菩提樹だより

思い浮かぶことを綴ります

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私がヤフーブログを始めたのは2006729日だからもう13年になる。

その間、駄文をアップしたのにもかかわらず多くの方々に訪問していただいて、コメントのやり取りなどを通じて多くのブログ友だちを持つことができました。

そういう意味では、このブログは高齢者にとって素晴らしい生き甲斐であり、楽しみでもありました。

ところが、このヤフーブログが今年の12月15日に中止になることになりました。

実際には、8月末で投稿も何もできなくなりますから、8月末で中止になると言ってもいいですね。

実に残念なことです。

パソコン音痴の私も、せっかくヤフーブログの使い方にも慣れて、画像の挿入など朝飯前にできるようになったのに、新しいブログに移行してうまく行くのかどうか全く自信がありません。

長い間の入院生活でブログを休止していたこともあって、この際、ブログそのものをやめてしまおうかなとも思ったのですが、日々衰える頭の働きがますます衰えるような心配もありますので、どこかほかのブログに移行してでも続けたほうが良いと結論付けました。

どこがいいのか私にはさっぱりわかりません。

ブログ友だちでも、charryさんはFC2ブログへ、くろまめさんはlivedoorブログへ、やまねこ軒さんはhatenaブログへと様々です。

ヤフーブログで13年アップしてきたものがそのまま残る形にしたいと思っています。

 

そうなるとcharryさんのやっているFC2ブログがいいような気がします。

そんなわけで、記事の更新も新しいブログで行ない始めました。このページでは、もう新たな記事の追加はしない予定です。

 

相変わらず駄文を弄して皆さんの眼を汚すことになると思いますが、よろしくお願いいたします。

もしよろしければ以下のURLへご訪問いただき、そのページを新たにブックマークしていただければ幸いです。

 
 

今日の昼に、ヤフーブログからFC2ブログへの移行手続きをしたばかりで、こんなに早く移行が完了するとは思いもかけなかったので、テンプレートその他、粗雑なままですがこれから少しずつ直していこうと思っています。

よろしくお願いいたします。

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夏川草介著『新章 神様のカルテ』(小学館)を読んだ。
このブログでも紹介してきました。

信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた主人公・内科医の栗原一止が、
その時の勤務体験を小説にしたのが、今までの『神様のカルテ(1)(2)(3)』である。
2009年に『神様のカルテ』の第一巻を上梓し、今年で作家デビュー10年になる夏川草介さん。
 
本書『新章 神様のカルテ』の舞台は大学病院になる。
市中病院で駆け回っていた栗原も九年目の医師となり、
家族が増え、上司が替わり、後輩ができ、多くの変化に翻弄される。
翻弄されながらも、しかし彼は変わらない。
目まぐるしい変化の中でも変わらないものがあり、変わってはいけないものがある。


著者の夏川草介氏は、長野県で地域医療に従事する現役医師です。
この小説の主人公の青年内科医・栗原一止は、より良い医師を目指し、
信州にある「24時間365日対応」の地域病院から信濃大学病院へと籍を移しました。
消化器内科医として勤務する傍ら、大学院生としての研究も進めなければならない日々も、
早二年が過ぎた。
ルールだらけの大組織になんとか順応しながら2年を過ごしました。
矛盾だらけの大学病院という組織にもそれなりに順応しているつもりであったが、
29歳の膵癌患者の治療方法をめぐり、
局内の実権を掌握している准教授と激しく衝突してしまう。


舞台は、地域医療支援病院から大学病院へ。
大学病院がなければ地域医療は成り立たないのが現実であり、
とてつもない技量や知識を持った教授も存在する。
しかし、大組織ゆえのひずみや弊害がないわけがない。
栗原が患者のためにとった「ルール違反」の行動に、
大学病院という組織はどんな評価を下したのでしょうか…。


夏目漱石を敬愛する栗原一止は、これまでのシリーズ同様、
医療の限界を感じながら人間の可能性を信じ、
むなしくてあっけない「死」と向き合いながら、ささやかな希望を持ち続けています。
物語の中で特別な奇跡が起きるわけではなく、描かれるのはあくまで病院での“日常”です。


美しい信州の風景のもと、一止を支える妻ハル(榛名)との間には、
小春という新たな家族も加わりました。
読んだ人の心を温かくするベストセラー「神様のカルテ」10周年を飾る傑作です。


主人公の栗原一止は変人で、その古風な喋り方はまるで明治時代の文豪のようです。
これは夏目漱石の「草枕」を暗唱できる程こよなく愛するキャラクター設定によるもの。


実は私も夏目漱石が大好きで、パソコンを始めたころのタイピングの練習に
夏目漱石の『草枕』『三四郎』『それから』『門』をテキストにしたくらいです。
ですから『神様のカルテ』第一巻から特別な親しみを持って読みました。
 
私は入院中にこの本を読んだのですが、
「医療に、奇跡は起きない」(253ページ)という文を読んだときは
胸をぐさりと刺されたような気がしました。
厄介で治りにくい疾患に罹った人間は、つい奇跡を求めてしまうのです。
人間の弱さでしょうか。
しかし、「医療に、奇跡は起きない」ようです。
勁く、しなやかに生きていきたいです。
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横山秀夫著『ノースライト』(新潮社)を読んだ。
著者は優れたサスペンス作家として夙に知られており、
このブログでも何点か紹介しております。
 
2012年に刊行された、誘拐事件捜査をめぐる警察小説『64』は圧倒的な傑作だった。
その『64』から六年、ついに待望の新作の登場である。
横山秀夫だから当然ミステリーで、しかも警察小説だろうと思ってしまうが、
『ノースライト』は従来のジャンル・ミステリーから少し離れた建築家小説である。
警察も刑事もほとんど出てこないし、殺人事件も起きない。
にもかかわらず、大いなる謎があり、激しい人間ドラマがあり、激しく心揺さぶる感動がある。そして最後は胸が詰まり、感涙にむせぶことになる。
 
一級建築士の青瀬稔は、信濃追分に向かっていた。
顧客からのたっての希望で設計した新築の家。
しかし、越してきたはずの顧客の家族の姿はなく、だれも住んでいないというのだ。
その話を聞いたとき、一級建築士の青瀬稔は我が耳を疑った。
信濃追分に建てた新築の家に誰も住んでいないなんて信じられない。
青瀬が過去に設計した家に惚れ込んだ施主の吉野陶太に、
「あなたにすべてお任せします」と熱望され、自分のすべてを注ぎ込んだY邸は、
建築雑誌にも取り上げられるほど高い評価を受けた。
四カ月前の引き渡しのときには、吉野夫妻と子供たちはすごく感激していたではないか。


ナチスに追われて亡命した建築家、ブルーノ・タウトがデザインしたものと思われる、
ただ一脚の古い椅子だけが浅間山を望むように残されていた。
一家はどこへ消えたのか?
青瀬は失踪の謎を追う中で、タウトの半生に触れ、
勤務する設計事務所はコンペを巡る疑惑に巻き込まれていく。


誰も住んでいないなどありえない。
青瀬は吉野の携帯にも自宅にも電話をするが出ない。
青瀬は設計事務所オーナー岡嶋とともに信濃におもむく。


邸は、吉野夫妻が
「あなたに設計を頼みたい。あなたの好きな家を建てて下さい。〈あなた自身が住みたい家を建てて下さい〉」と青瀬に依頼した家なのでした。
吉野夫妻には3人の子供たちがいてとても仲睦まじい家族だった。
 
吉野夫妻は家具の卸売りをしているそうで、現金で3千万円もの予算を提示したことや、
無名である青瀬になぜ依頼をするのかと疑問を残しつつも、
青瀬はノースライト(北からの光)を取り入れた斬新なデザイン、
暖かみのある家を作るべく昼夜問わず仕事に入れ込みました。
その結果、建築雑誌にも紹介され、青瀬の名が残る画期的な家が完成し、
吉野夫妻も大喜びだったのに。

その吉野夫妻が入居をしていないことに不審を抱き、夫妻を探し始める。
夫妻は新居がある地区に住民票を移しておらず、以前の家はもぬけの殻でした。
大家さんから、夫妻は離婚して妻は子供と出ていき、夫もしばらくして引っ越していったこと、
手に包帯をした謎の男が夫妻を探していたことを聞きました。
そして近隣の店からは、夫は背の高い女性といたことを聞き出します。


その時期から、夫妻は新居の建設前から離婚話をすすめ、
再出発のために新居を建設したのではないかと推測されました。
 
バブル崩壊をきっかけに職場と家族をともに失った主人公のベテラン建築士・青瀬は、
それでも設計をすることが好きなのだった。
その感情が物語を大きく揺り動かしていく。
最初は、仄暗い物語を想像して読み始めたが、中盤以降の展開で一気に覆された。
いくらオッサンを気取っても、芸術に焦がれる青瀬と彼の相棒・岡嶋の姿に嘘はない。
家屋は実用性が前提だが、それだけで人の心は動かない。
Y邸という一つの家が人々の心を捉え、彼らに寄り添ってその希望となる様に胸が熱くなった。
 
本書は、今までの横山さんの作品のような警察ミステリーではない。
建築家がある家にまつわる謎をひとつずつ丁寧に解き明かしていく、静かなミステリー。
けれど、それと並行して描かれる家族や仕事の物語に、だんだんと心が熱くなる。
ここに登場する大人たちはみな不器用だけど、
「誰かのために創り、遺す。その思いが火よりも熱いことを理解して」いる。
そんな彼らがクライアントのため、家族のため、
仲間のために奔走するひたむきな姿は紛れもなく美しかった。
屋根から差し込むノースライトのような、じんわりとあたたかな気持ちで読了しました。


最後は押し寄せる感動で胸が熱くなり、涙腺が緩みました。

(入院中に読みました)

ブログお休みご案内

私儀、一身上の都合により
このブログをしばらく休ませていただきます。
よろしくお願いいたします。

                                         bodai_ju 九拝

『スクエア』を読む

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今野敏『スクエア(横浜みなとみらい署暴対係)』(徳間書店)を読んだ。

お馴染みのハマの用心棒こと諸橋係長が指揮する「横浜みなとみらい署暴対係」の話である。

徹底して気楽に読めるエンターテイメントです。


神奈川県警みなとみらい署刑事組織対策課暴暴力団対策係係長「ハマの用心棒」

(諸橋はこの呼称を嫌がっている)こと諸橋のもとを県警本部監察官の笹本が訪ねてきた。

(この監察官はいつも諸橋の操作方法にケチをつける煩い監察官である。)

 

県警本部長が諸橋、そして相棒の城島との面会を希望しているという。

 

横浜・山手の廃屋で、中国人の遺体が発見された。

被害者は中華街で一財産を築いたが、三年前から消息不明だった。

同じ土地からもう一つ別の遺体が発見された。

つまり、横浜・山手町の廃屋跡から二つの遺体が発見されたわけだ。

さらに所有者不明土地を利用した不動産詐欺事件が浮上する。

 

事件の背後に暴力団関与の疑いがあると判断した本部長の要請で、

所轄外ながら暴力団に詳しいということで捜査に加わることになった諸橋と城島だ。

 

ある暴力団の組長が土地取引詐欺の被害者になってしまった。

彼はもうこの世にいない。

組幹部が土地取引詐欺の加害者を部下に殺させた。

 

「詐欺の報復で人を殺すなんて許すわけにはいかない」

と諸橋は組幹部を追い詰めようとする。

 

この後を書きますとネタバレになりますので、この辺で。

どうぞ読んでのお楽しみに。

 

新聞広告を見てすぐに図書館へ予約を入れましたら、意外と早く貸出可能になりました。

 
 

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