☆福chanのSL写真(関東以西編)☆

九州から関東まで、1972〜1974年を主体とした蒸気機関車の写真と撮影記です。

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6月8日、日付繋がりで796-68。


後藤寺で入換作業を行っていた79668の姿。
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79668は、1970年(S.45年)7月20日に小倉工場にて全検を受けた際、C50 58が装備していた「波と千鳥」の装飾付門デフ(K-7標準型)を譲渡されたことで知られていたが、当時は煤けていてほとんど判別が出来ない状態だった。
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後藤寺の北側には筑豊の象徴であるボタ山がそびえ、多線の広い構内と腕木信号機が独特の雰囲気を醸し出していた。
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船尾と苅田港を行き来するセキは外側も真っ白だった。線路脇を歩いている人は、出勤する駅員だろうか。
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撮影日は、1973年(S.48年)8月3日。カメラは、ミノルタSR-3。フィルムは、Kodak TriX。




79668 は、1926年(T.15年)3月に汽車製造大阪で誕生。新製配置は名古屋局管内で1931年(S.6年)1月末現在では直江津。同年9月には行橋に転属。翌1932年には鳥栖へ移動。1938年4月末現在では長崎区。戦後の1947年4月現在では若松区。1958年(S.33年)9月28日に行橋区に移動。1974年7月21日より一休指定。同年8月26日に廃車となった。
柘植で休むC58。
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柘植機関支区は、正式には亀山機関区柘植支区といい、柘植構内の草津側に2本の待機線と角形の給水塔と転車台があった。
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亀山区のC58は、集煙装置と角形の重油併燃装置(重油タンクは角形)を装着した重装備。
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夏休みに入った時期なのに、ファンの姿は他になく、ゆっくり撮影することが出来た。SLの要、一番SLらしい部分。
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この位置で見ると力強さを感じ好きな角度だ。
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そして、最も好きなパーツであるクロスヘッド。
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油と汚れで刻印されているはずの機番は読めなかったのが残念。



当時の亀山区C58の運用は、加太-柘植間の後補機と信楽線の貨物列車一往復のみであった。

亀山区C58の運用。
1.亀山操車場から柘植を経て草津へ直通する本務機DD51の貨783レの後方にぶら下がって出発する(08:23発)。
2.そして加太(08:46発)からは25パーミル勾配後補機として運用され、柘植で切り離される(09:16着)。3.支区では70分ほど休み、転車台で方向転換して逆行(単771レ)にて貴生川へ向かう(柘植10:26発)。
4.貴生川到着は11:00。
5.信楽線の貴生川は11:10発で貨591レ。信楽線は14.8kmと短い路線であるが途中33パーミルの急勾配があった。信楽には11:44着。
6.信楽には転車台がないため逆行で戻る。信楽発12:06、貨592レ。貴生川12:36着。
7.梅小路から草津を経て亀山操車場へ向かう本務機DD51の貨1792レの後方にぶら下がって亀山へ下る。貴生川12:59発、亀山操14:29着。



撮影日は、1973年(S.48年)7月24日。
カメラは、2枚目と3枚目が、ミノルタSR-3。その他は、マミヤC330。フィルムは、共にKodak TriX。



C58 312 は、1942年(S.17年)に汽車製造で誕生。新製配置は竜華区。1972年(S.47年)10月に紀伊田辺区に移動。翌1973年(S.48年)3月31日付で亀山区に移籍。翌1974年(S.49年)3月8日付で廃車。 

その後、愛媛県五十崎農協組合長某氏個人がオハ61客車2輛と共に8000万円で購入。1978年頃に愛媛県喜多郡五十崎町(現:内子町)に「神南幸福駅SLビューホテル」として営業開始する。1990年(H.2年)7月頃にSLホテルを廃業し、敷地は吉田ホテルという一般ホテルに転業したが、さらにラブホテル「ホテルWHEEL」を開業。C58と客車2両は敷地内に静態保存された。2001年(H.13年)頃には営業が怪しくなり荒廃が進む。そして2007年(H.19年)5月に施設共々解体されてしまった。
山口線では1973年(S.48年)9月末まで、D51による貨物列車が走っていた。

貨物列車は、小郡-益田の全区間を走るのが上下とも3本と、小郡-津和野間の下りが2本と津和野-益田間の下り1本の区間列車が走っていた。その中で益田を早朝発車する貨1690レだけが津和野までD51の重連運用だった。

益田から青野山-津和野間の小川トンネルまでの区間では、最大13.2パーミルで、ほぼ全区間一方的に上り勾配であった。貨物列車は単線区間のための行き違い待機があり、益田からだと途中、石見横田、青原、日原と停車して津和野に至る。

重連運用の貨1690レは、益田の発車が06:02、石見横田が06:59で約40分停車、青原が07:16、日原が07:54で約30分停車と待機時間が長い。津和野到着は08:10である。

しかし山間の春先、なるべく遅い時間でないと光が十分でない。しかもロケハンのない、ぶっつけ本番だったので、一番遅い時間帯となる青野山-津和野間の小川トンネル手前の築堤で撮影することに決めた。列車がくる前に撮影したロケーション。
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左端山に沿って登ってくるのが国道9号線。川に挟まれた家並みは和田の部落。

この撮影ポイントへは、後輩と一緒に宿泊していた津和野の宿を朝食前に出発し自転車で移動した。(撮影後、朝食に間に合った)

いよいよ列車の姿が見える。白煙を長く引いて雰囲気は抜群だった。
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当時使っていたレンズでは解像度が低く、これが限界で重連かどうか確認が出来なかった。
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川の脇だが、この日は風がなく、気温も低かったのが幸いして白煙がいつまでも残っていた。
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牽引している貨車の輛数は思っていたほど多くなかったが、間違いなく2輛のカマからドレインが吹き出していた。
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この辺りの築堤は草もなく実に綺麗。
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茂みで一端隠れた後、また顔を出したところ。近づくと意外に速く、しっかり被写体ブレ!
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2輛のカマが確認できるも、カマ番号確認には至らず。
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長工式の集煙装置が確認できた。
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もう間もなく小川トンネルに突入する。すばらしいドラフト音が通り過ぎていった。
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この時は、後輩3人との若狭・山陰観光旅行であり、主要各地でSLの撮影とカセットテープによって録音、またシングル8での映像撮影を行ったが、その意味で本格的な撮影旅行ではなく、機材やフィルムに制約があった。しかも山口線はこの年の9月末には無煙化されてしまったので、山口線重連の撮影は、これが最後だった。


撮影日は、1973年(S.48年)3月12日。カメラは、ミノルタSR-3。フィルムは、Sakura Konipan-SS。
1974年10月、後藤寺線はまだ元気だった。

天候は、時たま陽が差すものの曇天。しかしそのお陰でSL全体に光が回ってカマのディティールがよく見た。

このときは、現地が2日間と日程も短かったので効率を考えて、後藤寺付近と由須原だけで撮影をした。

色々お世話になった起行貨物駅で捉えたのがこの列車。列車番号は594レ。
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カメラのレンズが標準レンズであったので、遠目ではわかりにくかったが、煙が二条上がって重連らしいと観察。

近づいてきて、次位が逆行の重連とわかる。しかも次位のカマの方が黒い猛烈な煙を揚げていた。
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間もなく起行-後藤寺間用のタブレットをキャッチ(機関助手側)する。左側からゆっくりと近づく駅員さんは落としていった船尾-起行間用のタブレットを回収する役目。

次位機の機関助手さんは、石炭くべ作業が終わっているらしく、のんびりしている様子が見られた。
イメージ 3
起行構内を抜けると、後藤寺に向かって21パーミルの急勾配が待っているので列車はそのままの勢いで走り去っていった。


撮影日は、1974年(S.49年)10月10日。カメラは、フジカG690BL。フィルムは、Kodak TriX。
直方機関区の全景。北側から南方向。
イメージ 1


重厚でどっしりとしたD60の姿。
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大きいキャブとD60の特徴でもある2軸の従台車。
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この従台車のおかげで乗務員は乗り心地が良かったと聞き及ぶ。



撮影日は、1972年(S.47年)8月16日。カメラは、ミノルタSR-3。フィルムは、Kodak TriX。

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