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この夏,山形市で大学図書館問題研究会の第45回全国大会が開催されます。
私は,この研究会のメンバーではないのですが,昔の職場で開催される全国大会ということで,他人事ではないような気がして,何か関わることができないかと考えていました。
(大学図書館問題研究会・全国大会サイト)
 
ちょうどよいことに,8月24日(日)の分科会には,第5分科会「図書館建築・デザイン」というものがあり,ああこのテーマであれば話題提供ができるなと思い,主催担当の方に申し出た次第です。
 
というのも,現在東北大学では図書館本館の改修工事の真っ最中で,一度設置したラーニング・コモンズの拡張を準備しており,その話をすることが少なからない貢献になるのではと思ったのですね。
そして単にリニューアルの概要だけではなく,予算要求の時点でのコツ,建物設計時点での工夫,ファシリティマネジメントという視点での図書館の管理・運営などについて,私なりの知見を話すことができればと考えています。
 
図書館のファシリティマネジメントについては,常日ごろ考え,実践しているところではありますが,こうして人前でまとまった話をするのは初めてです。
その意味でも,大変楽しみな分科会になると思っています。
できれば,東北地区の他の大学図書館の方々にも多く参加していただき,お互いのファシリティマネジメントについて,楽しく語り合えればと思っています。
どうぞ皆さん,積極的にご参加ください!
前橋国際大学を訪問したとき,時間があったら学長と挨拶してほしいと奥田先生に言われました。
もちろん大歓迎でしたのですが,学生の方に連れられてキャンパスを回っているときに,偶然学長とお会いすることができました。
その時は,あまり深くお話はできなかったのですが,その後一通り授業の見学などをした後に,再び学長に誘われて学長室に入ることとなりました。
イメージ 1
ラーニング・コモンズのPCエリア
 
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英会話ゼミも行われるラウンジエリア
 
前橋国際大学の平田学長はとてもやさしく温厚なお方で,一見さんの私の感想もとても丁寧に聞いてくださいました。
4号館のラーニング・コモンズが学生に評判なので,図書館にもどうかという旨のことを聞いたので,私としてはそれはどうかというコメントを述べました。
 
つまり,賑やかでアクティブな学びを誘発する場としては4号館が最適で,その一方,静かで落ち着いた学びの場として図書館を確保しておく必要があると思うのです。
この大学の場合は,キャンパスがコンパクトであるので(4号館と図書館の距離は50メートルもない?),ラーニング・コモンズと図書館はほとんど一体のものとみなしてよいのですね。
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これは快適なリラックスエリア
 
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電源とLAN完備で,学生に好まれています
 
現代の学生はアクティブな雰囲気を好むことが多いかもしれませんが,静かにまた独りで学びたい学生の居場所を確保しておく必要があると考えています。
大規模の大学図書館であれば,館内をエリア分けして,その両方の要素を持つことが必要だと思います。
 
しかし,この大学の図書館に,その両方の要素を取り入れることは,かえって非t効果的だと感じたのでした。
コンパクトなキャンパスの中のそれぞれの建物が,役割分担をすればよいのではと申し上げたところ,平田学長はよく理解してくださいました。
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静かめに学習できる固定席エリア
 
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アクティブに学習できる可動席スペース
 
この,さまざまな学びの形をサポートする施設・設備は,ある意味,「学びの場におけるユニバーサルデザイン」といってよいものだと考え始めています。
大学図書館におけるラーニング・コモンズの動向は,どのような学生にも学びの場を確保するという,ユニバーサルデザインを実現するためのものであったのかも知れませんね。
 
前橋国際大学のラーニング・コモンズと平田学長は,そのことを私に気付かせてくれました。
この場をかりて,感謝申し上げます。
そしてこの前橋国際大学ラーニング・コモンズのもう一つの特色は,2階フロアに教室が置かれていることだと思いました。
私が訪問したときの臨時講演も,この2階の教室で行ったのですが,学生がよく出入りするこの建物の中で行われる授業が,履修していない学生の目に触れるということは,色々な可能性を秘めていると思っています。
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ラーニング・コモンズ2階の教室
 
この大学のほかの講義棟は,もちろん従来型の教室で,他の学生に対してははオープンな形状とはなってせん。
それに対してこの建物の教室は,全面ガラス張りで通路からは丸見えで,学生の学びの場がまさにオープンなものとして位置づけられています。
私は,このことが意外に重要だと思い始めています。
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2階フロアから吹抜けで見える1階ラーニング・コモンズ
 
というのは,閉ざされた空間での学びは,どうしても受動的な学習に向かいがちな傾向があるのに対して,オープンな雰囲気の教室は,アクティブラーニングを誘発する力をもっていると思うのです。
そのことは,このような教室を好んで使用する教員は,アクティブラーニング的な授業をする傾向があること,授業がない時間帯に利用する学生が,主体的に学んでいることなどから推測できるのですね。
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廊下からも開放的な2階教室
 
開放的な教室がラーニング・コモンズに設置されていることの相乗効果は,とても大きいと思っています。
ラーニング・コモンズ自体,主体的な学習を促進する役割を持っているのですが,その中に主体的な学習を促す教室があることで,なお一層その機能を高めることができるのではないでしょうか。
その意味でこの大学のラーニング・コモンズは,とても大きなポテンシャルをもっていると考えています。
 
実は東北大学の農学部新キャンパスのラーニング・コモンズも,このようなコンセプトで検討しています。
ラーニング・コモンズの中に,オープンな教室があるファシリティを実現したいと思っています。
かねてより注目していた,前橋国際大学のラーニング・コモンズ「KYOAI COMMONS」を訪問してきました。
 
前橋国際大学の奥田先生とは,数年前からツイッターを通じて面識ができていました。
また,奥田先生のラーニング・コモンズに関する論文や,KYOAI COMMONSの紹介記事などに注目はしていたのですが,見聞するのはこれがはじめてだったのですね。
 
訪問前夜には,奥田研究室の学生の方々や卒業生の方とも会食ができ,当日は奥田先生のご案内で大学を訪問しました。
JR前橋駅から両毛線で2駅目にある前橋国際大学は,国際社会部1学部で入学定員270名のコンパクトな大学です。
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コンパクトで奇麗なキャンパス風景
 
この大学のラーニング・コモンズは独立した建物で,図書館とは別棟となっています。
別棟といっても歩いて2分ほどの距離であるため,ほとんど隣接したロケーションといってよいと思います。
奥田先生が授業を行っている間,研究室の学生の方々にキャンパス内を案内してもらいました。
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4号館のKYOAI COMMONS
 
ラーニング・コモンズである4号館は,全面ガラス張りの見晴らしのよい外観となっています。
当日は青天でしたので,ガラスにキャンパス内の緑が映える美しい光景を見ることができました。
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コモンズ内側からの美しい風景
 
このコモンズの1階フロアの半分は食堂で,残りの半分がいわゆるラーニング・コモンズスペースとなっています。
食堂スペースは,昼食時は学生で混雑しているのですが,それ以外の時間帯は会話をしていたり,勉強をしていたりと自由な時間を過ごすことができるようになっていました。
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昼食時前の食堂スペース
 
食堂という学生生活に密着したエリアを中に取り込んでいる点が,このラーニング・コモンズの大きな特色だと思いました。
すなわち,学生が毎日必ずアクセスするロケーションとなっているのですね。
この点は,非常に大きいメリットであると考えました。
 
食堂フロアの一角は,授業で優先的に使うことができるアクティブラーニングスペースとなっていました。
実際ここで開催しているゼミ授業も観ることができました。
多くの教員の方々が関わるとともに,以前このゼミ授業をとっていた上級生が,ボランティアでTAを勤めているところが印象的でした。
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ゼミ授業の風景
 
またこのフロアには学生が運営しているカフェがあり,パフェやケーキを提供していました。
私もちゃっかりと,ソフトクリームをいただきました。
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ラーニング・コモンズ内のStudent Cafe
 
学生の方々を見ていると,大学自体がコンパクトなせいか,学生同士・先輩後輩がとても身近なコミュニティを作ることができているとの印象を強くもちました。
食堂での姿しかり,ゼミ授業での姿しかりです。
 
学生のコミュニティ作りは,これからの大学にとってとても重要な要素だと思っています。
そして,そのためにラーニング・コモンズが大きな役割を果たしているこの大学には,もっと注目してよいのではないかと考えています。
 
さて有明キャンパスの最終回では,3号館を紹介しましょう。
3号館は,図書館のある2号館の南側に位置する,3階建ての建物です。
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武蔵野大学有明キャンパス3号館(手前の建物)
 
3号館の1階はフードコートで,学生たちが自由に飲食できるようになっています。
このキャンパスには,残念ながら学生食堂はないので,学生は近隣の店舗かこの3号館内の売店で昼食を買い求めているようでした。
フードコートは吹抜けで開放感があり,まだまだこれから進化の予感がする空間となっていました。
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明るく開放感のあるフードコート
 
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フードコートのぼっち席?(笑)
 
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フードコートとはまた雰囲気の違う学生ホール
 
そして3号館の2階には,カフェ・レストラン「ロハスカフェ」がありました。
環境学科の学生と企業とのコラボにより誕生したというこのカフェは,大学と企業の新たな可能性を考える格好の事例だと思いましたが,時間がなかったので立ち寄ることができませんでした。
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学生協働というロハスカフェ
 
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ロハスカフェのメニューボード
 
学生食堂がない理由,ロハスカフェのメニュー内容や営業時間の設定理由など,実は知りたい事柄が沢山あったのですが,今回は取材できませんでした。
そのことは今も後悔しているのですが,まずは一度見学できたことをよしとしましょう。
 
長らく報告してきた武蔵野大学有明キャンパスの図書館紹介は,今回が最後となります。
あらためて,今回の訪問にご協力いただいた小西図書館長をはじめとした関係者の方々に,感謝申し上げます。
小規模ながら,快適な図書館空間を実現した大学関係者の方々に,敬意を表したいと思います。

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