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そしてこの前橋国際大学ラーニング・コモンズのもう一つの特色は,2階フロアに教室が置かれていることだと思いました。
私が訪問したときの臨時講演も,この2階の教室で行ったのですが,学生がよく出入りするこの建物の中で行われる授業が,履修していない学生の目に触れるということは,色々な可能性を秘めていると思っています。
ラーニング・コモンズ2階の教室
この大学のほかの講義棟は,もちろん従来型の教室で,他の学生に対してははオープンな形状とはなってせん。
それに対してこの建物の教室は,全面ガラス張りで通路からは丸見えで,学生の学びの場がまさにオープンなものとして位置づけられています。
私は,このことが意外に重要だと思い始めています。
2階フロアから吹抜けで見える1階ラーニング・コモンズ
というのは,閉ざされた空間での学びは,どうしても受動的な学習に向かいがちな傾向があるのに対して,オープンな雰囲気の教室は,アクティブラーニングを誘発する力をもっていると思うのです。
そのことは,このような教室を好んで使用する教員は,アクティブラーニング的な授業をする傾向があること,授業がない時間帯に利用する学生が,主体的に学んでいることなどから推測できるのですね。
廊下からも開放的な2階教室
開放的な教室がラーニング・コモンズに設置されていることの相乗効果は,とても大きいと思っています。
ラーニング・コモンズ自体,主体的な学習を促進する役割を持っているのですが,その中に主体的な学習を促す教室があることで,なお一層その機能を高めることができるのではないでしょうか。
その意味でこの大学のラーニング・コモンズは,とても大きなポテンシャルをもっていると考えています。
実は東北大学の農学部新キャンパスのラーニング・コモンズも,このようなコンセプトで検討しています。
ラーニング・コモンズの中に,オープンな教室があるファシリティを実現したいと思っています。
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