|
https://64mezuru.blog.fc2.com/
yahoo!ブログは12月で終了ですが、新規投稿できるのはあと5日。 それまでに何とか新ブログへの引っ越し作業を終える事ができました。まるで夏休みの宿題、ぎりぎりまで悩んだ末、大慌てで無事済ませる事ができました。 夏休みの宿題といえば定番は読書感想文です。 一学期の終わり、高校で三者面談を済ませた後に娘に付き合って図書室に立ち寄りました。すると保護者も夏休み期間中、本を借りられるとの事。面白そうな本が沢山あるので是非一度借りてやろうと思い、物色した末選んだ一冊がこれ。
パラパラとめくってみた時点では大方、ミミズによる土壌改良、生ごみのたい肥化等ミミズの有用性を説いているのだろうと予測したのですが、それは半分当たり、半分大外れでした。
いや、ちゃんと解説しているのですが、読んでいてもそういう部分が頭に入って来ないのです。それは私の理解力の乏しさ故かもしれませんが、決して筆者の説明が拙いからではありません。逆に面白すぎるから、科学を超えたミミズへの愛が伝わりすぎるからなのです。
この本では様々なミミズやその功績が紹介されています。
お馴染みのミミズコンポストで活躍するシマミミズは言うまでもなく、日本には生息していないもののアメリカではポピュラーらしい「ナイトクローラー」と呼ばれる大きなミミズ、体を何度切られても再生するミミズ、地中深くに暮らしているので殆ど生態がわかっていない謎のミミズ、汚水処理場で働くミミズ、大陸移動を証明したミミズ...
しかしそれよりも興味深いのは、そんなミミズ達を愛でる人間たちです。
ミミズの形をした建物でミミズ博物館を作ってしまった実業家。 ミミズの生殖器まで再現された精巧な模型を大喜びで見せびらかすミミズ専門家。 土壌への影響力が強すぎてミミズが森林を破壊する原因になっていると主張するも信じてもらえない研究者。 そして、いつも庭のミミズコンポストの事を考えている筆者。 様々なミミズ好き人類が登場します。 なぜミミズはこんなにも人間を夢中にさせるのか。読んでいるとこちらまでミミズを飼いたくて仕方なくなってきます。
一応この本の後半ではミミズコンポストの運用法についても触れています。ただ、ミミズを飼い始めて数日は落ち着くまで餌を与えてはいけないと言われているのに、筆者は我慢できなくてバナナの皮を与えてしまいます。そっとしておかなければならないと言われているのに、気になって何度も容器に敷いた新聞紙をめくってミミズの様子を見てしまいます。参考になるのかならないのかよくわからないこの筆者の行動には、共感を禁じえません。
それは、アメリカミズアブのマゴットにエサを与えるためにわざわざスイカを食べたり、魚の頭を食べる様子を記録したくて一日中カメラを据えたりしてしまった、これまでの自分の行いに通じる感情を行間から見出してしまうからなのでしょう。
「ミミズは魚を食わない。しかし俺たちのアメリカミズアブは魚を食う。。。勝った!」 こういう感情をきっとこの本の筆者も持ち合わせているのではないでしょうか。
「ミミズについて」ではなく、ミミズ好きによるミミズ好きの四方山話...正にタイトル通り「ミミズの話」というわけです。
|
全体表示






