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京町家の特徴?「イメージでは,分かるような気がすんのやけど…。」
チョット文章が長くなりますが,京都観光に来られた時に,違った目で町家を見ていただけると思います。上京区,中京区,東山区,下京区は大通りから少し入れば,新しい家に混じって普通の京町家を見ることができます。
昔,間口の広さによって税が課せられていました。節税の知恵
入口を入ると「走り庭」と呼ばれる通路があり,履物を脱ぐことなく裏庭まで行くことができます。「走り庭」を通って裏庭に行く途中に台所があり,そこには「おくどさん」(かまど)が設けられています。2階建の場合は,「走り庭」が吹き抜けとなっており,その天井には,採光用の天窓があります。
1階の部屋数は3室が基本(1列3室型)です。「走り庭」に沿って,入口から玄関の間,中の間,奥の間となり,奥の間の裏庭面には縁側が設けられ,トイレは縁側を通って行くようになっています。
このような京町家は築60〜70年以上になるため,内部はリフォームされて使い勝手優先になっている建物がほとんどです。
京町家の建て方には,3階建,総2階建(一般の2階建),中2階建,平屋建がありますが,多いのは総2階建と中2階建です。
写真は,典型的な京町家の総2階建です。総2階建に限っての京町家の特徴は特にありませんが,京町家全般の特徴は,次のようなものがあります。
紅殻(べんがら):木の防腐を目的として塗られています。
出格子:格子は表(外)からの目隠しであったり,換気(通気)が目的です。
土壁と焼杉板:本来の京町家は土壁と焼杉板で覆われています。
その他の特徴として,入口に柱が見える,一文字瓦,虫籠窓(むしこまど),鍾馗(しょうき)さんが1階の庇の上に置いてある,駒寄せ,犬矢来(いぬやらい)がある等です。これらの特徴を全て持ち合わせている京町家はまずありませんが,特徴の幾つかが当てはまれば,京町家として見てください。
家の側面には焼杉板が貼られています。この頃は,トタンや新素材になった家がほとんどです。
写真は,お茶屋の2階のスダレを撮影したものです。1番上の写真で,雨戸と2階の庇の間に棒があります。写真の右下をクリックして拡大
2階に格子の所もありますが,スダレの方が多いように思います。
出格子の格子は外すことができます。また,入口の両側に柱が見えています。
出格子の柱の下(基礎部)には石が置かれ,柱を少しでも水
道と平行に葺かれた一文字瓦(瓦の端がスパッと切れた瓦)の1階の庇には魔除けの置物として鍾馗さんが置かれています。
右側の瓦は万十瓦(まんじゅうかわら,饅頭瓦)と呼ばれるもので,一文字瓦と異なり,瓦の端が饅頭のように丸くなっています。一文字瓦で屋根を葺く方が手間はかかると言われています。 |
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こんにちは! 梅雨前の晴れ間でしたが暑い一日でしたね。京屋ですね、保存は大変ですよね・・・焼き板よりトタンン方が安価ですからね・・・杉板は環境に優しくて良いのでしょうがね!でも板を焼いて防腐効果を出すとは昔の人は知恵が有りましたね。昔にポチですね・・・
2010/6/12(土) 午後 5:20 [ 関東タンポポ ]
こんにちわ
はじめておじゃまします。
最近京都の祇園などの街を歩いてふと気がついたこと
実は私の実家は 父が設計して建てた家ですが
これは ひょっとして 京都の町家を参考にして
設計した家だと!
スダレをかける棒なんて
写真そのものです。
いいですね。それに石にもこだわっているのですが、
町家に石はどのように配置されていますか?
2010/6/12(土) 午後 5:35 [ ITTETSU ]
関東タンポポさん> 昨日,今日と京都も暑い1日でした。
私が子供の頃は焼板が当たり前でしたが,最近は,普通の住居で焼板を使うことはほとんどありませんね。
2010/6/12(土) 午後 6:15
こんにちは 家内の里の地名は久那土と言い
かまどを表すようです
2010/6/12(土) 午後 6:20 [ ☆林檎 ]
ITTETUさん> はじめまして,コメントありがとうございます。
お父さんも京町家に引かれておられたのかもしれませんね。
石は自然石(一つ石)と呼ばれ,基礎として使われていたため,各柱の下に置かれていました。現在の耐震基準には恐らく…。石が見える家の方が少ないですね。
2010/6/12(土) 午後 6:23
オリオン星人> カマド,今や死語となった感じがします。カマドまで保存している京町家はゼロでしょうね。懐かしい言葉ですよね。
2010/6/12(土) 午後 6:26
へ〜何でもかんでも…古ければ京町屋…だと思っていましたが…
違うんですね!今度、京都に行った時は…これを参考にします!
2010/6/12(土) 午後 7:19
昇月さん> 「何でもかんでも…古ければ京町屋…だと思っていましたが…」,ハズレではないですよ。そういう家の多くは京町家の条件にあてはまります。
この頃は,古い京町家をそのまま京町家としてリフォームし,お店にしている所が多いです。京町家以外で新築した方が安いと思いますが,拘りがあるんですね。
2010/6/12(土) 午後 9:06
こんばんは、鍾馗さま、私の田舎とはお顔が違いますね
迫力が有って良い姿です。
2010/6/12(土) 午後 9:35
maharuさん> 幾つかの顔があるようですね。別の家にあった鍾馗さんはこの写真とは,別人の顔でした。
2010/6/12(土) 午後 9:57
「鍾馗さん」はお守りの役割なんですか
何も知らなくて



すみません
京町屋はテレビでしか見た事がありませんが、雰囲気がスゴク好きで、見てみたい建物の一つです
町屋って観光客でも中に入れるんでしょうか…
出来れば中に入ってみたいけど
民家になるんですよね〜
無理か〜
2010/6/13(日) 午前 8:33 [ しょう ]
しょうさん> おはようございます。
鍾馗さんの役割は魔除けです。
一般の民家ですから,家の中を見るのは無理です。普段の生活の場ですから,キッチリ整理・整頓されている家もあれば,テレビでご覧になったり,想像されているものとは,かなり違う家もあります。(見ん方がよかったぁ〜。ガッカリ)
想像されているのに近い京町家をご覧になりたいのら,古い京町家を買取り,改築して京町家の形を残したお店も多いので,それで我慢してください。「我慢できなぁ〜い。」場合は,かなり値が張りますが,本格的なお茶屋でお食事ですね。ただし,多くのお茶屋は「いちげんさん,お断り!」です。
2010/6/13(日) 午前 9:24
こんにちはぁ☆ 私の実家も子供の時には京町家で2軒くっついたタイプでした♪ おくどさんのあった土間はお隣さんと一緒だった☆ 懐かしいです♪
2010/6/13(日) 午後 6:46
京にゃんこ&京ねずみさん> コメント,ご訪問ありがとうございます。
京にゃんこ&京ねずみさんのブログを拝見させていただきました。京都のことを記事にしていらっしゃるのですね。いい情報等があったらぜひ,教えていただけたらと思います。
おくどさんと土間の組合せ,今では,なくなったのでしょうね。
2010/6/13(日) 午後 7:54