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夏川草介著『新章 神様のカルテ』(小学館)を読んだ。
このブログでも紹介してきました。
信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた主人公・内科医の栗原一止が、
その時の勤務体験を小説にしたのが、今までの『神様のカルテ(1)(2)(3)』である。
2009年に『神様のカルテ』の第一巻を上梓し、今年で作家デビュー10年になる夏川草介さん。
本書『新章 神様のカルテ』の舞台は大学病院になる。
市中病院で駆け回っていた栗原も九年目の医師となり、
家族が増え、上司が替わり、後輩ができ、多くの変化に翻弄される。
翻弄されながらも、しかし彼は変わらない。
目まぐるしい変化の中でも変わらないものがあり、変わってはいけないものがある。
著者の夏川草介氏は、長野県で地域医療に従事する現役医師です。
この小説の主人公の青年内科医・栗原一止は、より良い医師を目指し、
信州にある「24時間365日対応」の地域病院から信濃大学病院へと籍を移しました。
消化器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない日々も、
早二年が過ぎた。
ルールだらけの大組織になんとか順応しながら2年を過ごしました。
矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであったが、
29歳の膵癌患者の治療方法をめぐり、
局内の実権を掌握している准教授と激しく衝突してしまう。
舞台は、地域医療支援病院から大学病院へ。
大学病院がなければ地域医療は成り立たないのが現実であり、
とてつもない技量や知識を持った教授も存在する。
しかし、大組織ゆえのひずみや弊害がないわけがない。
栗原が患者のためにとった「ルール違反」の行動に、
大学病院という組織はどんな評価を下したのでしょうか…。
夏目漱石を敬愛する栗原一止は、これまでのシリーズ同様、
医療の限界を感じながら人間の可能性を信じ、
むなしくてあっけない「死」と向き合いながら、ささやかな希望を持ち続けています。
物語の中で特別な奇跡が起きるわけではなく、描かれるのはあくまで病院での“日常”です。
美しい信州の風景のもと、一止を支える妻ハル(榛名)との間には、
小春という新たな家族も加わりました。
読んだ人の心を温かくするベストセラー「神様のカルテ」10周年を飾る傑作です。
主人公の栗原一止は変人で、その古風な喋り方はまるで明治時代の文豪のようです。
これは夏目漱石の「草枕」を暗唱できる程こよなく愛するキャラクター設定によるもの。
実は私も夏目漱石が大好きで、パソコンを始めたころのタイピングの練習に
夏目漱石の『草枕』『三四郎』『それから』『門』をテキストにしたくらいです。
ですから『神様のカルテ』第一巻から特別な親しみを持って読みました。
私は入院中にこの本を読んだのですが、
「医療に、奇跡は起きない」(253ページ)という文を読んだときは
胸をぐさりと刺されたような気がしました。
厄介で治りにくい疾患に罹った人間は、つい奇跡を求めてしまうのです。
人間の弱さでしょうか。
しかし、「医療に、奇跡は起きない」ようです。
勁く、しなやかに生きていきたいです。
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簡単で易しいブログ見つけました。
良かったら来て見てください^−^
手続き簡単で、まさに老人向けと思います〜♪
http://ahko937.livedoor.blog/archives/1164339.html
2019/7/18(木) 午前 6:16
くろまめさん、どうもありがとうございます。
ライブドアブログですか。
12月までまだ日もありますので、じっくり研究してみたいと思老います。
2019/7/18(木) 午前 9:53 [ bodai_ju ]
一応、ご参考まで〜〜。
書き込み、コメントなどは8月終了だそうです。
2019/7/19(金) 午前 9:56
私も小説に挑戦していますよ^−^
と言うのは、市立図書館で「読書会」開催して文芸作品を読んで、感想文を話し合う会に参加しています^−^、
2019/7/20(土) 午前 5:50
くろまめさん、素晴らしいですね。
芥川賞か直木賞を目指してください。
熟年世代の星になってください。
2019/7/20(土) 午前 10:53 [ bodai_ju ]
読むほうです・・。
2019/7/21(日) 午前 10:04
くろまめさん、老春生活を充実させるためには、読むほうも大切です。
2019/7/21(日) 午後 4:24 [ bodai_ju ]
読む本は、無限にありますものね^−^
2019/7/22(月) 午前 5:55
くろまめさん、そうです。無限にあります。
私はなるべく図書館の本を利用しています。
2019/7/22(月) 午後 6:04 [ bodai_ju ]