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(マッカーサーと吉田茂)
歴史学者であり、高知大学名誉教授、新しい歴史教科書をつくる会副会長であります福地惇先生の貴重な小論文を掲載いたします。
マッカーサーと吉田茂の回想記
高知大学名誉教授 福地惇
読み進むにつれて腹立たしいが、それでも読破せざるを得ぬ不愉快な本がこの世にある。
『マッカーサー回想記』は横綱格、ワンマン宰相吉田茂の著書『大礒随想』、『世界と日本』、『日本を決定した百年』、『回想十年』等々は大関格である。
マッカーサー回想記は、欺瞞に満ちたものだが、貴重な資料でもある。
吉田茂の書著書も大事な証言録であるが、新憲法制定の助言者、戦後日本復興の大恩人と褒め称えてマッカーサーへの感謝、称賛に溢れ、それゆえに歴史の事実を隠そうとする詭弁に事欠かない。それは吉田が敬愛してやまない元帥の文章とそっくりで、とりもなおさず元帥への阿諛追従であり、戦後政治指導の無責任を韜晦する自己弁護論である。
余談ながら、自民党の麻生太郎は『祖父・吉田茂の流儀』(PHP研究所平成12年6月)を刊行して偉大な祖父の多数の言行を紹介し、「マッカーサーを≪日本の恩人≫と呼んではばからず」と誇らしげに一章を設けて力説している。
だがマッカーサーは国際法蹂躙疑惑の人であるばかりか、日本民族侮蔑の人であることを知っても「恩人」と思えるか。
「太平洋は今や新しい解放された世界になった。今日、・・・・抑圧から解放された人々が自由の喜びと恐怖から解放感を心ゆくまで味わっている」
「米国はフィリピンに、この新しい自由なアジアの判例を築き上げた。フィリピンにおいて米国は、東洋の民族と西洋の民族が共に尊敬と利益を分かち合いながら肩を並べて進んで行ける実例を示した。フィリピンでアメリカの主権が辿った道は、今東洋の完全な信頼を受けている」
明治維新以降、我が国は欧米列強の東亜進出に対峙すべく果敢に国家社会の自主近代化を推進して、欧米の国家学・憲法学の賢者からも高く評価された立憲君主議会制を実現した。さらに産業化を推進し、清国の朝鮮半島支配を排撃(日清戦争)に成功して国威を高め、二十世紀初頭には世界の五大強国の一角に列し国際社会から信頼されるにいたった。先達は立派な近代国民国家を形成し経済基盤を築いたのである。
1930年代以降は政戦両略に混迷・失態は多発したが、国際政治・軍事・経済情勢の極度の緊迫昂進の中で大東亜戦争であった。大敗北は喫したが、米英を相手に壮烈・激烈な現代戦争を戦い抜いたことは世界史に特筆されるべき事績であろう。我が国とフィリピンとを同列視するマッカーサーの国際政治感覚は異常だと苦言を呈したくなるのである。
付言すれば、マッカーサーの日本国民へのキリスト教伝道熱は並大抵ではない。回想記の或る章は「精神革命」と銘打っているほどで重要な占領政治の一環だったことは分明だ。
「私は・・・宣教師を次々日本へ招いた」、「ポケット版聖書連盟は私の要請で一千万冊の日本語の聖書を配布した。私はその後ブルックリン・タブレット紙に次のような手紙を送った。『米国の家庭に発する高遠な影響が、こうして日本人の心の中に染み込んで行っている。この影響は急速に実を結んでおり、多くの人々がキリスト教に帰依しているほか、国民の大きい部分がキリスト教に根底をなす原則と理想を理解し実践し敬愛しようとしている』と」。
やはりマッカーサーは、フィリピンに独立を与えた最後の植民地総督であるかの感覚で、日本の社会習慣の基盤から家族の在り方に至るまでの文化大改造を策動していたのだ。これも明らかに国際法やポツダム宣言違反である。
米国政府は日本を非軍事化した軽率さを悔やんだ。日本国憲法に「戦争放棄」条項を導入したマッカーサーも、さすがに東アジア情勢に軽率だったと反省したようだ。憲法下賜や東京裁判など数多の日本劣化政策で散々「野蛮な侵略国家」と烙印を押した「詭道の達人」は、トルーマン大統領と朝鮮戦争の軍略で意見が対立、1951年4月に国連軍最高司令官を解任されて本国に召還されるや、素早く合衆国政府の対日政策の実現路線に軸足を移し、上院の軍事外交合同委員会での公聴会(同年5月)で、大東亜戦争は日本にとって「安全保障の必要に迫られてのこと」だったと証言して、日本が東アジアにおける反共の防波堤になるべきだと実に都合のよい見解の大転換を図った。日本人はこの事実をきちんと記憶しておかねばならない。
・・・・・・・
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こんばんは。
吉田茂は最低な人間ですね。恥を弁えない哀れな政治家です。
こんなのの孫が麻生元首相なんですね・・・。
マッカーサーは自分で自分の首を絞めた訳ですか。
徹底して布教したはずのキリスト教は「結婚式宗教」に成り果てています。
日本人のようにじっくり考え抜くことをしなのですね。
傑作
応援クリック
転載させていただきます。
[ - ]
2012/2/15(水) 午後 9:37
マッカーサーに群がって何か旨味を得た日本人も多くいたのですね。麻生元首相もやはり、、、でしたか。傑作
2012/2/15(水) 午後 9:54
卑怯者と言いたいです
マッカーサーが信じてやまないその宗教の教えはこんなもんだった
訳ですね、☆ラン
[ 誇り君 ]
2012/2/15(水) 午後 10:12
転載させて頂きます。
応援&今日のランクリ 傑作ポチ凸
2012/2/15(水) 午後 10:36
マッカーサーを調べれば調べるほど吉田茂の胡散臭さが浮かび上がっていきますね。
傑作&ランクリ&転載させてください。
[ 鳳山 ]
2012/2/15(水) 午後 10:40
吉田茂の評価は戦後日本を独立に導いた英雄のような扱いですが、なるほどマッカーサーに阿っていただけなのですね。
また、マッカーサーは自分に都合よく言を翻す卑怯者だということもよくわかりました。傑作、ポチ
2012/2/15(水) 午後 11:04
こんばんわ
彼の卑劣さは、ローレンス・テイラー作(将軍の裁判・マッカーサーの復讐・立風書房)を読めばわかります。
元駐日米国大使ハーバート大学教授エドウィン・O・ライシャワー博士の感想
(軍事法廷で裁かれた山下及び本間と並んで、本書ではマッカーサーも裁かれている。二人の日本人将軍が、いずれも率直で、正直で、高貴でさえあったことが明らかにされている。そしてマッカーサーについては、その二重人格の陰の部分が浮き彫りにされ、彼がいかに狭量で、もったいぶった、そして復讐心にとらわれた人間であったかが示されている)傑作です!
[ 俺はい漢和 ]
2012/2/15(水) 午後 11:36
応援&今日のランクリ ポチ凸
2012/2/16(木) 午前 0:13
さくらの花びらさん、こんばんは。
私も常々吉田茂の評価が高すぎると思っておりました。
吉田は鳩山一郎を裏切って総理になりました。
懐刀の白洲次郎氏、またGHQに通じていたおかげで、これだけの評価になっているんだと思います。
マッカーサーは口先八寸、信念が無いことが伺えます。
このような人物に起草された憲法を後生大事にしている日本人は、真性のマゾなのかと思うくらいですね。
傑作
[ - ]
2012/2/16(木) 午前 1:35
こんな人たちにいい様にされたかと思うと悔しいですね。
傑作・らんくり。
2012/2/16(木) 午前 4:36
戦後の宰相に日本人の矜持をもっているものがいるでしょうか?情けない事ですが・・・
傑作
ランクリ
転載できにくい状況ですので後ほど転載させていただきます。
2012/2/16(木) 午前 6:13
マッカーサーと吉田茂のつながりがよくわかりました。
厚木飛行場へ降り立った時点で、これからの日本を変えていこうとしたことは事実として受け止めます。
傑作&ランクり
2012/2/16(木) 午前 7:42
本日のランクリ
[ 鳳山 ]
2012/2/16(木) 午前 10:20
何もできなかった日本が情けないですね。☆☆
2012/2/16(木) 午後 0:12
麻生は靖国神社参拝しない理由は、やはり宗教だけではありませんね。
傑作・ランクリ○です。
2012/2/16(木) 午後 0:27
大事なことは後から気付くのですね。
これも共産主義の巧妙な工作の一つなのでしょうか。
傑作、ランクリです。
[ nadarechan1113 ]
2012/2/16(木) 午後 2:01
転載させていただきます。
2012/2/16(木) 午後 5:28
現代の様々な多くの問題は、これらの事が基に起因すると言うのが本当によく解ります。
GHQの行った様々な悪行、今こそ正すべきではないでしょうか。
☆!
2012/2/16(木) 午後 5:55
先帝に会うまでのマッカーサーは不安を持っていたんですが、お会いして、日本の皇室を理解し、その後お二人で何度も話したから、本当の敵は共産主義者、コミンテルンの手先だったことが分かったのであって、このときまでの理解が無かったことは明白です。思うんですけど、皆さん、戦略の思考が一切抜けていて感情論ばかりですよ。じゃあ戦後も反米だったらどうなっているか、復興なんてできていませ復興したから今の日本があるんです。
[ -- ]
2012/2/17(金) 午後 0:02
マッカーサーの二面性といいますが、多面的でない人間なんていません。そして戦略が常に一面的であれば間抜けなだけです。
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2012/2/17(金) 午後 0:04