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昨年、宮崎で発生した口蹄疫で、「旬刊宮崎新聞社」が5月15日号で、安愚楽牧場の隠ぺいに関して報じました。
安愚楽牧場側は、旬刊宮崎新聞社に「虚偽報道」として訴訟を起こしていますが、現在も裁判はつづいているようです。
そんな中、宮崎県の検証委員会は、大規模農場(安愚楽)の初発の可能性について言及しました。
2010年に宮崎県で発生した口蹄疫の対策に関する調査報告書(全102P、pdfファイル)23年1月 より抜粋P24
(1)最初の感染経路、初発の原因究明
①国の疫学調査では、都農町の6例目の農場が初発であるとの見解を述べているが、これは、この農場において、たまたま3月31日に採取した検体が残っており、この一部が後に陽性と診断されたため、他に比較して最も早いと推測されたものである。これについて、こういった疫学調査の方法で判断されてしまえば、農家が早い段階で通報しようとしなくなるのではないかとの意見があった。
②国の疫学調査に対して、地元では、川南町の7例目の大規模な企業経営農場が初発ではないかとの意見が圧倒的に多かった。地元農家等の間では、この農場に関してさまざまなことが噂されており、事実関係、が明らかにならないと今後安心して再開できないとの声も強かった。
③7例目の農場については、診療記録によると、3月30日に風邪の症状を示す牛がいたほか、4月8日には複数の牛に食欲不振が見られ、9日からは食欲不振改善薬を一斉投与している。また、4月18日から20日にかけては、食欲不振と風邪の症状を示す牛が増えたことから、飼養牛全頭に抗生物質を投与していた。
④この農場に4月24日に県の家畜防疫員が立入検査に入った際には、すでに多くの牛が発症し、他の発生農場(1〜2頭の発症状況)とは全く異なる様相を呈していたとのことである。殺処分のため、4月26日に県の家畜防疫員が入った際には、すでに症状が瘢痕化して治癒している牛も相当数見られるなど、この農場においては、かなり以前からウイルスが侵入し、口蹄疫を発症していたものと推測されるとの意見があった。
⑤この農場の管理獣医師は、関連する13の農場を一括して管理しており、7例目の農場には、3月から4月にかけては全く行っていないと説明している。家畜の症状は従業員から電話で聞いて、投薬等の処方を指示していたとのことであった。
⑥また、会社の説明によると、この獣医師が牛の異常を確認したのは4月22日であるが、会社が実際に家保に通報しようとしたのは24日朝のことであり、それも家保からの電話がかかってきた際に報告したものであった。
⑦このように、この農場においては、さまざまな問題が露見しており、初発であったかどうかは断定できないとしても、この農場の社会的責任はきちんと問われるべきとの意見もあった。
※他にもP31.32、その他転々と、大規模農場のことが報告書に書かれています。
検証委“感染源調査継続を”行政や農家などの口てい疫への対応を検証している宮崎県の委員会は、国が最初に感染したと推定している農場について「明確な根拠がない」として、国に引き続き調査するよう求める最終報告書をまとめました。
行政や農家などの口てい疫への対応を巡っては、国の委員会が検証を行い去年11月に最終報告を行ったほか、宮崎県も独自に委員会を設けて問題点などを検証してきました。 ・・・(中略)
報告書では、国の委員会が家畜が最初に感染した農場について、明確な根拠がないのに6例目と推定したと指摘し、7例目の可能性も含めて国が引き続き徹底した調査を行うよう求めています。
また、宮崎県の対応については、▼農場で飼育されている家畜の数の把握や、▼処分した家畜を埋める土地の確保など、備えが十分でなかったとして、こうした対応が感染の拡大につながったと指摘しています。
その上で、県が消毒などの指導をこれまで以上に農家などに徹底して行うことや、国に対しても空港などの水際でウイルスの侵入を防ぐ対策を徹底するよう求めるべきだとしています。
この最終報告書は、東国原知事に提出され、今後の県の再発防止策などに生かされることになっています。
01月14日 12時21分 NHKローカルニュース 宮崎
宮崎県は、国が最初の感染源とした6例目を、明確な根拠がないと指摘、7例目の大規模農場(安愚楽牧場)の可能性を含めて徹底した感染経路の調査を要望しているが、国にいくら感染経路の解明を要望しても、民主党政府がするわけがない。
宮崎県の農家の方々が、本気で感染経路の解明・7番目の大規模農場の解明をしたいのであれば、警察か国際機関に入ってもらうしかないだろう。
宮崎口蹄疫でFAOの専門家受入を断った民主党政府FAO専門家受け入れ断る口蹄疫で日本政府
2010.05.21 共同通信
【ローマ共同】日本政府は、宮崎県内で拡大している口蹄疫封じ込めを支援するため、 最近まで国連食糧農業機関(FAO)が派遣を提案してきた口蹄疫専門家チームの受け入れをきっぱり断った。
在ローマ日本大使館を通じて 21日までに、ローマのFAO本部に伝えた。
日本側は「ちゃんとワクチン使用などの対策を行っている最中だから、現在は他国の受け入れを考えていない」とした上で「なにぶんここまでの被害は初めてのことなので、困ったときには今後もFAOから適切な助言を得たい」 と答えたという。
FAOのファン・ルブロス首席獣医官は、世界の口蹄疫封じ込めの豊富な経験と
豊富な専門知識を持つFAOが、助言や勧告のため日本に専門家チームを、
いつでも派遣する用意があるとの提案をしていた。
すでに韓国全土に広がっている口蹄疫は、宮崎口蹄疫被害の5倍になっているそうです。
いつ日本に入ってくるか知れません。
初期防疫が要です。
最初の感染源になると、風評被害も起こって躊躇するかもしれませんが、
勇気をもって報告することです。 宮崎口蹄疫での教訓が生かされますように。
■以下のブログ様は、口蹄疫に関する情報・ウワサが充実しています。
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慶尚北道安東(キョンサンブクド・アンドン)で口蹄疫が初めて確認された先月29日の前、少なくとも3回以上疑いの症状が申告されたが、申告を受けた地方自治体が防疫当局に速かに精密調査を依頼しなかった。このため初動対応に失敗して口蹄疫ウイルスが広がり、被害が拡大したという指摘が出ている。
12日、慶尚北道と安東市の関係者によると、安東市臥龍面(ワリョンミョン)ソヒョン里の養豚農家で先月23日、口蹄疫が疑われる豚が見つかり、農家が安東市家畜衛生試験所に申告した。農林水産食品部が初めて申告があったと公式発表した先月28日より5日も前だ。
当時、家畜衛生試験所は現場に出て簡易検査を行ったが、陰性判定が出たため口蹄疫ではないという結論を出した。その後、先月24、26日にも近隣農家で口蹄疫が疑われる豚が申告されたが、やはり簡易検査で陰性判定が出た。
しかし簡易検査が陰性だからといって精密検査を依頼しないのは、農林水産食品部の口蹄疫マニュアルに背く。ウイルス(抗原)に感染しても抗体が形成されるまで1−2週間ほどかかるため、初期に抗体反応だけを確認する簡易検査では十分でない。このため、農林水産食品部は疑いの申告に対してすべて精密調査を依頼するよう口蹄疫対応マニュアルを修正していた。
現地の農家は、防疫当局が精密検査をしなかった初期4−5日間にウイルスが広範囲に広がった可能性を提起している。12日現在まで口蹄疫が疑われるという申告45件のうち、32件が口蹄疫と判定され、13件は陰性と確認された。


