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バセドウ病患者がメルカゾール(チアマゾール、抗甲状腺薬)を処方されると、写真のような副作用などの注意事項がまとめられた小冊子が手渡される事がある。 『わたしの手帳』 抗甲状腺薬治療を受ける患者様へ 監修:中村 浩淑、田尻 淳一、吉村 弘 http://www.google.co.jp/gwt/x?guid=on&output=xhtml1_0&source=m&u=http%3A%2F%2Fchugai-pharm.jp/di/mer/pdf/cg_mer_att01.pdf&wsi=be77f9eca81d9aa6&ei=p-hJTIOONpSQuQPpyOiSDA&wsc=ti&ct=pg1&whp=30 中外製薬 http://www.chugai-pharm.co.jp ●メルカゾール(チアマゾール)の説明 http://www.google.co.jp/gwt/x?guid=on&output=xhtml1_0&source=m&u=http%3A%2F%2Fwww.j-tajiri.or.jp/topics/2004/050_03-01a.pdf&wsi=75e32810d1dc6297&ei=iepJTKS0MZ-QugOWr9zgBg&wsc=ti&ct=pg1&whp=30 精神科で私が医者から初めてリスパダールを処方されたときにもらったのは、プリンタで印刷されたペラペラの紙切れ一枚だった。それにはこう書かれている。 【リスパダール】 ・お薬の作用 脳の神経を調節し、不安や緊張、興奮などの精神症状を改善するお薬です。 ・お薬の注意事項 眠くなったり、注意力がなくなったりすることがありますので、車の運転や機械を操作するときには注意して下さい。 たったこれだけの説明だった。しかしあとでいろいろ調べてみると、次のような事がわかった。 【資料1】 ○リスペリドン(risperidone)(一般名) リスパダール/Risperdal(製品名) ヤンセン(製薬会社) 薬事法などによる規制区分:劇薬 適応=統合失調症 副作用(重大):悪性症候群、長期(遅発性ジスキネジア、麻痺性イレウス、SIADH、肝機能障害、黄疸、横紋筋融解症、不整脈、脳血管障害、高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡) その他(5%以上):パーキンソン症候群、不安、焦躁 併用注意:中枢神経抑制薬、ドパミン作動薬、降圧薬、アルコール、カルバマゼピン 処方のPoint:陽性症状への強力で素早い効果、再発予防効果が認められている。高プロラクチン血症に要注意 調剤・薬学管理のPoint モニタ:精神症状、悪性症候群(CPK、筋強剛、発熱等)、血清プロラクチン、錐体外路症状、体重変動、性機能障害(乳汁分泌、無月経等)、体重増加、眠気、起立性低血圧 指導:効果、副作用、副作用の対処法、服薬継続の必要性 他:液剤と茶やジュース等との配合変化に注意 (治療薬ハンドブック2008 薬剤選択と処方のポイント/じほう) 【資料2】 リスペリドン 非定型抗精神病薬(SDA) リスペリドンは、1984年にベルギーのヤンセン社で開発された、統合失調症の治療に対して適応される抗精神病薬である。リスペリドンは、いわゆるセロトニン-ドーパミン拮抗薬 serotonin-dopamine antagonist(SDA)の原型薬として位置付けられる。 従来の抗精神病薬にはないベンズイソオキサゾール benzoisoxazole骨格を有する新しいタイプの抗精神病薬であり、ドーパミンD2受容体拮抗作用とともに、より強力なセロトニン5-HT2受容体拮抗作用を有し、これにより錐体外路系副作用が少なく、統合失調症の陰性症状にも効果が期待される。 これまで、統合失調症の治療薬はドーパミン拮抗作用を有する抗精神病薬が主流であった。しかし陰性症状に対する効果が充分ではなく、また、副作用としての錐体外路症状の発現の頻度が高いという問題をもっていた。このため、新しい作用機序をもった抗精神病薬の開発が期待されていた。近年、ドーパミン拮抗作用に加え、セロトニン拮抗作用を有する薬剤(SDA)が開発された。これらの薬剤では、錐体外路系の副作用の軽減と、陰性症状の改善が認められ、セロトニンの関与が注目されるようになった。リスペリドンは代表的なSDAであり、その特性(錐体外路系副作用の減少、陰性症状への効果)から、従来の抗精神病薬では反応しなかったり、それらの副作用に耐えられないような統合失調症の治療に期待されている。 リスペリドンの液剤は、ハロペリドール(セレネース、リントン、ハロステン)注射と同等の有効性と速い効果発現が期待できることから、早急な鎮静を必要とするケースで経口が可能な場合は、リスペリドンの液剤が有用であるといわれており、急性期の治療でよく使われている。 さらに保険適用外であるが、せん妄などの興奮状態、パーキンソン病など統合失調症以外の幻覚妄想状態などにも、鎮静効果が期待でき、錐体外路症状が少ないなどの理由からリスペリドンが選択されることがある。 →→注意:パーキンソン病などの錐体外路症状を示す患者にリスパダールを投与した結果、しばしば重篤かつ長期にわたる副作用(錐体外路症状)を呈した患者が多数存在する。リスパダールは血中濃度の半減期は短くても、脳内のドーパミンレセプターに対して、ほぼ不可逆的といっていいほどの長期間バインディングして離れにくいという報告がある。しかしこれは中高年パーキンソン病患者の場合である。(神経内科医の意見) ●自閉症児の薬物治療 http://homepage3.nifty.com/afd/yakubutsutiryou.html リスペリドンは興奮、誇大性、敵意等の陽性症状を悪化させる可能性があるので観察を充分行い、悪化がみられた場合には他の治療に切り替えるなどの適切な処置を行う。市販後、国内で自殺企図の症例が報告されており、特に自殺企図の既往および企死念慮を有する患者では、精神症状を悪化させる恐れがあるため、慎重に投与する必要がある。 患者の投与前の病歴に、心・血管疾患、低血圧、またはそれらの疑いのある患者は、一過性の血圧降下があらわれることがあるので、慎重に投与する。てんかん等の痙攣性疾患、またはこれらの既往歴のある患者は、痙攣閾値を低下させる恐れがあるので慎重に投与する。肝機能障害のある患者では、肝障害を悪化させる可能性があるため慎重に投与する。 高齢者では錐体外路症状などの副作用が発現しやすく、また、腎機能障害を有する患者では最高血中濃度の上昇および半減期の延長が報告されているので、少量(1回0.5mg)から投与するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与する。妊娠中の投与に関する安全性は確立されていないので、妊娠または妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与する。イヌの動物実験で乳汁移行が報告されているので、授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させる。小児では、リスペリドンの使用経験がないため、小児に対する安全性は確立されていない。 また、リスペリドンはイヌの動物実験で制吐作用を有することから、他の薬剤に基づく中毒、腸閉塞、脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化する可能性があるので注意が必要である。 治療初期にα交感神経遮断作用に基づく起立性低血圧があらわれることがあるので、定期的に血圧測定を行い、少量から徐々に増量し、低血圧があらわれた場合は減量等、適切な処置を行う。抹消循環不全、頻脈、血圧低下、動悸、不整脈がときにあらわれることがあるので、増量は徐々におこなうなど慎重に投与する。ときに心電図異常があらわれることがあるので、心電図に異常が現れた場合には投与を中止するなど適切な処置を行う。ときに肝障害があらわれることがあるので、肝機能異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行う。また、BUN及びクレアチニンの上昇、CPKの上昇、トリグリセライドの上昇がときにみられる。プロラクチン上昇に起因すると推定される月経異常、ときに乳汁分泌があらわれることがあり、内分泌異常について注意を払う必要がある。 (続く) |

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