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シルバー生活初級編
平成30年3月定年退職してシルバー生活始めました。

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(続き)
というわけで、私の母は、戦死した自分の父をおまつりするための儀式の折に、昭和天皇のお姿を間近で見たことがあったそうです。戦中のことです。(東条英機さんが首相だったころですから)

さて、実は私の父の兄も戦死しています。亡くなったのは太平洋戦争末期の平成20年のことです。戦死した場所は硫黄島です。クリントイーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」で描かれた激しい戦いの中で戦死しました。

ウィキペディアで見てみると、日本軍では「守備兵力20,933名のうち20,129名(軍属82名を含む)が戦死した」となっています。この「軍属」の一人が私の父の兄に当たる人です。

戦死したのは3月19日となっていますが、実際にはどこでどのように亡くなったのかは分かっていないはずです。「硫黄島から手紙」で渡辺謙さんが演じた硫黄島司令官の栗林忠道大将でさえ、いつどこでどのように亡くなったのか詳しくは分かっていないのですから、軍属の一人にすぎなかった伯父のことは分かるはずもなく、おそらく全滅した前後の適当な期日を命日としたのでしょう。

戦後に骨壺が送られてきたけれども、遺骨は入っていなくて名前の書いた紙が一枚入っていただけだったということです。

子どものころ、祖父母に伯父のことをきくと「戦争の時に硫黄島で、病気で死んだ。体が弱かったから。」と言っていました。分かるはずないので、ただアメリカ軍に砲撃されたり銃撃されたりして死んだと思いたくないので「病死」と言っていたのだろうと思います。
(続く)

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