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昨日,待望の伊坂幸太郎氏のエッセイ集『仙台ぐらし』が刊行されました。
すかさず大学の生協書籍部で購入したら,目の前にもこの本を手にした学生らしき女性がいて,思わず声をかけてしまいましたね。 ・伊坂幸太郎『仙台ぐらし』,荒蝦夷,2012年 雑誌『仙台学』に連載されたエッセイ11編と,震災後に書かれたエッセイ4編,そして書き下ろしの短編「ブックモビール」を収録したこのエッセイ集は,伊坂ファンで仙台ぐらしの私には,たまらない内容となっています。
「エッセイが苦手な自分でも,『エッセイに見せかけた作り話』であればどうにかなるのではないかと思い,引き受けたのですが,まったくもって甘い考えでした。『エッセイに見せかけた作り話』が簡単に思いつくわけがなく,結果的に,ほとんどが実話をもとにしたものとなっていますし,それにしても四苦八苦して書いたものばかりです」と伊坂氏はあとがきで述べていますが,いえいえ,なかなかもって楽しくて仕方がないエッセイばかりとなっていると思います。
例えば冒頭の「タクシーが多すぎる」では,仙台のタクシーに乗った著者が,さまざまな運転手の方々と会話のやり取りをするさまが,興味深く描かれています。
仙台の繁華街である国分町を大量のタクシーが埋め尽くすこと,自分はライターだと説明した伊坂氏が原稿の意味である「ゲラ」の意味を説明できなかったこと,女性の運転手が客として乗り込んだ昔の恋人に15年ぶりに出会ったことなど,面白い話ばかりが語られているのです。 ほかに「見知らぬ知人が多すぎる」「ずうずうしい猫が多すぎる」「心配事が多すぎる」などなど,面白そうなエッセイだらけなのですね。
一気に読むのはもったいないので,毎日少しずつ楽しみたいと思っています。 |

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こんにちは。同じ本の感想記事を
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2013/1/8(火) 午後 4:39 [ 藍色 ]
藍色さん,ありがとうございます!
実は,トラックバックの仕掛けと効用がよく分かっていませんが(笑),とりあえず。
『仙台ぐらし』,本当によいエッセイですよね。
2013/1/8(火) 午後 10:38 [ bpx*x65* ]