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大学で研究されている方からの問い合わせを受け、急遽再開したウジコン要員の培養。卵から孵化して順調に育っています。
後は一ヶ月近く放置してしまったお返事を気長に待って下さっている事を期待するのみです。(もっとマメにメッセージをチェックしておけば良かったと後悔しきり...)
前の記事で「研究目的の方には喜んでご提供いたします」と広報しましたが、それには訳があります。
これはあくまで個人的に決めているルールなのですが、大学・研究機関以外の一般の方、「家庭でコンポストに使いたい」という目的の方にはアメリカミズアブの成虫・幼虫・蛹を問わず、お分けすることは控えさせていただくことにしています。 物好きなブログではありますが、長くやっていると「私もウジコンをやってみたい!」という問い合わせはこれまでにも少なからずありました。拙い記事を読んで共感して頂けるのはとても嬉しい事です。是非この可愛くて役に立つマゴット達を里子に出したい!と思うのは山々なのですが...涙を飲んでお断りしています。 アメリカミズアブは外来昆虫ですが、既に広い地域で定着しており、生態系への悪影響も報告されていないので安全な昆虫であると言って良いでしょう。しかも近年は各研究機関から高い生ゴミ処理能力を評価されているので、益虫である事は確かなのですが...それでも外来昆虫である事には変わりありません。
また、正確な調査があるのかどうかは不明なのですが、寒い地域にはまだ分布していない可能性もあります。 このような状況で、まだアメリカミズアブが居ない地域の方に私が幼虫をお譲りしたとすれば、その地域の生態系にどのような影響を与えるか、予想ができませんし、責任を持つ事もできません。 生き物はその種に適した環境に自然に住み着くものだと思います。虫が自分の羽で飛んだり、自分の足で何かに捉まって移動して辿り着くのを止める事はできませんが、敢えて人の手でフロンティアに送り込むのは、やってはいけない事だと思うのです。 もう一点、アメリカミズアブはこんなに役に立つ虫ではありますが、中にはどうしても受け入れられないという方もおられます。ごく稀ですが、これまでにもブログに批判的な意見を頂いた事もありました。 自分が出した生ゴミに自然に湧いた虫を育てるのは個人の勝手ですが、それを他の方に配って広めるのは、まだ理解を得られない所もあるでしょう。もしそれが誤解されておかしな形で問題になれば、せっかくこれまで続けてきたウジコンの普及啓蒙活動に支障が出るかもしれないと危惧しているのです。
ただ、これが研究機関なら話は別です。飼育の目的も過程も記録されて報告されるはずですし、環境に対する影響も検証される事でしょう。環境省や文部科学省から補助金が出る事もあり、「お上のお墨付き」という事で、虫が苦手な方からの理解も得やすくなると思います。
「ウジコン」はまだまだ発展途上のコンポストなので、個人で経験を積み重ねるだけでなく、是非然るべき研究機関でデータを蓄積してノウハウを確立してもらいたいと思っています。 「研究目的の方にのみお譲りする」というのは、そういった理由からです。 ここで原点に立ち返らなければならないと思うわけです。
なぜ私がアメリカミズアブを飼っているのか。 それは、彼らが「勝手にやってきた」からです。つまり、ここに彼らが好む環境があったからなのです。
アメリカミズアブの幼虫(マゴット)を利用した生ゴミ処理〜ウジコンは、それだけで成り立つものではなく、土・落ち葉・腐葉土・炭・糠...など、様々な生ゴミ処理法を補完するものです。これらの素材と生ゴミを混ぜた時、その環境に応じて様々な生物が湧き、生ゴミを食べます。その中にたまたま目に見える大きさでクネクネ動く生き物が居たとき、それを忌み嫌うか、受け入れるか、それだけの事です。 このブログを読んで「ウジコンをやってみたい!」と思って下さった方がおられたなら、まずは落ち葉や腐葉土に生ゴミを混ぜて処理してみて下さい。もしあなたの暮らしている地域にアメリカミズアブが居れば、夏になれば必ずそこに卵を産みに来るはずです。それでも彼らがやってこないなら、それはその環境が彼らを必要としていないからかもしれません。 ゴミに湧く生き物を通じて環境を考える事こそ、コンポストの醍醐味ではないでしょうか?
そういうわけで、誠に勝手な言い分ではありますが、個人レベルではあくまで勝手にアメリカミズアブが湧くのを待つ事をお勧めする次第です。きっとその方が楽しいはずです! 研究者の方は、所属機関と研究目的をお教えくだされば、この子達をお譲りいたします。 引き続き、ご連絡お待ちしております! |
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によさんのゆらがないポリシー、改めてさすがだと思いました。
4年前にこのブログを拝見してから、ようやくマゴちゃん到来が安定してきたようです。
YOU TUBEなどを見ては、アメリカでは普通に幼虫や育成バケツ売ってるのに〜!とジタバタしたのも、今は遠い思い出。によ師匠の教えを守り、騒がず静かにマゴちゃんとの共存を楽しんでいます。
[ くろ ]
2018/8/18(土) 午前 6:10
そういえばくろさんとも長いお付き合いになりましたねー。その間、コンポストもずっと続けられて、マゴ達とも良い関係を築かれたとは!このブログを通じて少しでもそのお手伝いができていたのなら嬉しいことです。継続は力ですね〜。
2018/8/18(土) 午後 11:36
ワカサギ釣りのエサに使えそうです〜♪
[ Jason Monk ]
2018/8/19(日) 午前 1:43
私は、によさんの考えを全面的にサポートします。必要なら、やってくるの姿勢ですね。基本的に私の関わっているミミコン講習会ではミミズを差し上げたり販売はしていません。とはいえ、くろさんのおっしゃる通り、こちらでは、オンラインで探すといくらでも販売していますけれどね。私も最初はミミズを購入しようか迷いましたが、冬場に底を抜いた衣装箱を地面に置いてコンポストしていたら、向こうが勝手に来てくれました。アメリカなのにアメリカミズアブがいないと言っていましたが、コンポストのふたを開けっぱなしにして置いたらいくらでもやってきて、大量虐殺をすることになったりもしました。・・・しかし、今年は確かに来ませんねえ。まだまだ暑い日が続いていますが、こちらもずいぶんましになりましたよ。
2018/8/19(日) 午前 5:19
> 竹さおと毛ばりさん
近所の川でこの幼虫を釣り針に刺して、「ドンコ」を釣った事があります〜!
2018/8/19(日) 午後 5:00
モリケイさん、アメリカでも居たり居なかったりするんですね。私もミミズが欲しいですが、やはり生ゴミではアメリカミズアブが優勢になってしまいます。
こちらも数日前から急に気温が下がってきました。猛暑よりはましですが、だるくてしんどいです。そして蚊が増えてきました!
2018/8/19(日) 午後 5:05
しばらく放置で失礼しています。誠に勝手ながら、記事に関係ないコメントが投稿されていましたので削除させていただきました。
そろそろ新しい記事を書けよ、とのお知らせだと思うことにしておきましょう。
2018/9/30(日) 午後 9:07
こんにちはー(・∀・)ノ
かなり久しぶりです。
みけです。
しばらく見れてませんでしたが、過去に遡って湧く湧く土器土器しながら記事を読み進め、やっと追い付きました。
時代もやっとアブに追い付いて世界的研究に発展してますね。
[ みけ ]
2018/10/13(土) 午前 1:34
みけさん、お久しぶりです!
私もこのところ引越しや仕事でなかなか記事が書けず、みなさんに失礼しております。
しかしアブは相変わらずせっせと働いてくれています。新しい暮らしに落ち着いたらまた記事にしたいと思います。
2018/10/14(日) 午後 10:31
さすが、によさんですね!
素晴らしい♪立派です!
2018/11/2(金) 午後 0:27
> ままだびょんさん
ありがとうございます。
もう11月に入りましたが、まだコンポストの中にはマゴットが大量に居ます。今年は残暑はそれほどでもありませんでしたが、暖かい秋ですね。
2018/11/3(土) 午後 9:55