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仏寺訪問

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 昨日6月恒例の移動法話会に参加し、バス旅行で東本願寺の甲府別院・光澤寺に参詣しました。光澤寺は、戦国時代に武田信玄の保護を受けて甲府で開創したお寺で、甲府に33寺ある東本願寺のお寺で最も古いお寺とのこと。武田氏滅亡、明治維新当時の廃仏毀釈、第二次大戦中の戦災被害など多難な運命を背負い、現在門徒衆はおらず、当番のお寺が交代で管理運営しているとの話しでした。
 しかし、江戸時代・元禄年間に立てられた経蔵が残っており、経蔵の中には写真で示した一切経(別名:大蔵経)を収める収納庫(本箱に相当)があり、拝見することが出来ました。百聞は一見にしかず、写真が語るように収納庫の至る所に豪華な彫刻が施してあり、更に六角柱の各側面には引き出しが10段作られています。この合計60の引き出しに一切経が収められていたのです。江戸時代は文字の読める人の数は限られていたのを考慮したのでしょう、この収納庫の台座のコーナーに取り付けられている棒を押せば、収納庫はメリーゴーラウンドのように回転するよう設計されています。文字の読めない人、文字が読めても一切経を学習する時間のない人を含む全ての人が、棒を押して・収納庫を廻ると一切経を読んだ功徳が受かると信じられていました。
 勿論、収納庫から一切経を借り出し、学習することも出来ました。一切経は・膨大な数の仏典の集成ですし、当時の仏典はほとんど全て漢文で書かれていましたから、学習出来る知識を持った人は限られていたはずです。しかし当時の篤志家は一切経を宝と考え(今でも宝ですが)、一切経が全ての人に役立つものと考え・何百年も朽ちない経蔵と収納庫の建設、そして一切経に巨財を投じたのです。この仕組みの収納庫が何時の時代に現れ・普及していったのか知りたいものです。経蔵には二階があり階段を上れば、一切経を学ぶ部屋に出られます。この部屋がある経蔵は、文化財としての価値があるように思います。
以前越中の国分寺跡の地、大伴家持が越中の国守時代に住んだ館と伝えられる場所に大きな浄土真宗寺院(廃寺に近い状態で、訪れたときは無人)があり、その敷地内で同じタイプの(伝承では江戸時代の)埃をかぶった収納庫を見たことを思い出した旅でした。

  昨日定例法話会を聴講いたしました。恒例通り最初に落語二題があり、出席者全員が和やかな気持ちになりました。法話は、11月の報恩講予定が主題でした。今年の三寶寺の報恩講では、御住職夫妻の恩師や縁の深い方々の追悼を行うこと、及び追悼する方々の人生・人々への励まし・貢献についてもお話がありました。この方々が示された意義ある人生とは、一言で表現するならば、〇人(人材)を育てる、〇有意義なもの(年月の評価に耐える芸術品や書物)を残す、の二つに集約できるとのことでした。御住職夫妻の恩師や薫陶を受けた方々は、仏法の教えと親鸞聖人の教えを実践されたこと、及び育てた人々・書物や芸術品についてお話がありました。
 聴講した方々の感想・質問などがありました。東本願寺のお寺の会合では、出席者全員で必ず唱和する勤行集がありますが、勤行集の中に「聖句」があります。この「聖句」の中の、言葉や全体の意味について知りたいとの質問もありました。この「聖句」は、普通「悪人正機説」として知られているもので、親鸞聖人が悪人でも救われる理由と救われていく過程をお示しになったものとことでした。聖人は、『観無量寿経』の主人公の一人であるアジャセ王は父王を殺した大悪人であるにも拘らず、アジャセ王が救われていくことを例えとして、世の人々にお知らせになったとのことです。
仏教の本の多くでも、浄土真宗の本でも“悪人が救われる”ことの真意が判明していないと書かれているようですが、三寶寺のご住職は、「聖句」が解決していると話されました。更に、親鸞聖人は晩年、環境が変われば悪人もまた変わり救われることをお示しになっているそうです。仏教は衆生救済の宗教ですから、仏教に関係する方々が、環境を良くすることに尽力されなら、悪人だけでなく全ての人々が救われる世が実現するのではないでしょうか。最も救われる悪人とは、アジャセ王のように前非を悔い、仏法を求め続ける悪人が救われるのであって、仏法を求めない悪人は悪人のままの筈です。

 毎年7月は、真宗ゆかりのお寺を訪問し、お寺のお話を聴講するのが三寶寺の恒例です。14日(土)の法話会に、私も参加させて頂きました。当日は梅雨の最盛期で台風4号が九州付近で猛威を振るっていたので雨天でしたが、バス旅行は可能でした。9時頃伊勢原の三寶寺発、10時前に国府津の国道1号沿いにある勧堂に到着、一行約25名がバスを降りて見学しました。勧堂は両側を民家に挟まれており、海岸より一段高い場所にある。
 現在の勧堂は、石作りの蔵で中を見ることは出来ない。道路側に石板作りの案内板があるので、勧堂と判明する。真楽寺は、すぐそばの山側にある。
 親鸞聖人は、1232(貞永元)年〜1239(延応元)年の七年間を国府津に滞在されたそうである。歴史年表を見れば、1230〜の寛喜年間は諸国大飢饉で餓死者が溢れていた時期、国府津に滞在中は、京都で疫病流行、京都や鎌倉に大雨・洪水が襲来しているなど民衆は、苦難に襲われていた。この時期に、近くの天台宗の寺院(寺伝では聖徳太子が建立)の住持の性順が、親鸞聖人の教えに帰し真宗に改宗し、真楽寺の寺号を頂き今日に至るという。
 一般には未公開の蔵に収められている寺宝を、解説付きで拝見しました。寺宝の中には、親鸞聖人御自作の木像、蓮如上人筆六字名号などが多数あり、真楽寺で詠まれた蓮如上人の詩もありました。“弥陀の名を聞きうることのあるならば
            南旡阿弥陀仏とたのめ、みなひと“
蓮如上人は、1447(文安4)年、又は1462(応仁2)年の何れかの年の東国訪問の途次に真楽寺を訪れたと推測されます。
 昼食は箱根のガラス森内のレストランで、美術館訪問後4時半に伊勢原に帰着。

三寶寺の5月定例法話会

 最初の定例の落語二題があり、出席者全員が和やかな気持ちになりました。落語家さんは、本職の升家一徳さんと叶家正喬さんでした。
 法話の題は、徳用:働き=「功徳ある行いをたずねて‐‐‐」でした。徳用は唯心集にある言葉で、現在は商人が便利な言葉として使っていることは、誰もが知っていいます。
石川県に住んでいた年老いた母を伊勢原市に引き取り、法事を三寶寺にお願いしている自称無信心の息子さんのお話がありました。その息子さんが子供の時、近所に障害児を持つ母子が住んでいましたが、生活に困窮しており住居の立ち退きも迫られていたそうです。正月にお小遣いを貰ったとき、その息子さんは近所の神社にお参りし、お小遣い全部を賽銭箱に入れ、どうぞ障害児の障害が直りますように、母子が安穏に暮らせますようにと神様に一生懸命お願いしたそうです。しかし奇跡は起きませんでした。そして、母子は行方知れずとなったそうです。母子の運命は過酷であったようです。それ以来、その息子さんは無信心となり、法事や将来の葬儀は母が望むからするのであり、本当は神や仏のためにお金は使いたくないのだそうです。
 この考え、即ち、神や仏にお願いして、自分の都合の良いことだけ恵んで欲しい・聞きたい・都合の悪いことは聞きたくない、神や仏から見かえりを期待して、奉仕やお賽銭を上げる等が一般的な考えですが、正しいことではありません。
 親鸞聖人が90才の時、“人は生まれたこと、障害を持つ人も生まれたことで周囲の人々に幸せを齎している、人々のお役に立てると覚ることが、信心であり、心が安穏になったときより良く生きる道が見つかる・開ける”と述べられたそうです。
本来の信心とは、信心をすることで心が安穏となり・より良く生きる道を自ら見つけることが出来ることであるようです。 大無量寿経に48回出てくる、“正覚をとらじ”=めぐり合った人が心の安らぎを得ることこそ、生まれてこの世にあることを喜びとする、‐‐‐のお話もありました。生まれながらの視聴覚障害を持ちながら、感謝の念で明るく生きて居られる母子・ご家族の話もありました。

昨日4月14日午後の釈尊誕生会・定例法話会に、交通混雑のため可也遅刻しましたが、出席させて頂きました。庭に花で飾られたテントが設けられており、内部の御堂の水盤中央に釈尊像が安置されておりましたので、参詣者はお像に甘茶をかけ、釈尊のご誕生をお祝いし、甘茶のご相伴にも与りました。
 法話の主題は、釈尊誕生と花祭りに関するお話、そして釈尊とアジャセの雨の日の問答もありました。大無量寿経には、はすの葉に落ちる水滴が、やがて水玉となり地に注ぎ、地中に潜り・浄化、清水となって地上に湧き出る、地上から蒸発した水分は大気を浄化、やがて雨となり地上に降り注ぐ、環境浄化のお話・大切さのお話もありました。
 ブッダは35才の時悟りを開かれ釈尊と称されるようになったお話し、釈を冠する法名を頂く意義、戒名と法名の違い、懺悔と慙愧の違い等のお話もありました。
 法話の後、出席者からの提案があり、出席者各自の紹介や法話に対する感想などがありました。初めて参詣された方が幾人か居られ、驚きの感想が述べられ印象に残りました。
 曰く、三寶寺は普通の家、まだ墓地の有無に対する質疑応答、親代々の菩提寺は日蓮宗や時宗でも毎月三寶寺に参詣等々。

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