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不覚である。 ここのところ仕事をしまくっていたため寝坊。 金曜日に真夜中に仕事を終えた後そのまま食事に行き明け方帰宅。起きたら11時過ぎ。 慌ててシャワーを浴びて、コーヒー飲んで会場に向かう。 着いたのが13時05分。 一般的には多少遅れて開演するのだけれど、マチネということもあってかどうやら時間ぴったりに開演したらしい。 ということで呆然としつつモニターを見つめるところからスタート。
出だしのPDDとクダーノフのソロをモニターで観たのみ。うぅ、、、。 ここからようやく会場に入れてもらえる。 但し座席には行けないのでこの後一幕が終わるまで最後列で立ちぼうけで観ることになるのである。自業自得とは言えつらい、、、。
元マリインスキー、一旦ベルリンに行ったのだけれどマリインスキーには戻らずボリショイに行ってしまったシュピレフスキー。以前「マラーホフの贈り物」でゼミョーノワと踊ったのが直近の記憶。それから考えると身のこなしがずいぶんとスマートになったように見受けられる。しかしこのコンテの作品はリフトばかりで彼の踊りが今どうなっているのかあまり見られず残念。白のシャツに黒のパンツという当たり前の恰好なのだけれど2メートル近い長身でハンサムな彼が着るとモデルが舞台で踊っているみたい。 コバヒーゼがシュピレフスキーに全く見劣りしないということは彼女の身長も相当高いのだろう。顔が物凄く小さくバランスのいい美人のダンサーだと思ったけれど、そんな長身ではなかなか役に恵まれないかもしれないですね。残念ながらシュピレフスキーの成長を追いすぎてコバヒーゼは印象薄。
この場面をガラでやるのはなかなかないので新鮮。 ベールをまとって現れたカプツォーワをマリインスキーからボリショイに移籍したメルクーリエフがサポート。 ベールを脱ぐとあらびっくり。くるくるパーマにスカーフを巻いた洗濯おばさんみたいな頭が現れる。あとでパンフレットを見るとサラサラのヘアの可愛いカプツォーワ。なんであんなへんてこりんな鬘をつけたんだか、、、。 それはまぁ置いといて(でもヴィジュアルも重要)、カプツォーワが足を横に200度開いたところをふわりと持ち上げるメルクーリエフのサポート、二人のタイミングが絶妙でなかなか良かった。 しかしそうは言ってもガラで踊るには地味な演目だった。
ルンキナだと最初わからなかったが遠くから観る舞台上でのそのポール・ド・ブラの美しさに感嘆。幻想的なライティングの中に浮かび上がるジゼルは精霊そのものだった。 なにしろその動きの一つ一つがゆっくりと宙で魂がないかのように弧をなぞり、ルンキナの白いドレスとそれをまとう身体だけが舞台の中央にぽっかり浮かんでいるみたいなのだ。 それを更に美しく見せるスクヴォルツォフのリフトやサポートもしっかりと影で安定していた。 ルンキナの「ジゼル」全幕観たいなー。
セルゲイ・フィーリンは相変わらず超ノーブル。正統で素晴らしい技術の持ち主というのに加え容姿端麗高身長。王子の中の王子でありながらロシア人らしいタフな役もこなせる。なのに決して前に出ず常に誠実に踊っているその姿がいつも素晴らしい。 アレクサンドロワは嫌いではない、ただ身体が大きいのに比例して顔が大きくて恐竜っぽい(アレクサンドロザウルス)のが玉に瑕なのだがやはり素晴らしい。彼女は技術も安定しているし踊りもダイナミックで華やか。 とにかく二人とも細かいパの見せ場が多いのだけれど、ラストのPDDで二人横に並んで華麗な足捌きを見せるところは溜息もの。
卓越したバネと技術を持つこのお二人にぴったりの作品。 ワシーリエフのアクロバティックなジャンプも凄いんだけれど、オシポワのフェッテしないぶらぶら(じゃないんだけど)アントールナンも安定している。オシポワはシェネのときの顔がちょっと怖いんだけれど、彼女のキレがいいダンス大好き。フィニッシュのダイブも臆することなく思い切りがよく気持ちがいい。 若さ弾けた二人組みだった。 そうこうしつつ一幕終了。 ここでボリショイの出し物は終ったわけなんだけれど、でも全体的に何かが足りないんだな。 このまま終ってしまうと消化不良になりそうな感じ。いくら生オケと言ってもこんな感じでは22000円というのはちょっと高いんじゃないかい? ということで二幕、マリインスキーのレポに続く。 最近どうでもいいことばかり長々書く癖がつき文字数をオーバーしがちなので反省。
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