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★★★★☆ 図書館をぶらぶらしていたら、以前テラさんに教えていただいたこの本が、ポツンと人待ち顔で並んでいました。 何となく頭の片隅にあった本と出会う時、その本がピカッと輝いているように目に飛び込んでくる、みたいな経験ってありませんか。 この本とは古びた図書館の本棚の中、数ある本の中からこのように出会いましたので、即連れて帰りました。 テラさん情報ありがとうございます! 本書は短編ノンフィクション、スポーツ選手たちの人生を鮮やかに切り取って見せてくれています。 野球 ・・・ 「八月のカクテル光線」「江夏の21球」「背番号94」「スローカーブを、もう一球」 ボート ・・・ 「たった一人のオリンピック」 ボクシング・・・ 「ザ・シティ・ボクサー」 高飛び ・・・ 「ポール・ヴォルター」 いずれもスポーツと人生が密接に関わりあって男の人生を形づくっているドラマです。 「江夏の21球」は、1979年近鉄バッファローズ対広島カープの日本シリーズ第7戦、九回裏の攻防を描いた作品です。 七回からストッパーとして投げていた江夏が九回裏に無死満塁のピンチを迎え、そしてそれを自ら押さえ、チームを優勝に導くというドラマ、 をれを、ピッチャー、バッター、ランナー、監督、解説者、と、様々な視点から一球一球に込められた心理を描いています。 中心人物であるピッチャー江夏の心理は、極限の状態で、プライドを傷つけられて動揺し、衣笠という同志の一言で集中力を取り戻し、 そして最終バッターとなった石渡が“信じられない”という、ワンナウトからスクイズを外してきた変化球、スクイズ失敗でツーアウト、最後三振でゲームセットとなります。 “もうこれでしばらく野球をしなくていい”、とある種冷めた孤独な戦いを切り抜けた江夏は、勝利の後涙したといいます。 実務的な木場監督のブルペンの準備が江夏のプライドを傷つけ、 それを救ったのが衣笠の“思いは俺も同じだ”という一言だった、 あぁ野球とは、筋書きのないドラマだなぁ。 |
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この本は大好きな本の中の一冊。
山際淳司さんの作品はかなり読んだで。
もうかなり前、何時やったやろうって考える位前の話。
また読みたくなってしまった。
傑作ポチ。
2009/5/8(金) 午前 0:51
「江夏の21球」は野球ファンならいつまでも忘れない名場面。
あの緊迫した9回裏の攻防はもちろんですが、あの絶好のチャンスを逃した近鉄バファローズは、結局日本一に一度もなることなく球団が消滅してしまったという物悲しさも感じてしまいます。
2009/5/8(金) 午前 11:50 [ トラトラッキ ]
こんにちは。
僕は野球が好きですが、日本の野球は今は見ません。つまらないから。
でも、日本のピッチャーで誰が最高かと言うなら、
左腕は江夏、右腕は野茂だと思います。
江夏の21級は覚えています。
ちなみに、右バッターは落合、左はイチローだと思います。
2009/5/8(金) 午後 0:58
読まれたんですね!ご紹介頂きありがとうございます。
最近の日本野球はすっかり見なくなってしまいましたが、当時の野球は選手に個性があって面白かったですね。山際さんの作品の中でもこの作品は特に好きです。山際さんの新作が読めないのは残念ですね〜
トラバさせてください。
2009/5/8(金) 午後 4:07 [ テラ ]
輝樹さん!この本は本当にいいですね。男の浪漫とドラマが詰まっています。傑作ポチありがとう☆
2009/5/8(金) 午後 8:25 [ booklover ]
言の葉さん!江夏は心に残るピッチャーで、あの一匹狼的なキャラクターと職人的な実力、現在ああいう人はいないですね。押さえとして7回からマウンドに上がっていたというのも時代を感じます。
近鉄バッファローズの心意気は岩隈が継いでくれていることでしょう。
2009/5/8(金) 午後 8:28 [ booklover ]
mbk550さん!江夏と野茂ですか、なるほど。私は野球が好きながら、技術的なことは全くと言っていい位分からないので、なかなか誰が一番とか言えないのですが。野茂は今の日本→メジャーの流れを作った人ですね。落合とイチロー、なるほど。
2009/5/8(金) 午後 8:32 [ booklover ]
テラさん!いい本を教えていただいてありがとうございました〜。
最近はプロ野球中継をテレビであまりやらなくなったので、見る機会が減りましたね。私はラジオで何となく雰囲気を楽しんでいますが。山際さんの本、これからも気をつけて読んでみたいと思います。今の状況をもし山際さんが見ていたら、どんな風に書くのでしょうか。
2009/5/8(金) 午後 8:36 [ booklover ]
コレ読んで一時期、山際淳司さんにハマりましたよ。
「江夏の21球」は不朽の名作ですわ。衣笠さんを通して江夏さんの心の内を覗いたようで面白かったです。
山際さんといえば、清原和博選手のルーキー時代をテーマにした「ルーキー」も面白いですよ。外堀から眺めた感じの異色感はありますけども。
2009/5/9(土) 午前 10:09 [ - ]
山際さんが亡くなった時は本当に驚きました。
この本は我が家にもあります。
以前は野球に興味がそれほどなかったのですが、「間」のスポーツというか、魂の様相が映されるスポーツというか、やっと少しわかった気がします。
2009/5/9(土) 午後 11:38
スポーツ短篇ノンフィクションなんて、こんな本あるんですね〜。
しかも結構古い。
Numberを立ち読みして喜んでいる者としては興味あります。
2009/5/10(日) 午後 10:21
ミニオさん!やはり山際ファンでしたか。野球好きにはたまらない内容ですものね。衣笠さんがいぶし銀の輝きを放っていました。
清原をモデルにした作品もあるんですか。今度読んでみよう^^。
2009/5/11(月) 午後 8:51 [ booklover ]
あおいさん!この本お持ちとは。私は図書館で借りましたが、今も一般の書店で売ってあるところを見ると、根強いファンがいるんですね、きっと。
私は自分がスポーツをするわけではないのですが、野球の舞台裏にある人間の姿というものが大好きです。あまりに演歌調に語られると引きますが。
2009/5/11(月) 午後 8:55 [ booklover ]
大三元さん!山際さんはスポーツのノンフィクションでは有名な方かと思います。今だと二宮清純さんの新聞記事など私は結構好んで読んでいます。
Number私も昔見てたことあるなぁ。世の趨勢に違わず、私も雑誌からはどんどん遠のいている人間の一人です。いい雑誌はちゃんとお金出して買うべきなんですけど、先立つものが…です。
2009/5/11(月) 午後 8:58 [ booklover ]
図書館での本との出会いって、うんうん、よくわかります!その出会いに運命まで感じるくらい大袈裟にとらえてしまいます。今日図書館で出会ったのは桐野夏生さんの「東京島」。1年近く探し求めてやっと私の元にやって来てくれました。
で、山際さんのこの作品。本は読んでませんでしたが、あのシーンは当時熱狂的なカープファンだった私に強烈な思い出となって残っています。幼いながらドキドキハラハラというものを体感したまさに最初の経験です。あの時の胸の苦しさは今でも覚えてます。そしてぐったり疲れました。だからこの作品は読んでみたいけど疲れちゃいそうなので体力、気力が十分な時に読んでみようと思います。
2009/5/13(水) 午前 0:00 [ - ]
「江夏の21球」は名作ですね。久しぶりに読みたくなりました。
2009/5/13(水) 午後 1:15
たこさん!図書館の楽しみのひとつですよね、本との出会い方って。桐野夏生さんは、グロテスクだったかな、一作読んで心底縮み上がって、以来逃げています。面白い作家さんなんですけどね。
「江夏の21球」今日たまたまBSでロッテ対ソフトバンクを眺めていたら、江夏がスクイズをはずし勝利して飛び上がる瞬間をテレビで流してくれました。偶然見たので…運命を感じたなぁ(ちょっと大袈裟かな^^;)。
2009/5/14(木) 午後 10:11 [ booklover ]
メポさん!この作品は本当に沢山の人に読まれ、愛されているんですね。こうやってコメントを寄せてくださる内容、数を見て、感じ入りました。
私も「江夏」以外の作品も良かったのでまたいつか再読すると思います。
2009/5/14(木) 午後 10:13 [ booklover ]