血管年齢や、骨密度を調べてもらったら、ショックな結果が出た。
 
骨密度については、私は年齢に相当する密度の90%だという。
つまり少し骨粗鬆がかかっている。
カミさんは20歳の年齢の骨密度だという。
 
血管年齢では、私は年齢+(プラス)5歳だという結果が出た。
年齢より5歳血管の老化が進んでいることになる。
カミさんは年齢―(マイナス)5歳だという結果だった。
年齢より5歳若い血管だということになる。
そして夫婦の年齢差は7歳。
結局私とカミさんの血管の年齢差は17歳ということになる。トホホホホ。
 
その時から、自分の体は年齢より老化が進んでいるという意識はあった。
その時にこの本があればよかったのにと思うくらい、健康に役立つ本である。
 
最初は「ミトコンドリア」というものについて詳しく述べていますが、
かなり学術的なので難しい説明は省略します。
 
病気や老いに抗する方法があるとすれば、たった一つ、
私たちの体の中のミトコンドリアを生き生きさせることだ。
われわれ生物は、今から20億年前に、
このミトコンドリアというパートナーに偶然巡り合った。
 
われわれの体の中にはたくさんのミトコンドリアが住んでいる。
このミトコンドリアが生きるエネルギーを作り、
われわれを支える臓器たちにふんだんに供給してくれる。
一年365日休むことなく、「動き、食べる」パワーを与え続けてくれているのだ。
 
ミトコンドリア(細胞の中でエネルギーを作り出す機能を果たしている)が健康であれば、
全身の臓器にエネルギーがみなぎってくる。
太く、長く生きられるのだ。
 
本書では、どうすればこのミトコンドリアを元気にし、
より良質な長寿を得ることができるのか、示している。
 
われわれの体内に存在するミトコンドリアは、
われわれに「食べる」ことと「動く」ことを宿命づけた。
 
食べることをエネルギーに換えるため、
体内では日々、臓器たちの神秘的な連携プレーが行われている。
この臓器たちの「疲れ」こそが、「老い」の秘密だった。
 
臓器が元気でいれば、われわれは健康長寿を手に入れることができる! 
抗加齢医学の第一人者である著者が、最新の研究から健康と老いの真実を解き明かす。
 
生存のエネルギーを得るために、われわれの祖先は、
「食べる」「動く」「息をする」という宿命的苦行を受け入れた。
 
その時から、消化管などの臓器たちが大いなる進化を遂げた。
現代のわたしたちはなぜ生活習慣病でこれほど悩むのか。
どうすれば健やかで上質な長寿を得られるのか。
目からウロコの体内のサイエンスを知れば、健康になる。
 
人体の各臓器は密接に連携しているため、
一つの臓器が病気になると別の臓器も次々とやられていく。
抗加齢医療の第一人者である著者は、この現象を「メタボリックドミノ」と名づける。
 
これを防ぐために大事になってくるのが、臓器とそれを司る細胞の中にあるミトコンドリア。
その機能が高まると脂肪をエネルギーに変える率が高くなり、肥満や糖尿病を防いでくれる。
逆に、機能が低下すればエネルギー代謝が乱れ、メタボが進行するというわけだ。
ミトコンドリアを活性化するポイントは二つです。
カロリー制限適度な運動が大事だという。
 
科学的には、「カロリー制限」によって長寿遺伝子サーチュインが活性化し、
体内のミトコンドリアを増加させたり、脂肪が燃えることを促したり、
メタボエイジングにブレーキをかけていることが分かっている。
(本当は、PGCI1とか細かい事が書かれているが割愛。)
 
まさにここに大きな鍵が秘められていたのです。
 
普通の猿よりも30%少ない餌を20年以上食べ続けてきたアカゲザルは、
サーチュイン遺伝子がONとなり、老化の発現が遅れ、寿命も延びたのです。
 
サーチュイン遺伝子は、2000年に米国で発見されました。
全身の細胞の第10染色体上に存在します。
サーチュイン遺伝子から作られるのがサーチュイン酵素です。
そのサーチュイン酵素はどんな働きをするのでしょうか。
ミトコンドリアを増加し、免疫細胞をおとなしくさせる、
インスリンの受け渡しをスムーズにする、炎症物質の抑制、
テロメアの保護などの役割があるそうです。
 
年をとるとミトコンドリアの働きが弱くなり、
活性酸素という有害物質を産生するようになります。
活性酸素が皮膚の細胞を損傷すると、女性が嫌う「シミ・シワ」の原因となります。
活性酸素が脳の神経細胞を損傷すると、物忘れや認知症の誘因となります。
 
サーチュイン遺伝子がONとなると、
ミトコンドリアの中で活性酸素を消す物質が盛んに作られ、
ミトコンドリアから活性酸素が漏れ出ることがなくなります。
 
免疫細胞は、本来は、病原菌から身体を守るという大切な役割を担っています。
しかし、年をとると免疫細胞が敵と味方を見分ける能力が低下し、
自分自身の身体を攻撃し始めます。
それが最も顕著に見られる部位が血管です。
免疫細胞が血管壁に入り込んで壁が厚くなり動脈硬化を引き起こします。
 
サーチュイン遺伝子がONとなると、免疫細胞がおとなしくなり自身への攻撃が弱まります。
また、免疫細胞を血管の壁に引き付ける物質を抑制し、動脈硬化も改善していきます。
 
MRI検査を実施してみると、サーチュイン遺伝子がONとなっているアカゲザルにおいては、
脳萎縮が乏しいことが証明されました。
脳の老化も抑えたようです。
 
「腹八分目」は、古くから長寿の秘訣と言われてきましたね。
現代人は昔の人ほど体を動かしませんから、「腹七分目」でも良いかもしれませんね。
日野原重明先生はまさにこれを実践してこられたのですね。
 
次に大切なのは運動です。
運動をすると、血のめぐりが良くなって、
血管拡張ホルモンが分泌されたり、
良いミトコンドリアを作り、
老化の原因とされている体内で算出された活性酸素に対抗する力を蓄えてくれたり
良い事ずくめ。

若さのためには必要ってことですよ、運動は。
さて何をやったらいいか、実践編。
少し強めの有酸素運動、ウォーキングとかジョキングなど
1回20分〜40分、週2〜3回から始めるのがいい
腕の振りは大きく、そうすると、姿勢も良くなり、上半身や体幹の筋肉も利用できる。
 
「カロリー制限」[運動]
この二つの地道な日々の努力の積み重ねによって、
私たちの臓器が若返り、
そして臓器の健康こそが、全身の活力とエネルギーを生み出す”若さの泉”なのです。
 
老化を遅らせる秘訣は、高いお金を使って特殊なことをしたり、
サプリメントなるものをガバガバ飲むことでもなく、
昔から言い伝えられてきた
「腹八分目」と「体をマメに動かすこと」だったんです。
 
真理は案外足元にあるのかもしれませんね。

閉じる コメント(8)

週に、3日からでいいならなんとかできそうです。
腹八分目も何とか頑張ります^^

2011/6/21(火) 午後 9:42 kazumama

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かずママさん、毎日となると実行も難しいし、呪縛になる恐れもありますが、週に3日くらいなら実行できそうですね。
私の場合は「腹八分目」が難しいです。
何しろ食い意地の汚い男なので(笑)。

2011/6/22(水) 午後 1:43 [ bodai_ju ]

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実践あるのみです・・。

すこしずつやりますよ^・^

2011/6/23(木) 午前 4:55 kur*ma*ezzz

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くろまめさん、そうなんです、知識としてナンボ知っていても役には立ちません。
実行しなければ「馬の耳に念仏」「豚に真珠」の類です。
私も「腹八分」に少しずつ慣れるようにしたいと思っております。

2011/6/23(木) 午後 5:33 [ bodai_ju ]

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といいながら、食いたくなっちゃって・・。

2011/6/24(金) 午後 1:25 kur*ma*ezzz

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くろまめさん、俗に色気と食い気といいますが、やはり食い気が勝りますね。
食い気を節制できる人は、自制心の強い人だと思いますが、私は誘惑に弱いのでダメです。

2011/6/24(金) 午後 1:44 [ bodai_ju ]

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誘惑が多い時代だけに自分で節制する気持ちが大切なんですね。運動は気をつけて実践していますが、腹七分を心掛けねば・・・

2011/6/26(日) 午前 6:34 ひけしぼう

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ひけしぼうさん、コメントありがとうございます。
運動は「発散するエネルギー」ですから少し積極的な気持ちがあれば週に3回くらいは難なくできます。
しかし「腹七分目」というような「抑制するエネルギー」は克己心が要求されますから、至難の業ですね。
江戸時代の観相家の水野南北はその人の食事を聞いて観相すると百発百中だったと言います。
それくらい食事が人の運命を左右するということでしょうか。

2011/6/26(日) 午後 5:43 [ bodai_ju ]

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