|
フロートバルブが、時々、フローするみたいなので、手直しと、メインエアのソレノイドコントロールの幅を
広げるため、本体の穴加工をします。
フロートバルブは、ゴム部分の段差ができていたので、1500#のペーパーで手直しして完了。
特に珍しい作業ではないので、画像は無しです。
バラした、本来の目的なのですが、本来FCRは固定式メインエアJTなので、コントロールするには、
ニードルのガソリン出口付近の負圧の幅を、ソレノイドが0〜100%までの開度で、
出来るだけ広く負圧の落差を作り出す必要があります。
特に、大きな口径のキャブの場合、MJの燃料通過量がおおいので、
MAも大量に流せるようになっていないと、コントロールする幅が狭くなってしまいます。
ですので、穴を拡大します。
この部分が、本来は、2mm程度の通路なのですが、これを3mmまで拡大しました。
FCRと、他のキャブの決定的な差は、MJが取り付けてあるジェットブロックに見ることができます。
左がFCR、右が純正のTMですが、TMは胴体の中央に穴が開いていますね。
これが決定的な違いで、MJから吸い上げたガソリンを、チューブ外側の穴から
MAJを通過した空気と混合して、上のニードル開口部から吸い上げるようになっています。
ですから、エマルジョンチューブなわけです。
この空気を吸うというのが難しく、MAJを交換すると、霧化特性も変わってしまいますから、
なかなか決まらないんですね。
画像のチューブは、霧化が良すぎて冷えないので、穴を埋めて使用していました。
対して、FCRは、本体に穴が開いていません。
この為に、ガソリンだけをニードル開口部より噴射するわけです。
この場合の、メインエアは、ニードル開口部部分が細くなっていると思いますが、
この部分に、MAからの穴が開いていて、ニードル開口部の負圧をコントロールすることにより
MJに対しての負圧の変化で、負荷域、あるいは回転域で、コントロールするように作られています。
つまり、ガソリンしか、出ないということですね。
特性の違いは、後で説明します。
今回、キャブレターを外したので、4本出しで、排気圧力を下げた効果を見てみます。
これは2番のリードバルブですが、言うことなしですね、吹き返しの煤の付着は、全く無しです。
これは、2番ケース内部ですが、当然ながら、煤の付着は全く見られません。
クランクに、OILの残留もあり、ベアリングの状態も良さそうです。
完璧ですね!
画像左上のテフロンホースは、ダイアフラムポンプの駆動用です。
それで、すべてを組み直し、雨の合間を見て試乗した結果は、
6000までしか回さなくて、天候が雨にもかかわらず、ほぼ良い状態です。
前回は、
こんな感じで、黒いところが目立ちます。
回すと、薄すぎるという疑問があると思いますが、スロットル全開時は、コンピューターのMAパラメーターは、
ほぼ、全閉となっているので、今までと変わりません。
走行したフィーリングは、更に良くなり、トルクも更に上乗せされて、回転の上昇途中に
トルクが落ちることなく、6000付近まで、トルクフルに立ち上がるようになりました。
これにて、またもや過去最高の出来が更新できました \( ̄ε ̄)/。
それでは、
>>ちょろっと考察<<
上記の、ジェットブロックの話ですが、キャブレターの取り付けた特性で比較すると、
穴が開いているチューブの場合は、霧化特性が優れていますから、
良い所として、
1、始動性が良い
2、パーシャル領域でのレスポンスに優れている。
3、排気ガスが比較的キレイになる。
悪い所、
1、燃料として気化熱を、金属壁面から奪えないので冷やす効果に期待できない。
2、霧化が早くできているので、燃焼速度が速く、トルクを出そうとすると難しいところが出てくる。
3、チューブの穴が細く詰まりやすくて、掃除が大変。
以上の事から、適しているエンジンは、
1、水冷又は、運転温度が安定しているエンジン。
2、超高回転で、早い燃焼速度が必要なエンジン。
3、ドラッグレースみたいに、早い立ち上がりを必要とするエンジン。
4、排気ガスを、キレイにする必要があるエンジン。
対して、ジェットブロックに穴が開いていない、ピュアジェットの場合、
良い所は、
1、霧化途中の、気化が荒い状態で、機関に入るので、壁面での気化熱を奪う効果があるので
冷やすことに優れている。
2、燃焼速度が遅く、トルクを出すのに点火時期を進めやすい。
3、MJに対して、ダイレクトにポート負圧がかけられるので、MJの選定が判りやすい。
4、メンテナンスに穴があいていないので、簡単。
悪いところは、
1、膨大な気化熱が必要なので、冷え型のエンジンでは、プラグが被りやすい。
2、パーシャルのレスポンスが、比較的良くない。
3、低速走行では、やはり冷えるので被りやすい。
以上の、考え方は、個人的な意見ですので、参考までに、、、、、。
以上の事から、2STに使うには、TMRの方が良い所もありますが、
やはり、冷やすという事が必要だったんでFCRとしましたが、
TMRの場合でも、回すとなるとガソリンをダイレクトに
送り込むパワージェットは必要ですね。
おそらく、ベストはTMR+パワージェットでしょう。
そうすると、SPに付いてるTM34SSは、良いわけですが、
確かに、ジュンさんのエンジンは、調子良いですね。
そういうことだったみたいです。
21クランクで、冷えるようになったVJ君のキャブは、今後どうするかな、、、、霧化特性0。
別に調子良いから、
レスポンスの為に、チューブに穴あけるのもな、、、、、。
もっと回すようになったら考えるか。 それからTMRを、空冷エンジンに取り付ける場合は、ベンチュリー口径が大きくなり、
かなりの燃焼カロリーが出ますから、ダイレクトに燃料供給するパワージェットを取り付けて、
冷やしたほうが良いと思います。
捻りちぎると、間違いなく壊れるでしょう。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年10月23日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




