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石破茂農水相は22日の会見で、
輸入米の検査体制強化のため、
2009年度予算案で食料安定供給特別会計に30億円を計上するそうです。
内容は
政府輸入した破砕米のカビの目視確認をするために14億円。
カビの分析で4億円、
倉庫内で保管中に発生したカビ米の廃棄処分に1000万円だそうです。
税金を30億円もかけるならば、
輸入米なんかやめるべきです。
いらないものを無理して輸入することはないのです。
日本は充分に自給できるのに、
自給率を改ざんしてまで食料を輸入してきました。
農家では食べられる多くの野菜などを廃棄し、
一方で危険な外国産を輸入しています。
MA米の輸入を認めたのは細川と村山政権です。
世界でも異常な枠一杯の輸入を続けてきました。
MA米は政府から商社が入札で買い付け契約をします。
たとえ汚染されていても食用以外に使えるので
商社は買い付けてきました。
通常の食料は食衛法違反であれば積戻しか廃棄になりますが、
MA米には数量確保のために食用外の転用ということを考え出したのです。
それほどまでして要らない米を輸入しているのです。
農水省はこれから食衛法違反の汚染があれば、
廃棄する方針だそうです。
その場合の費用は商社の自己負担です。
商社が現地で買い付けた米は、
荷積み時に農水省の出先機関の検査があります。
この検査はサンプルを日本に送って検査しています。
日本向けの米についてのみOMIC(海外貨物検査株式会社)という企業が
検査を引き受けています。
しかし、実際の検査はOMICではなく
「財団法人日本穀物検定協会」が行っています。
両社とも天下り組織で、しかも同じビルにあり、
MA米の検査業務がOMICに仕事を作ってきたのです。
時には残留農薬違反はこの検査では検出できず、
輸入後に検出されたりました。
しかもサンプルと輸出されたコメが同じかどうかも、
きちんと検証されていません。
いい加減なのです。
これまで日本はMA米を「最低輸入義務」であるかのように
国民に説明してきましたが、
輸入量なんか義務づけられてはいません。
ミニマム・アクセスは「最低輸入機会の提供」であり、
一定の低率関税枠を設定して輸入機会を与えるというものです。
絶対に77万トンを輸入しなければならない訳ではないのです。
また政府は190万トンものMA米の在庫を抱え、
政府倉庫ではとても足りないため、
多くの民間の倉庫会社に保管を委託し
年間173億円にのぼる保管料を税金で払っています。
全国560の倉庫会社が加盟する「全国食糧保管協会」は
すべての常勤理事が農水OBです。
農水省はこの倉庫業者の契約代行を独占してきた「全国食糧保管協会」と
今後契約しない方針を示したようだが、
騒ぎになって「まずい」と感じてはじめてこうなのです。
はじめから悪いことだとわかっていたのです。
MA米について農水省は
アフラトキシンまでは考えていなかった。
せいぜい普通のカビ程度だろう。
そのくらいの汚染なら飼料用で使えると考えていたのです。
しかしアフラトキシンが出てきました。
アフラトキシンは最強の発がん性物質で
ダイオキシンの10倍です。
事故米の報道では最初名前は出していましたが、
規制でそのあと一切報道されませんでした。
私もその当時、農水省に直接苦情を言いましたが、
「全力で安全を対応しています。ご心配かけて申し訳ありません」
です。
まともに答えられません。
日本は必要もないのにMA米の輸入量を増やし続けました。
そのために国民の生命を奪おうとも、
たとえガンで苦しもうとも黙殺です。
健康被害がないとして。
外国に対して「要らない」と強く言えない政治家、
天下りで自分たちのことしか考えない官僚。
そのために日本の国民は
見えないところで混入された汚染米を食べ続けるのです。
今回の30億でどれほど的確な検査ができるのか。
何度も言いますが、いらない輸入米はやめることです。
食べ物は自国でまかなうべきものなのです。
穀物高騰、気象変動、為替変動、原油高、紛争で
食料輸入は安定的に保証されることはないのですから。
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