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毎度感じる事ですが、行政のネーミングはどうしてこんなに漢字が沢山並んで覚えにくいものばかりなのでしょう。
そんな事も含めて、行政に対して市民としてもどかしさを感じる事は少なくないのですが、ただ批判をするだけでは何も前に進みません。一般の市民でも様々な形で行政に参加する機会は用意されているので、可能な限り利用してみるのも良いのではないかと思います。参加してみると、現場の職員の皆さんがどのようなご苦労をされているのかもわかり、無責任に苦情をぶつけるだけではなく、協力し合わなければならないと気付かされる事もあります。
ソルビオモニター事業は正にその良い例で、おかげさまでかれこれ4年、生ゴミ処理という楽しい趣味を与えて頂きました。
他にも、節水マニアである私は「水道事業懇談会」なる会議にも参加し、浄水場を見学したり、我が市の水道について詳しく知ることができ、大変有意義でした。
また、「地球温暖化防止云々」という委員に応募した時は残念ながら抽選に漏れてしまいましたが、今回また標題の通り私の趣味にぴったりの委員が募集されていたので、懲りずに応募してみました。
いつもソルビオの件でお世話になっている部署が担当なので、「またあのうるさいウジ虫フェチが現れた!」と拒否されてしまうのではないか...と危惧していたのですが、嬉しい事に委嘱して頂く事ができました。環境業務課の懐の広さに感謝です。
そしていよいよ第一回目の会議に出席しました。
市役所からの挨拶に続いて役員の選出、会計報告、活動報告などがあり、その後研修会として、「乙訓環境衛生組合」のリサイクル担当の方から、資源ごみ分別の現状についての講演...という内容です。資源ゴミに混入した不適物が手作業で分別されている事、缶類やペットボトルは中間処理の後売却しているが、容器包装プラスチックは有償で処理を委託している事など、たいへん勉強になりました。
今後は「マイバッグ」キャンペーンや、視察研修など様々な活動に参加できるようで、とても楽しみです。
しかし一つ、残念な事がありました。
この会議はその名の通り、廃棄物を減らす為の集まりのはずです。リデュース、リユース、リサイクル...を率先して行なって然るべきかと思うのですが...
出席者のテーブルにはそれぞれペットボトルのお茶が配られているではありませんか。私は首をかしげてしまいました。
総会の中で質問や意見を述べる場があればこれは是非議論したいと思ったのですが、残念ながら会計報告についての質問しか受け付けられなかったので、席上で意見する機会はありませんでした。
半分以上の出席者はテーブル上のお茶ボトルに手をつけず、会が終わると鞄の中に収めて帰られましたが、私はこれを受け取るのは潔くないような気がしたので、受付に返却してそのついでに意見を述べてみました。
「ゴミ減量の為の集まりなのですから、ゴミの元になるペットボトルを配るのは如何なものでしょう?」
担当の方の答えは
「そうかもしれませんが、お茶を入れるのにはまた別の手間がかかってしまいますので」
との事。
そんな事はわかりきっています。女性職員にお茶くみをさせろなどと時代錯誤な要求をしているのではありません。
「その通りです。だからマイボトルの持参を呼びかけては如何ですか?そして希望者にだけ受付で配れば良いのではないでしょうか。敢えてゴミを増やす事はこの会に相応しくないと思います」
ここで私が「ゴミ」と呼んだのはお茶ではなく、そのお茶を頂いた後に残るボトルの事なのですが、これはせっかく出して頂いたものに対して大変失礼な言い方だったと後で反省しました。
担当の方はさぞ気を悪くされた事でしょう。
「これはゴミではありません、商品ですよ」
と、答えられました。その通りです。申し訳ありません。
「それに、先ほどの講演にもあった通り、これは資源になるのですから」との事。
...ちょっと待って下さい、それは違うのではないでしょうか。
件の講演では、確かにペットボトルのリサイクルについて紹介がありました。ペットボトルは対象外のキャップやその他の混入物、汚れたものなどを手作業で取り除いた後、ブロック状に圧縮梱包し、繊維などの材料として売却されます。
一方、キャップとラベルは「容器包装プラスチック」としてやはり手作業で分別した後に圧縮梱包し、有償で委託処理をしているのです。
つまり、たとえ適正にリサイクルされたとしても、少なくともキャップとラベルに関しては処理のための費用がかかってしまうのです。売却できるPET本体にしても、それまでに選別や圧縮で経費がかかっています。
会議で配布された「ゴミ減量のしおり」には、「ゴミ処理の優先順位」が明記されています。その第一位はリフューズ、ゴミを受け入れないこと、2位がリデュース、発生の抑制です。「リサイクル」は3位の「リユース」のさらに後の第4位、つまり最終手段なのです。「リサイクルするから消費しても良い」という考え方は、大間違いではないでしょうか。
会の活動内容の中には、レジ袋削減の取り組みとしてマイバッグキャンペーンも含まれています。レジ袋もリサイクルすると言えば同じ資源と言えるでしょう。それは削減するのにPETは問題ないというのはおかしな言い分です。そしてマイバッグを推進するのなら、マイボトルを率先して使うのもこの会の趣旨に合致する事ではないでしょうか。
今朝の国会での石破茂氏の答弁に習って「敢えて言葉を選ばずに申し上げるならば」...
...一般市民ならいざ知らず、ゴミ減量の先頭に立つべき職員の方がこのような認識では我が市のゴミ政策はたかが知れている、と思われても仕方ありません。
私は会議にお茶を出すなと言っているのではありません。今後会議を招集するときに、「お茶は用意しますが、ゴミ減量を率先して行うためにマイボトルの持参にご協力下さい」と呼びかければ、ゴミ減量意識の高い参加者ばかりの集まりなので、理解は得られるのではないか?...という事を、検討してもらえないだろうか?とお願いしたかっただけなのです。
この事は、「水道事業懇談会」でも気になっていた事です。やはりその会議でも毎回PETボトルのお茶が出されていたのですが、水道事業のライバルとも言えるPET飲料を配るのではなく、美味しいはずの我が市の水道水や、それで淹れたお茶を各自持参して、それを味わいながら語り合うべきではないか?あるいは、どうせ出すなら市自慢の地下水「ガラシャおもかげの水」のボトルを出せばもっと盛り上がるのではないか?と思っていたのです。しかしついにその会議でも言い出す事が出来ず、心残りとなっていました。
会の予算案には会議費として2万円が計上されていましたが、その中にきっとこのお茶の費用も含まれている事でしょう。できれば通常の会議には湯茶の接待を無しにして、その分の費用を活動に充てる事はできないでしょうか。
その代わり、大切なお客様をお迎えした時や、お祝い事など特別な席上にこそ、心のこもった美味しいお茶を淹れて頂きたいものです。
行政の改革というと大げさかもしれませんが、そんな小さな所から変えて行く事はできないものでしょうか。
ゴミ呼ばわりしてしまった事は大変申し訳ありませんでしたが、それがたとえどんなに良いものであっても、欲しくないものを頂くと言うことはやはりゴミを増やす事ではないでしょうか。私はお茶どころの出身なので、PET入りの緑茶を飲む事には抵抗があります。もしこのお茶を頂いてしまえば、それは本来排出しなくても良いゴミを排出する事になってしまうので、せめて自分だけでもお返しするしか無いのです。
そして無駄口を叩いて喉が渇いたまま帰った私は、同じ色でもアルミ缶に入った泡の出る液体で喉を潤したのでした。この缶は乙訓環境衛生組合に出さず、販売店に持ち込めばポイントと交換して貰えるので残念ながら市には還元されません。
返す返すも申し訳ない事です。
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廃棄物減量等推進員会議
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