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医学部を卒業したら、2年の研修期間を過ごさないとなりません。
そのカリキュラムでは内科、外科、産婦人科、小児科、精神科、救急を回ることが必須で、あといくつか回りますが、スーパーローテーションと呼ばれています。
一部の人たちからは非難を浴びていますが、そうでしょうか?
確かに、長くて数ヶ月しかいない科で、たいしたことはなにもできないし、自分の進みたい科に最初からいけたら早く一人前になれる…
そう考えている人もたくさんいるようですね。
でも、卒業していきなり患者さんを診たり、切ったり、これからの経過を責任もてるほど、学生の間に勉強できましたか?
医師免取っただけで何でもできると思い込んでいないでしょうか?
医学部が8年制になったと表現する人もいると思います。
実際そうなんじゃないでしょうか?
東南アジアのある国(王様のいる国です)では、高学年になると実際に患者さんを診るようになり、卒業する頃には必要最低限はたいていのことは出来るようになって、卒業すると一人前の医師として働き始めるのです。(しかも無医村に一人で…なんてこともあるそうです)
日本とはカリキュラムからして違うのです。
くどいようですが、今の日本の学生が卒業すると同時に一人前の医者のように‘すぐに専門に進みたい。’なんていうのは無責任です。
まあ、その某国では優秀な学生さんしか医学部にいけませんから、その辺も日本とは違いそうですが…
ちなみに浪人という制度も再受験という制度もないから、私は日本でよかったです。
スーパーローテってそんなに悪い制度ではないと思います。
私は素直に‘自分の世界が広がる’と楽しみにしています。
ただ、制度としてまだまだ不十分なところがあるというのは事実のようですし、過渡期の人間が割を食うのは不幸なことだと思っていますが…
無意味なものなんて何もないですよ。
遠回りに思えても。
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