漫画原作・ライトノベルの書き方研究室

漫画原作の書き方・ライトノベルの書き方研究室です。どうぞ、よろしく。
読む技術と描く技術は、別物である

 いくら漫画や小説が好きでいつも読んでいても、いざ描いてみようとしてもうまく描けないものだ。それは読書の技術と、描く技術が別のものだからだ。
 描く技術は、自転車のようなものだ。いくら教わっても、実際乗る練習をしないと乗る事が出来ない。そして一旦乗れてしまうと、なんで今まで乗れなかったのか解らないほど自然に乗る事が出来るようになる。

 描く事も、同じだ。一回読み切り作品をちゃんと描いてみて、初めて描けるようになれる。自転車の曲乗りも、まず乗れない事にはいくら本を読んでも出来るわけがない。

 僕たちが、漫画や小説を自然に読めるのは、自分でも忘れるほど小さい頃に読む練習をしたからだ。(それが証拠に、外国人は日本の漫画がうまく読めない)
でも、漫画や小説を描く練習はした事がないのだから描けないのは当たり前だ。
だから、一回読み切りをちゃんと描いてみよう。心の赴くままに描いていれば、ある日描けている事に気づくだろう。(ラストまでちゃんと描く事。途中で止めてしまうのは、自転車のブレーキの使い方のマスターしていないのと同じ事だ。乗れているとは言いがたい)

 曲乗りは、その後だ。
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敢えて、物語に枠をはめるという手法もある

 ジャンルも先人の研究の結果、細分化された分類というものがある。
例えば、ミステリーというジャンルでは、「本格」とか「叙述ミステリー」とか。
ファンタジーというジャンルならば、「ハイファンタジー」とか「エブリデイマジック」とかという細分類がある。

 また、テクニック用語というものもある。例えば、「ミスリード」とか「ミスデレクション」などという用語である。

 そういう用語を勉強して、その枠の中で物語を展開してみるのも一つの方法である。

例えば、化物語の「まよいマイマイ」では、叙述ミステリー・ミスリードの手法が使われている。憶えておいて損の無い知識である。
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ネットから、ハイパーテキストリンクが消えつつある

 以前は、ホームページやブログからリンクをたどっていって、関連のある話題のサイトをネットサーフ出来たが、最近はアフィリエイトリンクばかりで他の関連サイトへのリンクが減りつつあると感じる。言論の行く末や最初の出所へのリンクがされていない状態になってきている。これでは、情報が点在しているだけでつながりが見えてこない。一次情報にも、アクセス不能である。情報がハイパーリンクされていてこそのネットの意義が失われつつある。
 六次のつながりも、スモールワールドも形成されなくなって行く。いったいネットはどこへ行こうとしているのだろう。
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新奇性について、もう少し語りたい

 このブログの前の記事で、洗練と新奇性について少し述べた。それについて、もう少し語りたい。

 一つの作品に、新奇性は一つぐらいの方がいいと思う。
それについて、例を挙げて検証してみよう。
アニメの化物語とエバンゲリオンを例にして、説明してみたい。

 化物語では、ストーリーラインは単純明快である。そこには、視聴者(読者)が慣れ親しんだストーリーの形がある。だが、語り口に新奇性がある。今まで見た事の無い語り口である。作者は、戯れ言と呼んでその語り口に名前をつけている。この名前をつける事によって、異化を「見える化」している。
 エバンゲリオンでは、ストーリーラインは複雑で、物語中では説明されない専門用語を多用して視聴者を新奇性という迷宮に落とし込む。しかし、アニメ表現は洗練はされているが今までの延長線で新奇性はない。

 つまり、どちらも部品としての要素の一つだけに新奇性を持たせ、他の部分は視聴者(読者)の慣れ親しんだ表現を用いる事によって、作品の受け入れやすさを作り出しているのである。

 新奇性は、受け入れやすさとセットにしないと、単に異常なものとして視聴者(読者)に排除されてしまうだろう。突飛すぎると、視聴者(読者)に受け入れてもらえないという事だ。
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フリーについて、もう少し考えてみた

 フリーについて考えれば考えるほど、これほど破壊力のあるイノベーションはないなと思う。現在のフリーの概念の出所は、たぶんパソコンやインターネットの創世記のリチャード・ストールマンが自由なソフトウェアに対して名づけた"自由なソフトウェア"あたりであろう。
その自由という意味がタダと混同されてややこしくなったあたりから、破壊力を増したと考えられる。また、IBM がPC/ATの仕様公開をしたことでハードウエアまで影響が拡大してしまった。
 そして、最初に打撃を受けたのは公開した当のソフトウエア業界と IBM というのも皮肉なものである。そして、それは音楽業界・映像業界に及び、今出版業界に波及している。

 これに対抗すべく考えられたイノベーションは、(僕はカウンターイノベーションと呼びたいが)フリーミアムとエコシステムであるがどちらも完全に成功しているとは思えない。

 エコシステムといえば、アップルのスティーブ・ジョブズはパソコン創世記からエコシステム指向であったが(ハードとソフトを一体として販売し互換機を作らせなかった)、iOS でそれをより進めたシステムを構築した。ジョブズが未来を予測していたのかはわからないが、現在のエコシステムへ一直線で進んできたことには驚かざるを得ない。

 しかし、そのアップルのエコシステムがアップル自身の首を絞め始めてもいる。村上春樹の小説の違法アップロードの審査を通してしまった問題や、審査システムがソフトの出品に追いつかない問題を抱えてしまっている。

 対するフリーミアムは、まだ成熟とはほど遠く試行錯誤を続けている段階である。

 コンテンツ業界が再起不能なまで疲弊してしまわないうちに、誰か有効な手段を考えだしてほしいものだ。
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