ピエモンテの小さな山村から−ぶじゃねんです、はい−

「ぶじゃねん陽だまる山郷生活」へ引っ越します。お気に入りブログ欄からどうぞ

ハートほっこり休日

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皆様、2007年のビエッラ男声合唱団コーロ・モンテムクローネの来日公演企画をきっかけに始めてたブログですが、思うことあり引っ越すことにいたしました。

これまで応援を頂き本当にありがとうございました。


新しいブログでもぶじゃねんとしてピエモンテの土にまみれた生活をお伝えしたいと思います。
どうかこれらも宜しくお願いいたします。

引越し先 ブログ名は 「ぶじぇねん陽だまり田舎生活」となります。
下記、お気に入りブログ欄に記載してあります。

お時間のあるときに御一読頂けると幸いです。


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春の山から平野を見下ろすとこんな感じです。

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空気が澄んでいるともっとよかったのですが、、、、。

今年からパピンはハンティングに行かないことに決めました。
もう78歳ですから、やはり膝と腰がきついようです。


平野部での狩りは山の狩りとは比べ物にならない。
山に行けないのなら狩りはやめると決めました。

原始人は、本来の仕事である(現代社会では趣味としてやっていますが)狩りの相棒を失いました。
今朝は、一人で犬を山に連れて行きました。

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新しい狩りの相棒は、ある意味自分の命を預ける相手、自分の狩りの醍醐味を共有できる同じ文化を持った人でないといけないのでそう簡単には見つかりません。

一人いますが、かれは野うさぎはいきません。今のことろ、残ったこの猟犬テオをパピンの引退に涙しながら山に向かっています。

この秋は彼らの新たな挑戦ですね。
とても残念なのですが、諸般の事情で5月半ばまでブログの更新を週一回程度に絞らなければならなくなりました。


でも前回あれほど皆さんに御心配をおかけしたので今回は出来る限り何かしら近況はお伝えしたいと思います。

これは2週間ほど前の私たちの暮らす村です。

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この日は今年初めて野生のクレソン(山わさび)を摘みにいきました。




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                   原始人はもう夢中!!




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                  この村に住む幸せを感じる瞬間、、、




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                山の斜面にはこんなにクロッカスが!!

    

   この頃はクロッカスの時期がおわり、ヒナギクが野原一面を覆っています。遠めにみるとうっすら雪に覆われたように白く見えるのはクロッカスもヒナギクも同じ。

   日本も春ですね。桜前線北上中でしょうか?   それでは また
                  
この船の漁師さんたちは3人です。

船主はアウディ、彼は中学を出て父親の漁師になりましたが、あるとき漁に出て海に落ちてしまいました。絶体絶命の危機にあった彼を救ったのは別の船。


彼はその船主の娘さんと付き合うようになり、年齢がゆるす年にすぐに彼女と結婚。彼女の2番目の弟さんと組んで今はアウディ自身の船で操業しています。

4年ほど前、もう一人いた漁師さんが体を壊して廃業、ここ数年は二人だけの操業でしたが、去年やっと新入りが登場!彼もやっぱり親戚の一人です。

イタリアでは日本ほど重んじられないのが普通ですが、彼らの上下関係は特別でとてもはっきりしています。

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              (時々こんなお友達も網にかかる、生きたままかかるので海に返してあげる)

新米の男の子は使いッ走り同然。私たちは彼のお手伝いもしますが、アウディの客人として私達を大切に扱うことを絶対忘れません。こっちが逆にぎこちなく恐縮したりして


アウディの義理の弟さんジェロは漁具担当。海に網を仕掛けるときも網を引き上げてきちんと片付けるのも全部彼。彼にしても私達に接するときと他の漁師仲間と一緒のときは違います。

アウディは操舵や他の船との連絡役。

アウディですが、私や原始人よりたぶん10歳以上若いですが、船上では一番威張っています。でも仁義を重んじ、情に熱く、他の船との漁場調整の駆け引きでは意思表示は明瞭、

他の船も彼には一目置いているのは私でもわかります。

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          (原始人と二人で3袋あったムール貝をごしごしおそうじ、
       それを新米君がパスタの具にした。美味!!!原始人はなれない仕事に疲れてこの様)



私達の大事な友人、でも、私たちへの客人としての扱いは一昔前の今ではどこかに消えてしまった伝統的礼儀とでもいうのでしょうか、それが感じられます。プラス思いやりも見え隠れして独特です。

せっかく遠くから来るのにマグロが取れなかったら可哀想と、取れたときにマグロを冷凍してとっておいてくれたり(10キロぐらいのマグロ2匹もらっても困るんだけど、、、)、

私たちの寝場所を確保するために自分は舵取りして徹夜したり、、、。夕飯に食べるために珍しい魚を持ち込んでおいてくれたり、

彼のシチリア人的なホスピタリティーはおおらかで熱くて、ピエモンテの人のそれとはかなり違います。アウディと一緒にいると原始人の疲れた心がほっこりする。


ところで漁師さんに頼んで初めて船に乗せてもらったとき、そのための厳しい条件がありました。
「船酔いしない事!」

彼らは日本人である私に妙な信頼感があり、例えば自分たちが生で食べて美味しいと思う魚は私も生で食べると思っています。当然、船酔いもしないと思っている。

でもって、原始人には「船には乗せてやるが酔ったら笑いものにするからな!」といじめる。
聞いていて私もなんとなく自分は酔わないと思い込んでしまったのですが、

船は進んでいるうちは前後に揺れ(ファルコンさんは御存知でしょう)停泊中は横揺れで、これが私には辛かった!!原始人にはなんでもないのに、私は、、、さっさとご飯食べずにベッドで横になり、気分をおさめました。


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   ( 新米君、今の若者にしては行儀も良いし(多分彼の親分たちより)
           しっかりしている!!原始人も私もすっかりファン!)

でも、網を揚げる時間までには根性で回復して漁のお手伝いをちゃんとしましたよ!
こうして毎年、彼らと少なくとも一度は漁に出ています。

私達とアウディの「山と海の交信」は冬場も続いています。その時期何の漁をしているかとか、いつから本格操業に戻るかとか、お互い元気でいるかとか。

今年は4月にマグロ、カジキ漁が始まるそうで、原始人はもう4月に行くつもり。

彼らと海に出るときは、午後4時に船出して、翌朝の5時に港に戻る頃には海水を衣類全体に含んで体がずっしり重くなっている。

その足でピエモンテまで帰って体がまだ左右に揺れている間にマグロをさばかなければならない私は大変ですが、でもやっぱりやめられません。

アウディ、ジェロ、新米君もいつもありがとうね!!(完)
この子達です。
これが漁師さんたちの獲物の本命。

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               (この日は幸運にも大漁だった。)


彼らは去年の場合は、これを流し網(網は固定せず潮の流れや風などで流しで魚を網目に刺したり、絡ませて獲る漁法です)で獲っていました。


リグーリア海は以前、汚染が進み漁業が途絶えるのではと心配されましたが、環境保護活動が進み今ではこの海では生き返ったように豊富な魚が獲れます。

ただし、毎年のようにEUの漁業規制方法が変わるのでオネッリャの漁師さんたちは規制に振り回され

『今日明日にもこの課業に見切りをつけなくなるかもしれない』そんな心配の種を背負った操業を続けています。

去年の夏は流し網が許されましたが。一昨年はカジキ・マグロ漁業中止、、、。友人の漁師さんたちの船は、食うに困り、内緒で漁に出たものの海上警備隊に見つかり大切な網を取り上げられてしまいました。

ところが、お隣フランスはマルセイユの漁船は平気でEU規則を無視して同じリグーリアの海で操業を続けていたのです。フランス政府は背に腹は変えられないと目をつぶったからです。ずるい!



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                  (延縄漁業の作業現場)



オネッリャの漁師さんたちはイタリア政府に嘆願書を出し働きかけをしてせめて延縄魚業(ハエナワ:縄に多数の針をつけ、活エビや冷凍サンマなどを餌として使用し、投縄したのち引き上げて漁獲する漁法です。)

を、そして去年はやっとやっと流し網に戻る事ができました。

 彼らはいつも午後3時ごろオネッリャの沖合い30マイルぐらいのところに出て3kmから4kmの網または釣針をくねくねと蛇行させて流します。気の長い作業。これが終わるころには夕食時

 8時くらいから夕飯を食べ、終わったら操舵者だけ残して就寝。で、12時にたたき起こされ、網を引き上げます。

 夜中、船の電気をぜーんぶ消して甲板に出ると、天空から何千もの星が頭上にふり落ちてきそう! 暗い海水面にトビウオが飛んだり、幻想的な世界が広がっています。


 ところでこの漁師さんたちですが、マグロやメカジキを専門に漁をするのは祖先がシチリア出身の人たちです。漁師さんたちは出身地によって漁のすみわけができています。



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         (一方これは流し網にかかったメカジキ。これ一匹でかれらの出航の元手が得られる。)

 海老や岩礁魚はナポリの出身者、 タラの類はアブルッツォの人たちなどなど、、、。

 え?リグーリアの人たちは漁に出ないのかって?彼らは南部出身の漁師さんたちが獲った魚を買い叩く役まわり。あまりロマンチックな仕事ではないですね。

 でも買ってくれる人がいなければ漁も成り立たない。


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             (おい、原始人、ヘミングウェイになったつもり、、、かい?)

 原始人が羨ましがる彼らの生活。彼らは未だに給料は口座に振り込まれ、買い物はカード払いという現代ではあたりまえの生活とは無縁です。

 全てが現金。売れた魚の代金はほとんどその日のうちに現金で支払われそれを船のキャビンの小さなテーブルでお札の枚数を数えながら仲間分けです。(次に続く)

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