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陽が沈む頃の山は寂しい時もある 休日ともなると人が多いのだが この季節 夏までは まだ少し早い平日の夕刻ともなると 誰〜もいなくなって静かである。 なんでも この山は夜景がキレイとかで 夕刻ともなるとサンセットを眺める人や 夜景を眺めにカップルなどが登ってくるらしいが・・・ はて? 誰もいないな・・・ そんなことを考えてながら陽が連なる山の向こうに隠れた頃に さーて 夕日は見たし あとは夜景でも眺めて帰るか・・・ と、なんでもないハイキングコースのような山道を再び歩き始めた時 おや?っと・・・ ここは 山のガイドブック?であるミシュランで 何個か星に輝いたという人気の山 高尾山 太陽の光が届かなくなってくると 1人だと寂しいものだなー と思いながら頂上へ向かって歩いていた。 でも 頂上に辿り着けばキレイな夜景が待っている! という事で 自分の足音しか聞こえない山道を歩いていった・・・ ・・・ ・・・ おや・・・!? こ・・・これは! ここは高尾山頂上 だがしかし! 誰〜もいない・・・ これは意外だった。 いくら平日とはいえ まだ うっすらと空に明るみが残っている この暖かくなってきた時期に 頂上に誰1人いないとは・・・ 辺りは静寂・・・ ただ スズメバチ? のような羽音だけが ブブーーーン と聞こえ 少し怖かった。 しかも 頂上から東京の夜景が眺められると思っていたが それらしき場所は無く 西の方角にある山々を眺める展望台があるのみだった。 山を15キロくらい歩いて来たから ここらへんで少し水でも飲んで休憩していこうと思い 辺りを見渡してみると・・・ な・・・ニャン?だと? そこには猫が1匹 ズデ〜ンと寝そべっていた。 この猫・・・ なんだが体格がいいな。 飼われている猫なのか? はたまた登山客から食べ物をもらい成長したのだろうか? ノラ猫というには遠いくらい 落ち着いた風貌のある猫だった。 ・・・ なにを見つめる その目の先には? と語りかけながら猫の背後にまわり 猫の視点になって景色を眺めてみた。 むう! 水道か! 水を飲みたいのか? でも そのわりには落ち着いて微動だにしない 背後にまわっても逃げようともしない不動だ。 まあ・・・ 汗を洗い流したかったし とりあえず水道の蛇口をひねってみた。 すると・・・ ニャンとおーーーー!! 微動だにしなかったニャンが シャアザクのような速度で飛び込んできた! で、舌をべろーーーんと・・・ チロリ チロリと よほどのどが渇いていたのだろうか? ヘエヘエ言いながら水を舐めまくっていた・・・ うまい うまい とでも言っていたのだろうか? うーむ・・・ やっぱり猫も暑かったのだろうな。 猫は その後気がついたら姿を消していた・・・ 薄暗くなり静まりかえった高尾山の頂上で 闇に染まりゆく光景を眺めたりしながらしばし休息していた・・・ |
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